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2024年3月の日記「推しが武道館に行ってくれたから死ねない」


今回書いた話のこと(本編には触れない)

サイトを運営していたときは話を書く度にあとがきを書いていたが、SNSとPixiv公開オンリーになってからは執筆時に流していた曲を載せるに留まり、頒布する本にも自我を一切出さなくなったので、自分の書いた話をする機会が本当になくなった。それは、「語りたいことがあるなら本編中で語ろうぜ!殴ろうぜ!読者に伝わらないなら執筆者の力量不足」というポリシーから来ている。自分ルールでしかないので偉そうなことは言えないんだけど。

だけど今回書いた千切くんの話「頑固な油汚れを洗い流しましょう③」で、転機となることがあったので綴っておこうと思う。本編に関することは一つも出てこないので、全然読み飛ばしてよきです。以下興味があれば。

長らく、社会人夢主で仕事疲れをテーマにした話を書くとき、自分の中でこれはいいのだろうかと葛藤することがあった。
それは、疲れ切った夢主をキャラが癒そうとすると、どうしても介護になったり一方的によしよししてもらう形になったりして、女性側に都合のいい展開になってしまうということだった。
お前夢小説を書いておいて今更なにを!みたいなお叱りがあるかもだけど、私なりにずっと対等な人間関係を書いてきたつもりではあったので、そうなるとどうしてもキャラに一方的に夢主の負の感情を押しつける、そのことによって依存関係に陥りやすいことが気がかりだった。夢主をよしよしするための道具にしてるんじゃないかと。
だけど今回、「キャラに夢主が自分で立ち上がるための補助をさせる」ことで、依存関係にさせることなく、キャラを冷徹にすることなく、できる限り対等な関係を崩さずにいられたんじゃないかと、自分ではかなり気に入っている。
相手に依存させて不健全な関係性を書きたいときもあるからその場合はいいのだけど、今回みたいな社会人と高校生というセンシティブな立場だとそうするのが難しく、作風的にも日常の地続きで書いているのでそこだけファンタジーにするのも難しいだろうなと悩んでいた。なので今回出したものは一つの解として、これから書いていく話の指標にもなりそうな予感がしている。先生と生徒とかにも応用できそう。

創作なんて自分で褒めてなんぼなので、この場で目一杯褒めておこうと思う。いいぞ!もっと書け!依存関係の話も書くと尚更よし!

推しが武道館に行った話

推しが、オーイシマサヨシが武道館でワンマンライブをした。泣いた。

数々のアニメ主題歌を担当していて、アニメを見ていたら避けては通れない存在といっても過言ではないオーイシさんを知ったのは月刊少女野崎くんのOP(2014年)から。かれこれ十年くらいになるらしい。時の流れこわ。

はじめてライブを観て、ファンクラブに入ったのは3年前。
2021年1月5日、丁度コロナ禍真っ只中で、オーイシさんの誕生日に行われたオンラインワンマンライブ「世界が君を必要とする時が来たんだ」がきっかけだった。
#オーイシ1000円というハッシュタグがバズり、配信チケット1000円という破格のトンデモ価格で決行するということで便乗してみた。のだけど、ライブが本当によくて、その後速攻ファンクラブに入会した。そのくらい、この時感じていた鬱憤をぜんぶ晴らしてくれるようなライブだったのを今でも覚えている。タイトル通り、オーイシさんはヒーローだった。今でもヒーローだけどね。

この後徐々に集客制限が緩和していき、有観客でのライブができるようになってから日程が合えばライブに行った。オーイシさんの遠い親戚(という設定)の大石昌良さんのライブにも何度も行った。
オーイシさん(大石さん)の曲は悲しみをふっ飛ばしてくれたり、寄り添ってくれたりするものが多いので、行く度に元気をもらって生きがいにまでなっていた。

そしてそんなオーイシさんが夢として掲げていたのが「武道館に行く」だった。
2023年3月25日、オーイシマサヨシのワンマンライブが開催された。そのライブの中、エンターテイナーという曲中で「日本武道館ワンマン開催決定」という発表がされたのだった。
オーイシマサヨシとして活動10周年というおめでたい区切りに念願の武道館ワンマン決定。こんなの泣かないオタクいる?私も周りのオタクも皆泣いてた。わかる。なんなら良かったねぇと言い合いたかったけど流石にキモすぎてやめた。ギリ理性が勝った。

武道館か~いや本当に武道館?と疑心暗鬼になりながらも着実にその日は近づいていた。さらに2023年、諸事情でなかなかライブに行くことができず、武道館ライブにすべてを懸けていた2024年3月2日。遂にその時がきた。

1曲目はエンターテイナー。そう、1年前武道館ライブを発表したときの曲だ。
武道館ライブを知らせる曲で武道館ライブをはじめる。粋だ。
しかも、歌詞中に「1万を超える人が手を叩き大声を上げる」という歌詞がある。なんてこった。本当にその通りにしてしまうのだから、オーイシさんは本当にエンターテイナーだ。ああ、本当に夢を叶えたんだという実感がじわじわ湧いてきて、視界が歪んだ。隣の人も泣いてた。わかる、わかるよ。

セトリはまじでまじで良すぎた。オーイシさんの10年の集大成という感じで、言いたいことが山ほどある。
グリッドマン3曲やってくれて嬉しすぎるとか、サインはBは不意打ちすぎるだろとか、英雄の歌と楽園都市あるのよすぎるとか、枕男子の途中で大石さんのトライアングル入る流れヤバすぎだろとか、やっぱドラゴンエネルギーは熱すぎるとか、君じゃなきゃダメみたいとようこそジャパリパークへはいいよなとか。uni-verseとジャパリパークの大合唱でガチ泣きしたとか、もう本当に言いたいことがいっぱいある。

でもオタクの世迷言なんかどーでもいい。
なにせ3月9日までアーカイブ配信があるのだから。御託はいいんだ。まず、観てくれ。なんと今回もオーイシ1000円なんだ。
しかも現地席だけだと今回赤字で、配信でいっぱい人が来てくれたから黒字になったという、本当にオタクのことを考えてくれている人のライブなんだ。だから、1000円+手数料、騙されたと思って私に賭けてくれ。外食1回分だから。頼む。まじで。

https://ponycanyon.zaiko.io/e/oishibudokan2024

それから最後に。2025年3月29日。オーイシ武道館Vol.2開催決定。本当にありがとう。
推しが武道館に行ったら死ぬかもと思ってたけど、死んでる余裕もなかった。武道館の次は武道館。次に行くぞ。


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