5S活動は「人」次第

私が勤める会社は製造業です。
部署はいくつかありますが、私が所属するのは、いわゆる実装屋と言われる部署です。
これ以上詳細には語れません。

ただ、いつだったか部長がヘッドハンティングされた品質管理のプロの方を中心に、それまではなかった小集団活動、5S活動と言うものをするようになりました。

5S活動が軌道に乗り始めたのは今年に入ってから。

いくつかのグループに分かれての活動なのですが、私は前行程のグループに所属しています。
前行程を更に二つのチーム(通常現場とクリーンルーム)に分けてそれぞれの現場で活動。

私はクリーンルームの作業がメインなので、そこのリーダーなのですが、前行程のリーダーでもあります。

私も暇ではないので自分の受け持つクリーンルームしか活動しません。人数も普段は二人。私の指導に当たってくれてる技術の方が一人、手伝ってくれる程度の小さい活動しかできません。

通常現場は日勤帯でも多くて四人、夜勤二人だから多少の工夫はできるはずなのに、どうやらできていないのです。
おそらく通常現場のリーダーに丸投げしているのではないかという、不安がありました。

よく言われるのが、「リーダーが率先して活動せよ」なのですが、もちろん私は一人の時でもできる範囲で5S活動をしています。
もう一人(派遣さん)も仕事が早く終わったら、チマチマと活動をしてくれています。
だから、進みは遅くても、クリーンルームは活動が進んでいます。

しかし通常現場が進んでいないのです。

結局上期後半になって、分離した活動が良くなかったと判断され、私と派遣さんも通常現場に合流しての活動になったのですが、思わず声に出して言ってしまったのは、「なんにもできてないじゃん!?」でした。
できてると思っていたのは、私の勘違いでした。

人数の少ないクリーンルームが、少しずつだけど成果のある活動をしているにもかかわらず、人数の多い通常現場で活動が進まないのは、結局「人」次第なのだと思いました。

一人一人の気付きがなく、現状で満足しているから、何をどうすれば良いのかわからない状況になっていることに気付きました。

前行程の人達は、実は現状を変えられるのを嫌う傾向があります。
しかし、普段通常現場で働かない私から見れば、あらゆるところがもっと、改善できる余地のあるものばかり。

このまま上期を終える気はないので、前行程リーダーとして、一人一人に声掛けしていこうかと。

私は、コミュニケーションが、苦手です。
そんな私が、勇気を出して、メンバーに声掛け、意見出しをするんです。
「人」次第、「リーダー丸投げ」の現状を打破すべく、前行程の評価を上げるべく、上期後半を乗りきろうと考えています。

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