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FGO可能性考察​─コヤンスカヤ編─

どうもこんにちは、こんばんは、おはようございます。
FGO考察をしております刹那と申すものです。詳しくはツイッターをご覧ください↓

 今回はもうすぐ期間限定イベントが始まるタマモヴィッチ・コヤンスカヤについての考察です。なんかサムネイルでもありますが妙に女神みたいな顔をCMで晒しているのが不穏オブ不穏で怖くてたまりません。

 さて、考察の議題はこちら。
「タマモヴィッチ・コヤンスカヤの発生源とは?」です。
 昨今考察が活発化し、色々と正体を考える方が増えてきたので私もその
ビックウェーブに乗ろうと思います!

※諸注意※
引用文献に「TYPE-MOON wiki」や「Wikipedia」が含まれます。
また、FGO本編全てのネタバレ、Fate/EXTRA-CCCのネタバレも含まれます。
ご了承の上、お進みください。






では、始まります。

タマモヴィッチ・コヤンスカヤとは

まずはコヤンスカヤについて、改めて復習しよう。

人物
 有能な秘書感を漂わせているものの本性は残忍非情な模様。趣味は人間の剥製を作って飾る事。
 「必需品の値段を釣り上げることで、自分では狩猟ができないヤガ達を唆して金の奪い合いをさせる」という行為を行う、灰かぶり姫の姉たちによる虐めから始まるところは最高と評し最後に因果応報で勝利する部分には虫唾が走る、北欧異聞帯の愛多き状況を趣味と真逆と言う、「憐れなニンゲン三名と残り滓のペット一匹が氷雪の城から脱出するのを見逃す代わりに5000兆QPを請求し、無いのだったら断末魔の悲鳴で代引きする」など、非常に悪趣味。
 そして、中国異聞帯でフルネームがタマモヴィッチ・コヤンスカヤと判明する。
始皇帝からは妲己と呼ばれ、芥ヒナコからは「貴方と同じ女狐が大嫌い」「どんな流転をしたのかは知らないが今回は随分と回りくどい顕現」と言われている。
                          [TYPE-MOON wiki より引用]
略歴
 『序/2017年』ゴルドルフの護衛としてカルデアにやってきたNFFサービスの秘書。だが実はカルデアの制圧、凍結をするために取り入っていた。
 『無限氷焔世紀ゲッテルデメルング』ではスカサハ=スカディの城に滞在しており、オフェリアと対話している。ロシア異聞帯での「また会いに来てあげる」という約束通り城から脱出しようとする主人公たちの前に現れ、巨人達を嗾けて妨害した。その後は特に何もせずに鑑賞していた。最終的にスルトの復活とオフェリアの顛末を見届けて北欧異聞帯から撤退した。
 『人智統合真国 シン』では、自分のプレゼントを律儀に身につけていたゴルドルフ・ムジークの縁を使って彷徨海に侵入、主人公宛の毒入りケーキで主人公の毒殺を試みるも、ゴルドルフが先に見つけて半分食べてしまったため予定が狂い、解毒の見込みが唯一ある中国異聞帯に先んじて移動。これまで同様傍観者の姿勢をとるが、途中で始皇帝に敵視されてしまい、捕縛され力を削ぐための拷問を受ける。程なくして、同じ場所に収容されたカルデア職員を救出するために現れた主人公らによって解毒と引き換えに救出され、「敵の敵は味方」理論によりまさかのカルデアとの共闘体制となった。最終的には自身の安全優先で雲隠れしたものの、こっそりシャドウ・ボーダーに侵入して不足分の解毒薬[注 2]を置いていく形で約束は果たした。
 ギリシャ異聞帯では、オリュンポスへ侵入した後、先に潜入していた汎人類史の英霊たちの残したシステム『破神同盟』と共に機神の撃破を続けるカルデアの前に姿を現す。同行していたホームズが改めて直接会話の機会を得たため、これまでの行動からコヤンスカヤの正体を推理し、「お前の正体はビーストである」と結論を出す。その推論自体は的中だったが、コヤンスカヤは異星の神との契約の一環で「自分から正体を明かしてはいけない」という制約を課せられていたが、ホームズが正体を言い当ててしまったがためにこの制約を抜ける事ができ、『愛玩の獣』として正体を現して襲い掛かる。カルデア一行とひとしきり戦闘した後は、「窮屈な姿で溜まった"凝り"がほぐれた」と言ってまた姿を消した。
                          [TYPE-MOON wikiより引用]

 以上が、彼女についてのざっくりとした纏めとなる。これはあくまでも敵同士の時の情報であることは念頭に入れねばならない。ついでに、彼女の「会社」についても述べる。

NFFサービス
2017年6月頃から活動し始めたロシアのPMC。NFFとは、「ナイン・フォックス・ファウンデーション」の略称である。
                          [TYPE-MOON wikiより引用]

可能性考察​─コヤンスカヤの発生源玉藻の前のセンチネル説─

 さて、では彼女の発生源についてだが説としては様々ある。
玉藻の前の切り落とした尾が成長し獣になった説
玉藻の前と冠位時間神殿で議論を交わした魔神柱との合いの子説などなど。

 今回私が挙げる説は「玉藻の前のセンチネルから分離した説」だ。
 何故、このような説が思いついたのか。前回の考察(というか推察)で考えた時に閃いたものであるが、こと根底にあるのはホゲキヨ氏が着目した、NFFサービスの活動時期にある

 先ほども引用したように、NFFサービスは2017年6月から活動が始まっているこの時期前後にカルデアで起こった事象が「深海電脳楽土SE.RA.PH」である。その事実から、ホゲキヨ氏は魔神柱と玉藻の前との接触があったのでは?と冠位時間神殿を振り返って考察されていた。
 しかし、私はここから別の解答を見出した。この時の殺生院キアラの地球と同一化するクソみたいな計画の裏で、暗躍していた人物がいる

そう、それこそが「BB/GO」。キアラからサルベージされた方のBBである
彼女が本編後に行ったことを覚えているだろうか。

そう、共にレイシフトしたはずの「玉藻の前」「ネロ・クラウディウス」「エミヤ」のセンチネル化である。このセンチネル、「Fate/EXTRA-CCC」をやっていないとイマイチ役割がわからないと思うので、意味を引っ張ってきつつ解説する。

センチネル
 BBによって改造されたサクラ迷宮の術士。各階層のメインコアであり、迷宮そのもの。良質な魔術回路と“心”を持つ少女にしか務まらないため、攻性プログラムのように量産は出来ない。迷宮を変革させるためには高度な演算能力が必要とされる。
 センチネル化の際、外付け端末としてBBの意識を差し込まれるため、多少なりとも性格が歪んでしまうらしい。多分。恐らく。凛とラニの名誉の為にとりあえずそう言っておきたいとのこと。
 センチネルとなった少女は霊子核である魂を迷宮の核コアとして封印され、五感全てを迷宮の増築材料として使用される。迷宮の構造を変えたりトラップを増やしたりするのはセンチネルにとっても苦痛を伴う行為。また、大我は核となって封じられるが、小我というそれぞれ独立した趣味・嗜好の人格は『欲身エゴ』と呼ばれる分身となり、それぞれ担当する迷宮内の管理人となる
 マスターからは遠坂凛 (EXTRA)、ラニ=Ⅷ、ジナコ=カリギリが犠牲となり、センチネル化した。凛とラニは迷宮を変革させるのに必要な演算の基準値を満たしていたが、ジナコは基準値を満たしていなかったため、彼女の迷宮は作りが簡素になったいる。
                          [TYPE-MOON wikiより引用]

 この「センチネル」というものは、「Fate/EXTRA-CCC」本編においてBBがムーンセル中枢に行くための足場、「迷宮」を構成する「核」のことを指す。彼女らが「衛士」と呼称されるのは、「迷宮」そのものが彼女ら「センチネル」の「内部」であるため。内部を守るために「衛士」と呼ばれる。この時核となる「大我」すなわち社会的な人格は封じられ、代わりに「小我」(個人的、内面的な自我。人格)が分身となり動いている
 ラニ=Ⅷや遠坂凛(EXTRA)はそれぞれ隠していた趣味趣向を「欲身エゴ」として分離させ迷宮内で活動していた。彼女ら「センチネル」で構成された迷宮は三階層構造であり、それぞれの階層で「欲身エゴ」がそれぞれ対応する「SG」(隠された秘密や趣向、または主張したい事)を元に思考が形成されていた

 この事例を踏まえると「Fate/EXTRA-CCC」が下地となっている「電脳深海楽土SE.RA.PH」はこの設定に準拠している可能性がある

「他のセンチネル化したサーヴァントらにこんな「欲身エゴ」とかいう存在はいなかっただろ!」

 と思った方。「Fate/EXTRA-CCC」、玉藻の前ルートを思い出して欲しい。彼女のルートで彼女には尾を分裂させた前科がある。実際コラボイベント「深海電脳楽土SE.RA.PH」では彼女の分裂した尾の1人、「タマモキャット」が登場している。
 こうして考えれば、彼女の霊基は「SE.RA.PH」と繋がった時点で不安定であったとも言えるだろう

 また、この考察を適応させるとひとつの謎が解決する。それは「光のコヤンスカヤのマイルームボイスの謎」だ。

「玉藻の前様……でございますか?確かに私のコピー元、オリジナルにあたる神霊です。ですが、私はあくまで、彼女の影。玉藻の前様が自ら切り落とした尾とは違うものです。感覚的に言うと、私は別の世界の玉藻の前……異世界転生した玉藻の前……とお考えください」
                            [FGOゲーム本編より引用]

 この「コピー元」発言や「異世界転生した玉藻の前」、「玉藻の前の影」という発言の理由が明確になるのである。
 「センチネル化」に伴う「欲身エゴ」はそれぞれ対応した「内面性」に順じた振る舞いをすることは前述の通り。では玉藻の前にそのような「SG」があったか確認してみよう。

[Fate/EXTRA-CCC 玉藻の前SG3より引用]

 これは玉藻の前の「SG3」についての一部分を抜粋した画像。
 これをこの仮説に当てはめ、解釈するとするならば、
「光り輝く太陽」が「天照大神の分身、玉藻の前」となり、
「水によって反射する太陽の光」こそが、「タマモヴィッチ・コヤンスカヤ」となるのではないだろうか。
 あくまでも「玉藻の前の秘された正体・本性」であるが故に、「切り離された尾とは違う」と述べているのではないだろうか。

終わりに

 まさか2012年発売のPSPのゲームにまで遡るハメになるとは思っていなかった。前回の「安倍晴明編③」回よりも圧倒的に字数が多いのである。何で???
 PSPに遡り、SGを読んでみたが、まさか菌糸類先生はここまで考えてCCCコラボシナリオを書いていたのだろうか……恐るべし菌糸類。
 
 コヤンスカヤの期間限定イベントは12月22日から。皆もアヴァロンクリアしてレイドに参戦しような!

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