なぜベビー用品は高いのか

出産を経験したご家族の人だけ感じる疑問。
今まで人生に関わってこなかった、突如現れるブランドの数々と意外と値の張る金額に驚いたことはないでしょうか。

私はびっくりしました。
そこで、なぜベビー用品は高くても買われるのか、どんなブランドがあるのかを調べてみました。

ベビー用品ブランドの勢力図

勢力図としてはアップリカ、コンビの2強による寡占状態(これは公正取引委員会でも問題視され2019年5月に勧告を受けている)に欧米のインポートものが富裕層向けに参入している形になっています。
参考:ベビーカー市場の現状とインポートもの「マクラーレン」の参入についてまとめられています。10年前の記事ですが、わかりやすくそして現状もそんなに参入のしにくさや購買手段は変わっていないと思います。

当時(※2003年)、ベビーカー市場は国産大手ブランド、コンビとアップリカがシェアを二分する寡占状態が続いており、赤ちゃん本舗や西松屋などベビー関連を取り扱うディスカウントストアに出向いてこの2社から選ぶのが購買の主流だった。新規参入の壁となっていたのは業界内の品質基準(SG規格)。意外なことに、ベビーカーは法律による規制が存在せず、(財)製品安全協会が安全性品質に関する認定基準を定めている。日本特有の生活環境に合わせた安全性という意味では保障されたものだが、裏返せば海外からの参入の盾となっているのも事実。「重いベビーカーは売れない」「メッシュは絶対に売れない」という業界の定説もあり、海外ブランドは蚊帳の外だったのだ。

ベビー用品の入り口はベビーカー? 

理由として大きなものはブランドロゴ。
ママ達は機能性、安全性のほかにブランド性でベビーカーを選びます。機能性や安全性はどこもレベルを満たしていて、重さや色は好みの問題となると、、、あとはブランドや形になります。
ほら、ベビーカーと抱っこ紐が一番身につけているしブランドロゴが見える位置にありますよね。

とは言っても、ベビーカーを眺めててもどれも同じで何を選んでいいのか分からない!となります。さらにママになりたてのころはベビーブランドなんて分からないので、ベビーカー売り場に並んでいるブランドとプレママ雑誌で学んでいきます。

だから、ベビーカーや抱っこひもで有名にならないと室内で使われる他のベビー用品も認知されにくい。知らないブランドよりは知っているブランドの方が安心感ありますよね?ベビーカーで名が知られれば同ブランドで揃えてくれることもあるのです。

現在ベビーカーメーカーは、国内メーカーでは

アップリカ、コンビの二強以外に
グレコ

ピジョン

エアバギー

リッチェル

が人気です。

またインポートメーカーでは

bugaboo(オランダ)

BABYZEN yoyo+(フランス)

cybex(ドイツ)

gb(中国&アメリカ)

MACLAREN(イギリス)

Inglesina(イタリア)

などがあります。

最後に

冒頭の記事にもあったように、公正取引委員会より排除措置命令が取られたことにより今後二強の値下げやそれにより他のブランドも価格の見直しが行われていくと思います。今後は新しいブランドも国内外で生まれて「ベビー用品は謎に高い」と言われなくなるかもしれません。
しかし、この一見高額なベビー用品には無力な赤ちゃんを守るために必要な安全性や機能性、心地よさを研究されており、素材や製法にまでこだわり抜かれたベビー用品メーカーの方々の努力を感じずにはいられません。

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