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自転車のある暮らしが戻ってきた

2017年、貰い事故で左鎖骨を折る重傷を負ってトライアスロンを諦める。

翌年、チタン摘出の手術後、半年だけお付き合いした方の希望で自身の競技車と同じTREKのEmondaを購入し何度か一緒に走る。

その翌年、お別れしたのでその後は自転車を2台とも処分。

その後、流行り似非病の流布で窮屈な生活を強いられる。

下火になった昨年、新興ブランドの非常にデザインの綺麗な自転車CATAPULTを知り購入。直後リコールがかかって回収。

CATAPULT購入の際に自転車保険を兼ねて加入した損害保険は自転車に限らず補償があって解約はしていなかったので、先月保険屋さんと更新するかしないかの話をした際に、また自転車に乗りたいと思うようになってきた。

「小さい自転車に乗りたい」という気持ちから前回はCATAPULTを選択したのだけど20インチでは思っていた以上に大きく重たかった。そうなると選択肢は14インチのDAHONに限られてくる。

音が嫌いなので、リアディレーラーの微妙にチェーンが替わりきらない間がストレスでしかない。シングルスピードの自転車ならその心配はないので、Dove Plusをと思っていた。

調べているとDAHONの2024年モデル展示会の様子を見つける。

DAHON K1

K3のフレーム形状のままシングルギアになっているもので、正に理想的なデザインなのだけど発売が来年2月。多分国内供給はもっと先になると思う。

そんな風にK1のフレーム形状を見ていると、Dove Plusのフレーム形状に納得がいかなくなる。そうなると現行のK3を購入して、K1が供給され始めるまで様子を見る考えに至る。

インターネットで購入したCATAPULTを除いて、毎回お世話になっている隣町の自転車屋さんに金曜日のお昼に相談すると在庫ありとのこと。夕方お店に行こうとすると大雨になり、雨を避けて翌日伺う旨を連絡。

そして今日(10月21日)

別件の用事を済ませて自転車屋さんへ向かう途中で大雨に遭遇。街路樹の大木の下で雨が止むのを待つことに。
この間に、この雨は
「自転車は止めておきなさい」なのか
「自転車に戻ることへの露払い(浄化)」なのか
判断を迫られることに。

近鉄の駅に戻ってもどうせ雨に打たれるなら、後者だろうと歩みを進める。

お店に入ると既にK3が用意されていて、防犯登録と支払い、操作説明を受けてものの数分で受け取ることに。久しぶりだったので、社長と少し世間話をさせていただいて、K3を受け取って帰ろうとすると

また雨

待っていてもキリがないので、お礼を言って走り始めることに。

試乗はしていなかったけれど、14インチだということを感じさせない進み具合。ただ、しばらく自転車に乗っていなかったので52丁は流石に重たい。

秋篠川沿いに北上して奈良市に入ると、雨は降ってなく空は所々晴れ間が見えた。自転車に跨りながら薬師寺の五重塔を眺めたり、唐招提寺の正面門の近くまで行ってみたり。

楽しい

そう。多分こういう乗り方がしたかった。
「やっぱり自身は自転車が好きなんだな。」って。

K3で秋篠川の堤防を走っているときに空気が変わったのが判った。

帰宅してペタペタ貼ってあった、操作時の注意や販売元なんかの不要なシール、標準装備の保安器具を取り払って、手持ちのものに交換。

少し休んでから、朱雀門の明かりが消える前に写真を撮ってきた。

朱雀門前広場(天平祭秋「みつきうまし祭り」開催中)

YouTubeの「自転車屋ベロキッチンちゃんねる」を観ているととても参考になるしとっても面白。K3に気持ちが向いたからここにも繋がったし、これからもっといろんなことにK3が繋げていってくれるんだと思う。

自転車のある暮らしが戻ってきた。


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