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キャロルさんの奇跡講座レッスン #14

奇跡講座の最も初期からの学習者であり教師のひとりであるキャロル・ハウさんによる、ワークブックのレッスン講座の音声を、彼女のイキイキとした語り口にインスパイアされて翻訳を試みています💖

キャロルさんの奇跡講座レッスン14 元の講義はこちら→ A Course In Miracles- Lesson 14 - YouTube

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※今回は、私たちは愛が無いのではなく、愛そうとしていないんだ、という指摘が胸に刺さりました。なかなかハードな練習ですが、これは私ひとりで行っているのでは無い、私は常に愛の中にいるということを思い出しながら練習したいと思います。

Enjoy!

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ハーイ親愛なる皆さん、レッスン第14回です。
さあ、ますますヒートアップしてきましたね!

今日のレッスンは、

「神は意味のない世界を創造しなかった」

これは、「神が世界を創造したのだ、私達が今こうして見ている世界は神が創ったのだ」と信じて育ってきた私達にとっては実に衝撃的です。

ずっと以前、私がコースを教え始めた最初の頃にコースの概要を教える6週間のクラスを開催したんですけど、6回のセッションの内、第3回目のセッションで、この「神は世界を創造しなかった、これはあなたの内側のプロセスなんだ」という概念を扱ったところ、ある参加者の女性が非常に動転して、すすり泣きが始まったかと思うと大号泣して席を立ち、裏のドアから走り去って二度と戻って来ませんでした。

これは私にとって大変大きな教訓になりましたね!一部の人にとっては、この題材はかなり気分を害しかねないものだと実感させられました。それに私は「絶対に人の気分を害してはならない」という格言のもと育てられたので、ワーオ!最初の頃は本当にジレンマがあったんです。

でも、彼女が不快な思いをして逃げていった後、私が抱いていた最悪の悪夢はもう起こって過ぎたんだ、私は彼女に大きな苦痛を与えてしまった、というよりむしろ、コースが彼女に苦痛を与えたというべきだけど、この事件が起こった後は「オッケー、最悪は過ぎたから、前に進もう」という気持ちに吹っ切れたんですね(笑)

さて、愛が創造しなかったものは(「神」を「愛」に置き換えて話していますよ)、存在しません。愛だけが存在する唯一の素材であり、力です。人々が「愛が全ての中で最も偉大な力である」と言うとき、彼らはわかっていません。なぜなら愛のみが存在する唯一の力であり、様々に存在するいくつもの力の頂点にあるということでは無いからです。

従って、愛によって作られなかったものは、私達自身の空想だということになります。コースには「愛が創造したものは、創造したまま存在している」とあり、あなたが見ている世界は実相とは何の関係もない、それはあなたがでっち上げたものに過ぎなく、存在していない、ということになるの。

これは「私達が世界として見ている形は、私達の思考の機能の結果である」という概念を思い起こさせます。

私達が恐れに満ちた、分離主義の、悲嘆にくれた思考でいっぱいの時、私達はそのような混乱に満ちた世界を作り上げることになるのです。

レッスンでは、これは非常に気が滅入る概念なので、今日はこの練習を一日に3回、1分以上は行わないようにと言っています。これは「独立分離した世界というものがあって、私たちはその中を彷徨い歩かなければならないものとして設定されている」という思い込みを手放すための、重要な概念なのです。

さて、この「誰が世界を創ったのか」という概念を訂正する仕事はとても難しく、苦しいものになり得ます。レッスンにはその後に続けて「そのステップのいくつかは、あなたを真っ逆さまに恐怖に陥れるでしょう」とありますが、その部分を私は訂正したいと思います。その表現だと、まるでこの概念が恐怖という部屋にあなたを導いているように聞こえますが、それは正しくありません。この概念はあなたの中に既に存在している恐怖に自覚を促そうとしているのです。あなたがそれまで全く恐怖など抱いていなかったのに、レッスンがあなたを恐怖に陥れようとしている、ということではありません。

これは、あなたの今までの人生が実際どれほど恐れに満ちていたかに気づかせるためのものです。

レッスンは「心配しないで。あなたはそこに留まらなくていいんだよ、自分の恐れに気づいたら、そこに留まることは無いよ、そこを通り抜けて『完璧な安全と、完璧な平安』のある場所に行けるよ」と教えてくれます。

今日の練習では、まず目を閉じ、あなたの心をよぎる、この世界のあらゆる酷いことに名前をつけていきます。ひとつひとつに具体的な名前をつけます。OK?

「神はあの戦争を作らなかった。だからそれは実在しない」
「神はこの地震を作らなかった。だからそれは実在しない」
「神はエイズを作らなかった。だからそれは実在しない」

ただ単に「病気」などの大雑把な括りで言うのではなく、明確に具体的に名前をつけてください。そしてまた、自分に起こるかもしれないとあなたが思っていることなら何でも含めてください。例えば、

「神は私が飢え死にするような状況を作らなかった。だからそれは実在しない」

このようにリストアップしていきます。あなたが心配しているあらゆるこうした事柄は、いわばあなたの世界にあなたが見ている個人的恐怖のレパートリーと言えます。

個人的なレパートリーですって?そう、これらの事柄は客観的に存在するものではありません。

あなたの見ているものの中には、共有された幻想もあります。大勢の人が、ある特定の戦争が起きているという幻想を持っています。また、あなたの個人的地獄もそこにはあります。あなた個人にとって非常に不安を煽るような特定の状況のことです。

共有された恐怖であれ、あなたの個人的恐怖であれ、愛はそれを創造しませんでした。それらは、彼(便宜的に男性代名詞を用います)からは離れたところにあって、私たちの意識の中に存在するだけです。

ですから、「これらは私たちの心の片隅にある、ちっぽけな、愛そうとしない部分がでっち上げたものなんだ、だからそこには全く何の意味もない」と言うことができます。

そして練習の最後はこう締めくくります。

神は意味の無い世界を創造しなかった。
愛は意味のない世界を創造しない。

これが示唆するのは、この世界は私たちが心の中で愛を抜きにして作り上げているのだということ。それを訂正するのがこの練習の意図だということです。

「愛が無い」状態で生きているのではなく(ここでの愛とは、恋愛の愛ではなく、無条件の愛のことですよ)、私たちは現在、大抵の場合「愛さない」状態で生きているんです。それをここから変えて行くんです。私たちの意識が、もっと実際に「愛する」ようになるために。もっと仲間たちに寛容に、手を差し伸べることができるようになれば、私たちの生きるこの世界は変わっていくでしょう。

さあ、行くわよ。
素晴らしい1日を!
バーイ♪


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