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#159 キャロルさんの奇跡講座レッスン

奇跡講座の最も初期からの学習者であり教師のひとりであるキャロル・ハウさんによる、ワークブックのレッスン講座の音声を、彼女のイキイキとした語り口にインスパイアされて翻訳を試みています💖お手元にワークブックを準備してお聞き(お読み)ください♪

※奇跡講座ワークブック編 中央アート出版社を参照しています。

キャロルさんの奇跡講座レッスン159

元の講義はこちら→ https://youtu.be/7b_t2uPKigg


ハロー皆さん、レッスン159にやってきました。昨日のレッスンの続きとなる内容です。昨日のテーマは、「受け取った通りに与えることを学ぶ」でした。今日のレッスンは、「私は自分が受け取った奇跡を与える」です。

奇跡とは知覚における変化のことでしたね。正しい心から、至るところに愛を見るのが奇跡です。愛が臨在するという認識です。さて、

「誰も自分が受け取っていないものを与えることはできない。何かを与えるためには、まずそれを自分のものとして所有していなければならない。この点では、天国の法則と世界の法則は一致している。」

天国とはもちろん、合一の状態を指します。

「しかし、両者が分岐するのもここである。
この世界では、何かを所有するにはそれを持ち続けていなければならないと信じられている。救済はそれとは違ったことを教える。与えることは、自分が既に受け取っていることを認識する方法である。それは、自分の持っているものが自分のものだと示す証拠である。
あなたは癒しを与える時、自分が癒されていることを理解する。赦すとき、自分自身の中で成就したものとして赦しを受け入れる。自分の兄弟を自分自身として認識する時、自分が全一であることを知覚する。」

あなたが兄弟を自分自身として認めるなら、あなたはワンネス、全体性を意識しているのであり、それは自分が全一であることと知るのと同じことなのです。

「あなたが与えることのできない奇跡は一つもない。あなたにはすべての奇跡が与えられているからである。」

私たちには、全てを愛として見ることのできる能力が与えられています。奇跡とは愛の臨在を認識する能力だと、先ほどお伝えした通りです。

「今、奇跡が置かれているあなたの心の倉庫を開き、それらを与え放つことにより、今、それら受け取りなさい。」

私が体験したいのは、この知覚の変化です。あらゆるものが愛すべきものだと知っている部分が、すでに私たちの心の中には存在しています。私たちはそれを探したり、開発したり、どこからか持ってくる必要はありません。それは既に備わっています。私たちはそれを忘れてしまって、それをどこか他の場所から掘り出さなければならないと思い込んでいます。或いはまだここに存在しないので、作り出さなければならないと考えています。それは間違いです。いい?

キリストのビジョンそのものが一つの奇跡である。」

単純に言いましょう。キリストのビジョンとは、愛を認識することです。

「それは、それ自体をはるかに超えたものからやってくる。それは永遠の愛(そして偏在する愛)を反映し、覆い隠されてはきたが、決して滅びぬ愛の再生を反映している。」

愛の再生と言っていますが、正しくは「愛の認識の再生」ですね。愛は死にませんから。

キリストのビジョンは天国を描き出す。」
ひとつになること、ワンネスを描き出します。

「それが見る世界は天国とあまりによく似ているので、神が完璧に創造したものを鏡のように映し出すからである。この世界が差し出している曇った鏡は、ただ無数の歪んだ形象の断片を見せるだけである。実相世界(あらゆるものに光を見る世界)は天国の無垢性(ワンネス)を描き出す。

キリストのビジョンは奇跡であり、その中ですべての奇跡が誕生する。キリストのビジョン(すべてを愛と見ること)はすべての奇跡の源であり、あなたが与えるどの奇跡にも留まり、かつあなたのものでもあり続ける。それは与える者と受け取る者を一つに結びつけている絆であり、彼らは天においてひとつであるのと同じように、地においても延長の中でひとつである。」

〈延長〉について説明しましょう。あなたが心の中にある何かを取り除こうとするとき、それを誰か他の人に投影します。外にそれを見れば、「もう自分には関係ない」と思えるんですね。延長というのは、あなたが保持していたいものを、他の人に贈り物として差し出すことです。この二つはまったく別のものです。投影と、延長の違いがわかりましたね?延長は常に、良いものを広げていくことです。

キリストは誰の中にもいかなる罪も見ない。そしてキリストの視覚には、罪なき者たちはひとつのものとして映る。彼らの聖性は、キリストキリスト自身から与えられたものである。

キリストのビジョンは二つの世界の間の架け橋である。そしてあなたは、この世界から、赦しによって神聖になった世界へと自分を運んでくれるものとして、安心してその力を頼みとすることができる。」

ブロックになっている不満や非難を手放すことによって神聖な世界へ運ばれます。

「ここでは非常に堅固に見えるものがら向こうの世界では単なる影にしか過ぎない。それらは時には忘れられてしまうほどに透けていて、微かにしか見えない影であり、その向こうで輝いている光を決して覆い隠すことは出来ない。ビジョンには聖性が回復されており、盲いた者も見えるようになる。」

盲いた者とは、私たちのことです。私たちは袋を被って歩き回っているようなもので、目の前にあるものが見えていないのです。

「これが聖霊のたったひとつの贈り物である。あなたの幸福に役立つあらゆるものを、完璧な確信を抱いてこの宝庫に求めることができる。全てのものは既にここに納められている。求めさえすれば、すべてを受け取ることができる。

ここでは扉に鍵がかけられるようなことはなく、誰一人として、どんなに些細な願い事についても、どんなに緊急な必要についても拒まれることはない。」

さて、よく聞いてください。

キリストのこの黄金の宝庫の中ですでに癒やされていない病気はなく、満たされない欠乏や必要もない。」

今私たちが自分を罪悪感に捧げているように、私たちが愛に自らを捧げるようになると、私たちはその宝庫がもたらされるのです。

「ここで、この世界が作り出された時に失われたものを思い出す。ここでそれが修復され、これまでとは異なる光の中で新しく作り替えられるからである。
罪の棲家(私たちはあまりにも罪悪感に苛まれているので、そこに隠れようとします)となるところだったものが、贖いの中心となり、慈悲の場となり、苦しんでいた者たちがそこで歓迎され、癒される。救済が待つこの新しい家から追い払われる者はいない。
そこには彼が知らない者は一人もいない。彼に求められる贈り物といえば歓迎を受け入れることだけであり、それ以外には誰からも何も要求されない。キリストのビジョンは、赦しの百合の花が根を張る神聖な大地である。」

赦しの百合の花とは、愛と慈愛のことを表現した、テキストに書かれてあるフレーズですね。

「ここがそれらの故郷である。その百合の花をそこから世界に持ち帰ることはできるが、それらはその痩せた浅い土壌では決して育たない。光と温かさと、キリストの慈愛がもたらす心のこもった世話が必要である。キリストのまなざしが持つ愛が必要である。」

このパラグラフで語られる百合の花とは、愛と慈愛の喩えであり、体験であり、それを与えることについて述べているのです。

「そしてそれらの花はキリストの使者となり、受け取った通りに与える者となる。
キリストの宝庫から取り出しなさい。そうすれば宝庫の中身はさらに増えるだろう。」

与えれは与えるほど増えるという法則です。

キリストの百合の花は、この世界に持ち帰られても、その故郷を離れることはない。その根はそこに残っている。」

私たちは、私たちの源から離れることはありません。愛は源を離れません。

「自らの源を離れることはなく、その恩恵を携えてきて、この世界を故郷の庭園のように変容させる。そしてさらなる芳香を漂わせてまたもとの庭園へと帰っていく。今や赦しの百合の花は二重に祝福されている。キリストから運んできたメッセージは届けられ、再びそれらの百合の花に戻された。そしてそれらは、そのメッセージを喜んでキリストのもとに戻す。

あなたが与えることが出来るように蓄えられている奇跡を見なさい。それはがあなたに与えると約束した贈り物である。その贈り物にわあなたは相応しくないだろうか。だから、神の子を裁いてはならない。」

神のクリエイション/被造物を裁いてはなりません。

「それよりも、神が定めた道を進みなさい。キリストは赦された世界の夢を夢見た。それがキリストの贈り物であり、それにより死が生へ、絶望が希望へと快く推移していく。一瞬の間、キリストと一緒に夢を見よう。キリストの夢は私たちを真理に目覚めさせてくれる。」

私たちの真実の姿、私たちは何であるのか、そしてどこにいるのかについて、目覚めさせてくれる。

「キリストのビジョンが、神の中で今も失われていない永遠の聖域へと戻っていく手段を、私たちに与えてくれる。」

永遠の聖域、それは神、つまり愛の中にある私たちの聖性です。

美しいレッスンですね。忘れずに、思い出し続けてくださいね。
私たちが探しているものはすべてここにある、ということを覚えておいてください。
邪魔になるのは私たちの不満・非難だけです。だから私たちはあらゆるものに愛を捧げ、延長し続けましょう。
そうすることで、これらすべての言葉が生命、本質、意味を持つようになるのです。

素晴らしい練習をしてください。
また明日会えるのを、楽しみにしています!
バ~イ♪



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