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#182 キャロルさんの奇跡講座レッスン

奇跡講座の最も初期からの学習者であり教師のひとりであるキャロル・ハウさんによる、ワークブックのレッスン講座の音声を、彼女のイキイキとした語り口にインスパイアされて翻訳を試みています💖お手元にワークブックを準備してお聞き(お読み)ください♪

※ ワークブック訳は"There Is No Spoon "https://thereisnospoon.jp/blog-entry-822.html と、「奇跡講座 ワークブック編」(中央アート出版社)を参考にしています。

キャロルさんの奇跡講座レッスン182 元の講義はこちら→


ハロー皆さん、レッスン182です。
ワークブックの中でも最も美しいレッスンのひとつです。

私は、一瞬じっと静まり、そして、家に帰る。

「私たちが暮らしているように見えるこの世界は、私たちの真の故郷ではありません。
そしてあなたも、自分の心のどこかで、それが真実だとわかっています。

まるであなたに帰ってくるようにと呼びかける場所が存在するかのように、故郷の記憶があなたにつきまといます。けれども、あなたはその声にも、その声が自分に思い起こさせるものが何なのかにも気づきません。

それでもなお、あなたはこの世界で、自分がまったく知らないどこかほかの場所からやってきた異邦人であるように感じています。あなたが確信をもって、自分が故郷を離れてこの世界をさすらっていると言える明確な根拠は何もありません。

それは単に絶え間なくつきまとう感覚にすぎず、ときには、ささやかな心の疼きでしかなかったり、別のときにはほとんど思い出せないほどであったり、あえて意識から追い払われているものですが、それでも、再び確実に心に舞い戻ってくる感覚です。

私たちがどこについて語っているのか、誰もが知っています。
しかし、ある者たちは、自分の時間を潰す遊びにのめり込むことで苦悩を逃れて、不幸を自分から遠ざけたままにしようとします。ほかの者たちは、自分が不幸だという事実を否認して、自分が涙を流していることをまったく認めようとしません。

さらに、ほかの者たちは、私たちの語るようなことは錯覚であり、単なる夢物語以上のものとしてまじめに受け取ってはならないと主張したりします。

しかし、とことん自分に正直になって、自分を守ろうとも、自分を誤魔化そうともせずにいる者なら誰でも、私たちの語る言葉が自分にわかることを否認しようとは思わないはずです。

私たちは今日、この世界を歩むすべての人のために語ります。なぜなら、誰も自分の家にいないからです。

私たちは、当てのない終わりのない探求に乗り出し、自分には見つけることのできないものを闇の中で探しながら、自分が何を探し求めているのかわからずにいます。

私たちは無数の家を建てますが、それでも、どんな家も落ち着かない心を満たしてはくれません。

私たちは、自分が無駄に家を建てていることが理解できません。自分が探し求めている家を作り出すことはできません。

天国に取って代わるものなど何もないからです。(それが私たちの本当の故郷です。)私たちがこれまで作り出してきたものはすべて、地獄だったのです。

もしかしたら、あなたは、自分が再び見つけたいのは、自分の幼年時代の家だと思っているかもしれません。あなたの身体の子供時代とその身体を保護をしていた場所は、今ではあまりにも歪曲された記憶となってしまっており、あなたは一度も起こったことのない過去の光景を思い浮かべているだけです。」

ちなみに科学によって記憶は常に変化していることが証明されています。科学とコースは同じことを述べているんですね。

「しかし、あなたの中には自らのの家を探す幼な子がおり、その子には自分がこの世界では異邦人であることを知っています。」

この幼な子とは、真の永遠の愛である存在すべてを指しています。

「その幼年期は、永遠に続く無垢性を備えた永遠なるものです。この聖なる幼な子が向かう場所は、聖なる地です。子の聖性こそが天国を照らし、天上に輝く光の純粋な反映を地上にもたらし、その中で天と地がひとつのものとして結びつきます。」

この聖性は、私たちのものです。さて、これに続く文章はアナロジーであって、あまりに文字通りに受け取るものではありませんよ。

「あなたのわが子として知っているのは、この幼な子のことです。自らのを知っているのは、この幼な子なのです。
は、ひたむきに、実に絶え間なく、わが家(正気の心)に帰ることを切望しており、彼の声はあなたにしばらく休ませてほしいと訴えかけています。は、一休みするためのほんのわずかな瞬間を求めているだけです。それは、の家を満たしている神聖な空気を再び吸うためにわが家に帰ることができるほんのひとときの合間だけです。

あなたもまた、神の子の家なのです。は帰ってくるでしょう。

しかし、神の子に、彼の故郷である平安の中で、静寂と平安と愛の中に安息しながら、ありのままの自分でいられる少しの時間をあげてください。

この子供(私たちの真の姿のこと)は、あなたに保護してもらうことを必要としています。は、自分の家から遠く離れている。はあまりに小さいので、実に簡単に締め出されてしまうし、のか細い声は即座にかき消されてしまうので、の助けを求める呼び声は、この世界の耳障りな物音や荒々しくきしるような雑音の中ではほとんど聞こえません。

しかしそれでも、はあなたの中にいれば依然として確実に保護してもらえると知っています。あなたがの期待を裏切るようなことはないでしょう。神の子はわが家に帰り、あなたも彼と一緒に帰郷するでしょう。

この子供(愛の臨在)はあなたの無防備さ、つまり、あなたの強さです。神の子は、あなたを信頼しています。は、あなたが失敗することはないと知っていたからこそ、やってきたのです。は、絶えることなくあなたに自分の故郷について囁きます。

は、故郷に留まることができるように、あなたを一緒に連れ帰りたいのです。自分が属していない、自分とは相容れない想念でできた世界の中で疎外されて暮らすような場所に再び戻らずに済むように。

の忍耐に限界はありません。
は、自分があなたとともに寛ぐことのできる場所へとあなたとともに平安のうちに行かせてほしいとあなたに呼びかけながら、あなたの内側でが呼びかける優しい声をあなたが聞いてくれるまで待ち続けています。

一瞬の間、静まって、この世界があなたから遠ざかり、休まることのない心の中で無価値な想念が価値を持たなくなるとき、あなたは神の子の声を聞くようになるでしょう。

あまりに痛切に神の子が呼びかけるので、あなたはきっと、それ以上に抗えなくなるでしょう。その瞬間、神の子は、あなたをの家に連れて行くでしょう。恐れや疑いとは無縁の、言葉に尽くせない完璧な静寂と沈黙と平安の中で、家に帰ったという荘厳なる確信に基づいて、あなたはとともに留まるでしょう。

今日は、神の子と一緒に何度でも安らいでください。

無防備なままやって来て、自分を敵視する者たちにただ愛のメッセージだけを差し出す者が、どんなに強いかということをあなたが自分から学んでくれるようにと、神の子は自ら望んで幼な子となったからです。

は、自らの手のうちに天国の力強さを保持していますが、自分を敵視する者たちを友と呼び、自分が友であることが彼らにわかるように、自分の強さを彼らに与えるのです。

は家から遠く離れていて自分ひとりではそこに帰ることができないので、自分のことを守ってほしいと、自分を敵視する者たちに頼むのです。

わが家を去ってさまよう者がひとり現れるたびに、キリストは小さなの幼子として生まれ変わります。その放浪者は、自分が守りたいのは、無防備でやってきて、無防備でいることによって守られているこの子供だけだということを学ばなければならないからです。」

ここでの〈キリスト〉とは、イエスのことではなく、私たちの真実の姿のことを表しています。私たちは放浪者であり、わが家から離れて一体性よりも分離を目指していたのです。静まって、愛を目指しましょう。

「今日は、折に触れて、そのと一緒にわが家に帰りなさい。そのと同じように、あなたはこの世界ではまったくの異邦人なのですから。
今日は、何の役にも立たないあなたの盾を脇に置いて、存在しない敵に向けて振りかざしていた槍や剣を手放すための時間をとってください。

キリストは、あなたのことを友と呼び、兄弟と呼んでくれました。キリストは今日、自分を完全にして完全に家に帰してくれるようにとあなたの助けを求めて訪れています。キリストは、保護と愛を求めて親にすがらざるをえない幼子のようにやってきました。

キリストは宇宙を支配していますが、それでもは、あなたに自分と一緒に帰り、幻想を自分の神々とするのはもうやめるようにと絶え間なく頼んでいるのです。

あなたは無垢性を失ってなどいません。
あなたが渇望しているのは、これです。これがあなたのハートからの願いです。これこそがあなたが聞いている声であり、この呼びかけを否定することはできません。

聖なる幼な子はずっとあなたとともにいます。の家こそがあなたの家です。今日、神の子は、あなたに自分の無防備さを与え、そして、あなたは自分の作り出した戦いのおもちゃのすべてと引き換えに無防備さを受け入れます。

そして今、道は開かれ、ようやく旅路の終着点が見えてきました。一瞬の間、静かにして、神の子と一緒にわが家に帰りましょう。そして、しばらくの間、平安でありなさい。」


なんてゴージャスな、感情に訴えかけるレッスンでしょう。これが訴えかける真理に耳を傾けてください。
私たちが自分と同一視しているエゴのために、自分自身を異邦人だと感じ続けざるを得なくなっているのだと気づきましょう。それでもやはり、私たちの正気の心においては、私たちの真の姿、無垢性と無防備さが常に今ここにあって、私たちが意識を向けるのを待っているのです。

今日のこのゴージャスなレッスンを心に抱き、素敵な有意義な一日を過ごしてくださいね。

明日もまたお会いしましょう。
バ〜イ♪



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