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高度経済成長期を日本でもう一度見たくないか?


1.最近のキッズは賢い

同世代のみなさん、もし5歳くらいのキッズに「どうしたら日本の経済は良くなるの?」って聞かれたらなんて答えますか?

私ならきっと、「いつもの2倍動けば良くなるかもね」と答えてしまいます。でも、きっとその後思いますよね。将来を担う子供には、真面目に向き合いたいと。

ということで、今回はITというキーワードとともに今後の日本経済について考察していければと思います。

2.経済のトレンド

日本経済を考える前に、世界の経済はどのように動いているかを考えていきます。現在、そして今後の経済トレンドとして「指数関数的なスピード」で進んでいくことが言えます。理由は空間や資源に制限を受けないもの(ITやAI)をテコに爆発的に伸びるからです。2019年の世界の時価総額ランキングを見てもICTの企業が上位にいますね。近年、日本でも利用者が増えているairbnbなんかもその代表的な例だなと思います。

 「指数関数的なグラフ」 (airbnbの宿泊者数の推移)

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しかし、ここで疑問が生まれます。IT・AIが今後の世界経済や業界の流れを変えることは理解できた。じゃあ、直近でそれらのキーになるものは何だ?

それは、企業がデータとAIをフルで活用することです。しかし、日本はこの準備ができていないと言われています。理由は3点です。

・データ量が足りていない   → 大きな検索エンジンSNSショッピングサイトを持っているかどうか

・データ処理の基盤が整っていない   →通信代電気代が安いかどうか

・データを扱う人材が少ない    →特にビックデータを扱えるエンジニアがいるか

これらを明示する指標となるのが→先です。以上を踏まえて、日本の現状は以下のようになります。

3.日本の現状

データ量・・・検索エンジン、SNS、ショッピングサイトは、世界に太刀打ちできない。   

❶世界の市場を見ると検索エンジンとしてはGoogleが圧倒的なシェア率を持っていますね。


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❷SNS系では、日本初はmixiくらいですかね

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❸Eコマース市場では、トップ5が50%近く市場を独占していますが、日本の楽天でも世界の1.5%のシェア率です。

1位:アリババ 26.6% 

2位 Amazon 13%

3位 e Bay  4.5%

4位 JD.com 3.8%

5位 楽天 1.5%

データ処理基盤・・・日本の電気代はアメリカの5倍から10倍、さらに中国は安い

データを扱う人材・・・世界で4位だが、3位以上の国々と比べ圧倒的に少ない。また、今後求められる高度なエンジニア人材(自然言語、機械学習を扱える)は、海外に比べてもっと少ないと言われているそうです。

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4.どうする日本

日本の理想としては、多くのデータを色々なところに使い、それを高度な技術でガンガン安く処理をかけ、サイエンティストやエンジニアが実行すること。

 しかし、現状としてはIT・AIのインフラが十分に整っているとは言いづらい状況であると言えます。であるならば、データやAIを実用化に向けて空間や資源に制限を持つ産業(コンビニ、車、家電等)からアプローチし、データ✖️AIに繋げることが日本の強みを生かすことに繋がると考えています。この辺に関して興味がある方は、ぜひDXの記事も読んでいただければと嬉しいです。

5.最後に

日本は今後、先進国の中で最も早く超高齢化社会に突入すると言われています。その先の未来をピンチと考えるか、若者が立ち上がりAIとITの仕組みづくりで労働者不足を補い、先進的で、豊かな国として世界のお手本になるかは私たちの世代が担っています。自分たちが将来オムツを替えるときには、介護士の人の手ではなく、ロボットの手であって欲しいと切に願うばかりです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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