見出し画像

London Day4

11月15日 London Day4
ロンドン到着4日目.

帰国前日にして,ようやく丸一日ロンドン観光の日.
朝はいつもの曇り空.
前日からお腹の調子はなんともなので,
前日にスーパーで買ったオートミールヨーグルト的なやつと牛乳.
こう見えて牛乳大好き人間なんだけれど,こっちに来て初めて牛乳を飲んだ.
味はまあまあ.脂肪分高めなのかな?ちょっぴりまったりした味.

駅に向かっていると,こっちに来て初めて雨に降られた.
逆にこれまで降られなくてラッキーだったんだろうけど.
最初の目的地はKings Cross駅.

いちいち駅がでかい

あの9と3/4番線で有名な駅である.
中に入る前に,いつもの通りコーヒーを調達に行く.
イギリスは本当にカフェが多い.スタバはもちろんのこと,PRET,NERO,COSTA,とにかくどこにでもカフェがある.
大抵はLATTEにしておけば外れない.
今回見つけたのはBLACK SHEEPという,こちらではそこそこよく見かけるチェーン店
LATTEは外れないと言っておきながら,名前に釣られてブラックコーヒーを頼む.
注文はタッチパネル式で,
あとで呼び出す用に名前を入力するシステムになっている.
たぶん読めないよな,と思いながら自分の名前を入力する.
案の定,「つ」の発音を言いづらそうに名前を呼んでくれる.
気まずさよりも,がんばって呼んでくれようとしたことに感謝したくなって笑顔で返事をする.
空の大きなカップを渡される.
ブラックコーヒーは手前のケトルからセルフで入れるシステムらしかった.
入れ放題!と思ったけど,滞在4日目ともなれば冷静な頭を手に入れており,
半分そこそこでやめておく.

適量のコーヒーを片手に駅の中へ.
ロケ地とはいえ,普段は本当の駅として使われている場所.
あまり観光地感はなかった.
ネットで調べたところ,9と3/4番線の記念写真が撮れるところがあるはずなんだけど見つからない.
高いところから探そうと思って吹き抜けの2階に上がり駅を見下ろすと,

真ん中の左あたりの列になってるとこ

これは,なんというか,,,一人じゃ絶対無理.
ただでさえ駅の雑踏の中にあって,
コロナの影響か観光客も少なくて,
おまけに従業員さんが2人もいて,
写真を撮ってくれる人と,
ハリポタのマフラーをつけてくれて風になびいてる感じで持ってくれる人がいるというなんともサービス精神旺盛なスポット.
こんなところに一人で立ち向かうのは,魔法をかけられても無理だった.

遠目に知らない人をパシャリして早々に立ち去る.

こんな感じで晒される

Kings Cross駅の隣には,British Libraryがある.
無料とは思えないほど貴重な文書がたくさん保管されていて,

建物の真ん中の柱には,昔王族が所有していたという貯蔵書がいかにもな威厳を放っている.
それを取り囲むように自習用のテーブルがあって,
誰でも使えるようになっている.
試しに座ってみたけど,
自習するような教材も持ってないので奥へ進む.

少し歩くと展示コーナーがある.
ここにマグナカルタの写本が置いてある.
マグナカルタが出されたのが1215年
およそ800年前の文書が今も残っていて,
それが無料の図書館の一角に置いてあるとは贅沢な話だ.
でもきっと冷静に考えれば日本も古い書物とか残っていて,
それこそ鎌倉時代とか.
そういうの考えると日本の博物館ももう少し楽しめるかも.
今度行ってみようという気になる

こんな貴重なもの手軽に置いてあっていいのだろうか

※数百年前の文書が残っているって聞くと,そこまでには数十世代が入れ替わっていて(例えば800年なら800/25=32世代くらい)って考えると,やはり自分が生きている世代なんてほんの一瞬で,この一瞬を大切に生きるなら嫌なものは嫌と言えばいいし,くだらないことに時間を浪費しているのは勿体無いんだなと浅い感想を思う次第である.

そんな歴史にロマンを馳せながら,
さらにロマンを感じられる地,British Museumへ.

ここはナイトミュージアム3の舞台である.行きの飛行機で予習した.
事前に予約してるので大丈夫だろうと思って入り口に向かっていると,
途中から外周に沿って長蛇の列が.
時間予約は流石に別の列があるだろう,
とおそるおそる入り口へ向かうと,
さっきの長蛇の列が唯一の入り口だったようだ.
なんで予約したのにこんなに並ぶんだ.
迷ったけどさすがに勿体無いので,意を決して並ぶ.

めっちゃ並んでた

並んでみると意外と早い.
途中から予約専用のルートがあり(どうやら途中までは予約も一般も同じルートだったからこんなに列ができていたようだった),
さらに早くなった(時間予約の証明どこにも確認されなかったんだけどもしかして予約せんでもいけたか?).

ひとまず今回の目当てであるRosetta Stoneの元へ.
ネットで調べるとRosetta Stoneは常設展示のようなので,その場所へ向かう.
しかしどこにも見当たらない.
案内にRosetta Stoneはここ,と書いてある場所に行くも,
人だかりもなければそんな石はどこにもなかった.
よくよくみて見ると隣の展示の横にRosetta Stoneの文字が見えた.
よくよく読んでみると,どうやらRosetta Stoneは現在特別展示の一員になっているそうで.
拝むには別料金が必要とのこと.なんてこった.
背に腹はかえられぬのでやむなし課金により謁見の権利を獲得する.

特別展示はHieroglyphのSpecial Exhibitionというやつらしく,
入ると早速象形文字がお出迎えしてくれる.
これでsky?
これでto love?


など,色々面白かった.昔の人の発想が不思議(というかそんな昔からloveって概念はあったんだなと).
はやる気持ちでRosetta Stoneへ.

ほんとに数千年前のものなのか疑いたくなる

おおおおおおお,
数千年前に作ったものがこんなにも残るなんて,,,,,,
やはり見てよかった.
何回も見て,何枚も写真撮った(じゃまだったろうなごめんなさい).
石ってすっごいな死ぬ前になんか石に彫っとこうかなとかしょうもない感想を思う.
行ってよかった.


ついでといっちゃなんだけど,大英博物館には本物のモアイ像もいる
これはこれで貴重.
イースター島なんて行こうと思ったら老後じゃないと行けないような場所.
でも実はこれ,昔に勝手に持ってきて王様に献上されて,返してくれと言われているらしい.
kodakでぱしゃっとこ.

KODAKだと暗すぎたのでiPhoneの画像

なかなか雨はやまないけど時間もないので移動.
また地下鉄に乗る
相変わらず車内はせまくて,向かいの人と足がぶつかりそうになる.
そんな状況にも慣れたもんで,スマホいじりながら過ごしてたら,
急に向かいのカップルに声かけられた.


「兄ちゃん,そのコート左右で色が違うのかい?」

この旅では,UNITED TOKYOの,左右で色の違うロングコートを着ていたのだ.
色が違うとはいえ,よく見ないとほとんどわかんないような違いで,
自己満足のために着ているようなコートだったので,
気づいてくれたあんちゃんはすごい.
そうだよーと答えたら,どこのやつ?と彼女.
日本だよーって言って,なるほどねえいいねえとか言いながらサッて,降りる駅で降りていった.
ふわふわした気持ちになりながら地下鉄を降りる.


ちなみにこんなコート.右側が黒で左側が紺
あんちゃん良くぞ気づいた

お腹が空いてきたころにたどり着いたのが

突然のフィルムカメラ


Borough Marketである.
予想外にクリスマスの装飾になっていてテンションが上がる.
元々リサーチしていたチーズのお店,チーズ好きとして大変楽しみにしていたのだけれど,その日はまさかの休業日.
いつまでもしょげてられないので,近くのお店でLight Meal頼んだ
(まだお腹は万全じゃなかったので)

全然Lightじゃない!
メガマックより大きいバーガーに巨大ソーセージと大量のポテトのダイレクトアタックだった.

失ったライフポイントを取り戻すために次なる目的地へ

雨が上がった


St. Paul's Cathedralという場所.
あまり詳細は知らないのだけれど,なんとなくヨーロッパに行ったらこういう大聖堂を見ておきたくなる.
しかも上に登るには500段の階段を登るしか手段はない.
メガメガマックを消費するにはうってつけと言わんばかりにいそいそと登る.

大聖堂にありがちな階段


道中で遠足の子供達に出くわす.みんな元気すぎ.
遠足でこんなところに来れるなんて羨ましいこちとらリトルワールドやぞ.

帰国前日ともなると込み上げてくるものがあった

上に登るとここでも晴れ男を発揮して,綺麗な街並みを見下ろす.
いいなあ定期的にこんな景色みたいなあ京都住んでたときの清水寺みたいな感じでちょくちょく来たいなあとか思ってみる.

上から見えた景色に釣られ,タワーブリッジに向かってテムズ川沿いを歩く.

なんというか,ただ海外が好きってだけじゃなくて,
ロンドンも,京都も個人的にはそうだと思ってるんだけど,
なんというか,文化・伝統と暮らしが融合してるような,
非日常と日常が融合していて,いつでも非日常と日常の境界を感じられる,
そういう街が好きかもしれない.
その点では名古屋は日常に寄りすぎてるかな.
そういうことみたいだ.

生活のど真ん中にこんな橋がある生活

ふわふわとそろそろと最後の晩餐へ向かう.
この日だけ唯一,晩ごはんを決めていて,レストランを予約していた.


それがこのBRATというお店.
これもPhilのグルメ旅で紹介されていたお店だったんだけど,
料理がどれも美味しそうで,でもなかなか予約が取れなくて,
ロンドン行きを決めてから何度も予約をチェックしてたけどずっと
満席だった.
それが出発3日前になって空席ができていて,すぐさま予約した.
のでとても楽しみにしていた晩餐なのである.


どこの国でもとりあえずビールから


おひとり様でも楽しめるカウンター席があってそこに座る.
こっちに来てからちゃんとしたレストランは初めてだった.
最初はとっても緊張して,ドギマギしてたけど,
やはりお酒が入るとテンションも上がる.
そして何より料理がどれも美味しくてさらにテンションアップ.
となりのお兄ちゃんイケメンで優しくて話かけられて仲良くなったり,
ミスオーダーで料理が運ばれてきて,間違えたけどよかったらFreeでどうぞって.
色々嬉しくて楽しくなっちゃって,料理におすすめのワインも色々テイスティングさせてもらったり,素敵なひとときでした.

このアンチョビののったパンがマジで美味かった


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?