#132 キャロルさんの奇跡講座レッスン

奇跡講座の最も初期からの学習者であり教師のひとりであるキャロル・ハウさんによる、ワークブックのレッスン講座の音声を、彼女のイキイキとした語り口にインスパイアされて翻訳を試みています💖お手元にワークブックを準備してお聞き(お読み)ください♪

キャロルさんの奇跡講座レッスン132

元の講義はこちら→ https://youtu.be/6_TUp3FUwnE


ハロー親愛なる皆さん♪
レッスン132に戻ってきてくれて、嬉しいです。
「これまで『世界』だと思ってきたすべてのものから、私は世界を解き放つ。

レッスンはすぐさま、こう始まります。
「あなたの信念以外に何が、世界を鎖でつないでいるだろう?
そして、あなたの自己以外に何が、世界を救うことができるだろう。」

覚えていますね?思考と物事とは同じものです。

「信念はまさしく強力なものである。」

私たちが抱いている思考は強大で、私たちが生きている幻影は、真理と同じくらい強い効果を発揮します。

幻想は何も生み出す力を持ちませんが、物事を現実のように見せる思考の力は驚くべきものです。
つまり、人が幻覚を見るとき、あたかもその人はその世界にいるかのように見えているのです。私たちもそれと同じです。

「狂人は自分が見ている世界は実在すると考え、それを疑うことはしない。」

私たちも、それと同じくこの世界が現実だと信じて疑っていません。
けれど、「いや、そうではないよ、君は夢の中でこれをこしらえているんだ」と教えられているところです。

また、「自分の考えからもたらされた結果に疑問を抱いても、彼の信念が揺らぐことはない。」
それらの考えの源に疑問を投げかけることで、初めて、自由という希望が見えてくるのです。

私たちのすべての思考や信念の源は、恐れか愛か、その2つに大別されます。
恐れとは、単に愛が欠如しているということです。

しかし、救済、すなわち正気に戻ることは、簡単に達成できます。誰でも自分の心を自由に変えることができるからです。

そして一旦私たちが自分の心を変えれば、すべての思考がそれと一緒に変わるからです。想念の源が、明らかに恐れから愛へと変化したのです。考えを変えるということは、その源を変えるということだからです。源はこの2つしかありません。

源が変われば、今考えていることも、すでに考えたことも、これから考えることも、すべて変化することになります。

私たちは、自分が以前に考えたことから、過去を自由にします。
自分が見つけたくもないものを探し求めるという太古からの、古い恐れに関連する想念のすべてから、未来を解放します。

恐れに関連するものなんて、好きじゃありませんから。

今、この瞬間が、唯一の時間となるのです。

この概念は時間とは正反対のものなので、「時間」と言うのは、私はあまり好きではありません。
今、この瞬間が唯一の経験です。
この瞬間、この世界は自由になれるのです。
なぜなら、過去を解放し、未来を太古からの恐れから自由にするとき、私たちは脱出の手段を見つけ、それを世界に与えるからです。

これは重要な発言です。

私たちは、「恐れや疑念や惨めさ、苦痛や涙、そしてあらゆる悲しみを世界に押しつけて、世界を奴隷にしてきたのであり、」
恐怖に支配された信念、評価、判断、葛藤、自己中心性のために、世界を囚人にしてきたのです。

私たちが死や分離という苦い想念を心に抱いているからこそ、死がいたるところで襲ってくるのです。

そしてレッスンは、「世界それ自体には何も無い」と言います。

それは形の集まりであり、心がその形に意味を与えているのです。
そして、私たちがその形に見るものは、それらが存在すると思うことができるようにという私たちの願いが演じられたものです。

「あなたは恐らく、この世界を作ったのは自分ではなく、すでに出来上がった場所に不本意ながらやってきたのであり、自分の考えがこの世界に意味を与えるのを世界が待っていたはずが無い、と思っているだろう。」

さあ、あなたの本のここにマークしてください。
「しかし、実際のところ、あなたはここに来たとき、まさに自分が期待していた通りものを見つけたのである。」

これは、個性が幼少期に形成されたとされることについて、私が抱いていた疑問に対する、きっぱりとした答となりました。

私たちが幼少期について話すとき、私たちはそれをこの世界の視点から参照しています。その世界の中で私たちの配線が組まれたと言うのは、正確な表現ではありません。

このレッスンの発言は、それは世界の外でなされたと言っているのです。これは明らかに輪廻転生的考え方です。

私たちが時間と空間の世界に現れた瞬間に、私たちの抱くあらゆる信念によって、私たちの思考が必然的に実現する経験を作り出すのです。

だとすると、自分が望むものとは別の世界は存在しないことになり、ここに究極の解放があります。

「自分が何が見たいかについて自分の心を変えるだけで、あなたの世界はすべてそれに合わせて変化する。想念は、その源から離れない。

このテーマは、テキストの中で何度も述べられていることであり、今日のレッスンを理解するためには、これを心に留めておがなければなりません。
この考えを採用するのは傲慢ではありません。
あなたが自分と切り離されている世界に生まれてきたと主張することが傲慢であり、その世界は自分が考えることに左右されず、自分が世界をどう考えようと、それと世界とはまったく別のものだ、と考えることが傲慢なのです。

そしてさらに、星印やアンダーラインを引くべき、大事なことが述べられます。

「世界は存在しない!」

これが、このコースが教えようとする中心概念です。
これは純粋な量子物理学で、現実には形も何もなく、私たちはそれを頭の中で作り出していると言うのです。
ワオ!
とっても馴染みのある考えですよね(笑)

誰もがこれを受け入れる準備ができているわけではありません。誰もが、その人のできる範囲で、この真理の道への導きを受け入れられる分だけ進んでいくしか無いのです。

レッスンはこう述べています。
「私たちはいつか戻って来てから、さらに先へ進むか、あるいは少し後退してから、やはり戻って来て、また新たな一歩を踏み出すかもしれない。

しかし、世界が存在しないことを学ぶ用意ができていて、今、このレッスンを受け入れることができるなら、癒しが私たちに贈り物として与えられます。

私たちの準備が整ったとき、私たちが理解し、認識できるような形で、レッスンが私たちもたらされるでしょう。
あなたは体験することになるのです。
これは、勉強するための事柄ではありません。
あなたは経験することになるのです。

ある人は、死の間際に突然それを理解し、そのことについて教えるために死の床から起き上がるでしょう。
そのような話を聞いたことがある人がいるはずです。
また、ある人はこの世のものでない神秘的な経験するでしょう。体験していることが間違いなく真実であり、それがこの世界とは完全に矛盾しているような場合です。
この世界と矛盾するような経験をしたら、すべてが明白になるのです。このコースと練習によって、それを見つける人もいるでしょう。 
私たち皆がきっとそうなるでしょう。
私たちはこれに惹きつけられてここにいるのですから。

今日の主題概念が真実であるのは、世界は存在しないからです。

私たちが見ている世界は、分離したバラバラなものの集まりです。

そして、もしそれが本当に私たち自身の想像の産物だとしたら、私たちは今抱いている考えのすべてから、それを解放することができます。なぜなら、別のことを考えることができるからです。

私たちは、このような外観を生み出している思考を変えることができます。
人生で起こる嫌な出来事を見せている幻覚を生み出す思考を変えることができるのです。

病人は病気の考えを手放すことで癒され、死者が生への思いを抱いて、これまで抱いていた死への思いがすべて置き換えれば、よみがえるでしょう。罪悪感、恐れ、分離はすべて死に関連する思考です。

さて、ここで再び、以前のレッスンをもう一度強調しなければなりません。それが今日の主題概念の確固たる土台を含んでいるからです。

その概念とは、「あなたは、が創造したままのあなたである」ということです。

文字通り、実際にあなたが苦しむことのできる場所や、永遠の愛に満ちたあなたの存在に変化をもたらすような時間は存在しません。
愛が創ったままのあなたなら、時間や場所のある世界が存在できるはずがありません。

あなたという存在は無限の永遠であり、唯一の愛であり、唯一の安全であり、唯一の輝きであり、唯一の光です。

だから、この世界は、私たちという、この真理に完全に反しているのです。

自己を知ること、自分についてのこの真理を知ることが、世界を救済することなのだ、ということを、今日のレッスンは別の言い方に言い換えているのです。

「世界をあらゆる種類の苦痛から自由にするということは、ただあなたが自分自身について心を変えるとあうことにほかならない。」
確かに世界にはあまりにも多くの苦痛がありますね。

あなたはちっぽけな存在では無いし、良くないもの、つまらない存在で罪であるなんていうのは、とてもとてもひどい考えで、そのどれもが真実ではありません。

あなたが自分自身について考えていることは、どれも真実ではないのです。私たちは皆、狂ってしまっているのです。

「世界はその源から離れないので、私たちの想念から切り離された世界は存在しない。

私たちは自分の心の中に想念として世界を保持している。」

ここでも、量子物理学が登場しますね。

そしてここに鍵となる概念が述べられます。

「もし私たちがの創造したままの私たちであるなら、(そして絶対にそうなのですが、)私たちはを離れて思考することはできない。

私たちは創造主を離れて考えることはできず、その超時性と愛を共有しないものを作り出すこともできない。」

つまり、私たちは私たちと似つかないものを作り出すことはできません。
この私たちの超時性と愛は、私たちが見ている世界に内在しているでしょうか?
その世界は、と同じように創造するでしょうか?
もしそうでないなら、それは本物ではないということですね。そして、それは幻覚でさえもありません。

もしあなたが実在するならば(そして明らかに実在しています)、この世界は私たちに関する偽りの記述です。なぜなら神の創造物は、あらゆる点で私たちの日常世界であるように見えるこの分離の世界とは異なるからです。

「あなたが神の想念により創り出されたように、この世界はあなたの想念により作り出された。だから、世界を自由にするのもあなたの想念」でなければならないのです。

何度も何度も、レッスンは、あなたが見るすべてのものはあなたの思考の産物であると述べているのです。そしてこう呼びかけます。

「世界を解放しなさい!」

さて、これを頭で理解しようとはしないで下さい。頭がこんがらがりますからね。
何度も言いますが、これは頭で理解するためのものではなく、実践してもらうための情報です。そして、あなたが実践していくにつれ、理解は自ずとやって来るでしょう。
では続けます。

「あなたにより真に創造される被造物がこの解放を待っており、それらは、幻想の中の父性ではなく、真理において神が持つ父性と同じものをあなたに与えようとしている。」

本文中では、時折、被造物について言及されていますが、それが何であるかについては、どこにも説明されていません。
しかし、もし私たちが愛の創造物であり、その延長線上にあるのなら、私たちはどのようにここに来て、どのような存在なのかを推論することができます。

ですから、私たちの真の創造とは、私たちの愛の想念であり、光の想念であるということができるでしょう。

そして、私たちの父である創造主と同じように、私たちもその系譜を受け継いで、私たちも、私たちの愛の思考によって創造されたものの父であるのです。

は私たちと父性を共有しているのです。

つまり、が私たちを創造したのと同じように、私たちにも創造する能力があるのです。
創造主である神自身と、私たちとして現れている神自身に区別はありません。

ここで、もうひとつ、強調したいことがあります。

神は、その父性を神の子と共有しています。というのも、神は自身と、もともと神自身であるもの(私たちのことです)とを、区別しないからです。

さて、またしても是非とも強調しておくべき点が続きます。

「神が創造するものは神から離れない。ここまでが神で、ここからが神と分離した子が始まるといった境界線はない。」

そしてレッスンは「世界というものは存在しない」と述べています。なぜなら、それは愛の創造主から切り離された、愛のない思考であるからです。
それは父と子を引き離すために作られたものです。神そのものの一部を切り離し、その全一性を破壊するために作られたのです。

これが良いアイデアだと思ったとき、私たちは本当に恐怖を感じたのだと思います。しかし、幸いなことに(笑)私たちは成功することができませんでした。

では、この分離主義的な考えから生まれた世界は、現実のものとなり得るのでしょうか?

NO!

だから、幻想を否定し、真理を受け入れましょう。
幻想を無理やり追い出そうというんじゃないんです。ただ、それらに注意を払う必要はないということなの。

自分がつまらないちっぽけな、何でもない、死にゆく世界の上に一瞬置かれた、影のような存在ではないと、断言してください。

すべての罪悪感、評価、判断、身の安全のためには自分の思うやり方を貫かなければならない、そんなものから心を解放してください。

そうすれば、あなたは解放された世界を見るでしょう。

今日、私たちの目的は、世界を、「もし私が分離した存在だとしたら?」などという、意味のない考えから解放することです。
そして、私たちが目にする他のすべての生きものについてもそうします。
彼らがここにいるなんてあり得ないし、私たちもそうなんですよ(笑)

私たちはわが家で眠りこけていて、夢を見ているのですが、これは正に悪夢を見ているのです。

そして、神が創造したままの存在である私たちは、この世界を今日、すべての幻想から、すべての夢から、すべての混乱から解き放ち、ついに自由になることを望みます。
私たちは今、恐れの思考に囚われているのです。

それでは、15分の練習を1日に2回ずつ、このように始めましょう。

「神が創造したままであり、愛が創造したままであり続けている私は、この世界についての私のすべての思い込みから、この世界を解き放つ。

私はもうこれ以上、自分の思い込みが正しいなんて言いません。

分離の世界は実在しないからこそ、私は本当に実在する。

そして、私は自分の実相を本当に知りたいと思っている。」

これは、頭で理解するようなものでは無いことを、覚えておいてくださいね。
「私が見ているこのランプが本物じゃないって、どういうこと?」なんていう事ではないんです。こだわるべきなのはそんな事ではありません。

する必要があるのは、私たちが見るものの源にこだわることです。なぜなら、思考と物事は同じものであることを忘れてはならないからです。

ですから常に、私たちの卑小な恐れに基づく考えや判断、罪悪感を、私たちはずっと美しく純粋で善きものであり、ひとつであるという真理と取り替えていきましょう。

それが真実なのです。

そしてこの言葉を口にしたら、緊張せず、ただ心を研ぎ澄ませて、静かにさせるのです。

そして、その静寂の中で、さまざまな考えがやって来るままにして、変化していくのを見守ります。そして世界があなたと一緒に解放されてゆきます。

あなたがこれを行うとき、世界中のあらゆる人々に癒しがもたらされることを、完全に理解する必要はないと書かれていますね。

近くの人、世界中の人、自分自身の解放を、あなたは感じるでしょう。

しかし、あなたはまだ、自分一人では決して解放されないということを理解していないかもしれません。あなたが恐怖に満ちた罪悪感に満ちた思考を手放すたびに、他の人も同様に解放されてゆくのです。

なぜなら、私たちは本当はみんな一つだからです。

今日一日、あなたの想念を通して、世界中に送る自由を増やしてください。あなたの想念がますます良くなっていくほど、その自由が大きくなります。

そして、自分の考えを変える力を否定したくなったら、いつでも自分にこう言い聞かせましょう。

「私は私が思いこんでいたものすべてから世界を解き放つ。

そして、その代わりに自分の本当の姿を選びます。

私は、愛と包容力をもって考えることを選択します。」

すると今この瞬間に、まったく別のゲームが始まることを認識するでしょう。
とても大切なレッスンです。

もちろん、すべてのレッスンがそうなんですが、これらはすべて、私たちを自由な場所に向かわせるための、非常に緻密に計算された全体像の中の一部なのです。

今日も真剣に練習してくださいね。

また明日もお会いしましょう♪
バ〜イ♪

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