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"八百屋で結果が出せる「店長」を育てる"という成長産業化計画

食農業界に他業界でも活躍できるような成長ポテンシャルの高い
人を巻き込んで、食農業界を成長産業にする

0.前置き

上記文言はアグリゲートを起業した時から
言葉の表現変化はあるもののずっと発信を続けていた事であり、
成熟した大きな市場・産業で劇的な変化を起こすための王道である
と信じられている事です。

きっと、成長ポテンシャルが高い人は身を置く事でなるべく短期間で成長するであろう「業界」「職種」もしくは「仕組で成長させる構造を持つ会社」、に就こうとするはずです。

しかしながら、斜陽産業のベテラン選手とも言えそうな八百屋(食品小売の大部分を担うスーパーマーケットですら斜陽産業と言われていますので、きっと八百屋は斜陽産業の急先鋒とも言っても過言ではないでしょう笑)をメインの主要事業として置きながらも、製造から販売まで一気通貫するビジネスモデルであるSPAを食版で行う【SPF(Specialty store retailer of private label food)】というビジネスモデルを掲げてきたがゆえにか、有難い事に業界内において相対的にたくさんの方に興味を持って頂けてきたと振り返っています。

そうにもかかわらず、事実として0→1の起業家である自分は、2年間社員の採用活動を止める前(つまり2019年頃)までは大きな勘違いのまま現在の構造を作らずに、成長ポテンシャルがあったであろうたくさんの方々を巻き込んでしまってきたと猛省しています。

何を勘違いしていたかをシンプルに言うと、起業家の視点とメンバーの視点を混同してしまっていたという事です。
詳しく説明すると、起業家はミッションやビジョンを謳い、構造の全体像を描きながらも、1つ1つのオペレーションまで最低でもさわる事が必要かつ可能な環境のため、「生産」「加工」「物流」「販売」というある意味1つ1つが全く別のオペレーションを行う仕組みが1つの社内に存在している事自体が成長機会だと思っていました。
一方で、アグリゲートに入社するメンバーは、入社後に全体を俯瞰(ふかん)してみるわけではなく、各セクションに配置されてそれぞれのオペレーションを行い、そのオペレーションを磨き込みます。そのため、経営視点でいくら繋がっていると言われても、メンバーにとってはその繋がりを感じる事の難易度は相当高かったでしょうし、何に繋がっているかもかつては分かりにくかっただろうと今は想像がつきます。

前置きが長くなりましたが、そんな誤った認識を経た上で今回満を持して
"八百屋で結果が出せる「店長」を育てる"という成長産業化計画
と言い切る3つの理由があります。


1.八百屋で結果が出せる=商売力があり、業界構造が理解できている

あくまで、アグリゲートの運営する旬八青果店での話です。
自分たちで言うのもなんですが、
八百屋は本当に原始的な商売、商売の基礎だと思います。
仕入れて売る。その差分が粗利(付加価値)であり、その粗利の中で、人件費、家賃、その他の経費を捻出し、残りを営業利益とします。

今、上記で書いている言葉の意味が分からない人でも、きっと真っ白な紙に図解しながら説明すれば「簡単な算数だ」ときっと認識すると思います。
しかしながら、この簡単な算数が奥が深く、商売の基礎と呼べる所以です。

八百屋で販売する商品は、一般的には(自分も含め)人が毎日食べる食材がほとんど。そして、説明しないでも多くの人が知ってるであろう商品がほとんど。そんな中で、どう付加価値を付けて日々商いをし、いかに健全な状態で運営し続けるのか。またその運営において出した利益を、組織のミッション実現に向けて再投資をしていく事で、さらに安定的に結果が出しやすくなる。書けばシンプルなすごく分かりやすい構造です。

それはもう無数にやりようがあるような世界なのですが、爆発的に良い成績を出す事が重要ではなく、半永続的に続けられる事が重要です。だからこそ、この2年で整えて来た「労務ルール」を守りながら、日々の店舗の成績を「ダッシュボード」で管理をし、PLを無理なくコントロールする事が大切です。

そして、八百屋(旬八青果店)で結果を出せる店長になっているという事は、実は株式会社アグリゲートが今も粛々と構築しているすべてのリソースを余す事なく活用する事に他なりません。
どういう事かで言うと、独自の"流通"をハイブリットで構築してきているからこそ、「生産」「加工」「物流」への構造理解をした上で、「販売」の戦略、オペレーション、人材マネジメント、を店舗単位で実施する事になります。結果が出せるようになった時には、SPFの構造理解が深くなっており、かつ1つの高収益な事業を回すノウハウが付いているという事になります。

メンバーの視点で考えると、入社後まずお店に配属される事になりお店のオペレーションをとにかく覚える日々が続くように感じるかもしれませんが、結果を出すために必死に店舗オペレーションを覚えていくと、自然と業界構造を理解するきっかけが散りばめられていますので、特に自社のリソースをフル活用しながら結果を出しに行こうとするほど商売力も業界構造の理解もついていく事になるだろうと思います。


2.商売力がついたメンバーは、店舗以外の事業でも収益の事を頭において動ける

商売を最小単位まで分解すると嫌でも気づかされるのですが、自分たちが食べていく給料はお客様から頂いた粗利(提供した付加価値)から頂いています。この作業をすれば時間あたり〇〇円というのは、雇用者が決めた1つのルールであり、商売をする主体になった瞬間そんなルールは崩壊します。どれだけ働いても、粗利が稼げてなければ何も続けられなくなります。

すごくシビアな話をしました。アグリゲートに社員で入る方は現実的には月給なのでこんな生生しい話はありません。しかしながら、この本質を理解し、店長で模擬体験をしながら八百屋で結果を出して来た店長は他の業務を任せても任せたユニット単位での高収益化を目指す動きがクセの様に染みついているものです。

自分の給与分の稼ぎを意識出来ている事は、アグリゲート以外の組織でもきっと役に立つであろう資産となるはずです。


3.アグリゲートで商売力が付いた人たちが繋がり、食農業界の成長産業化に寄与したい

クサい言葉、安易な言葉だと考えていたので使ってきてなかったのですが、これから様々な経験を経ていく会社のメンバーはそれぞれが仲間だと思えるようになっていくと思っています。
また、切磋琢磨を経てサービス提供した仲間はいつか別々の道(転職、実家を継ぐ、起業)にいってもきっと仲間でしょう。
「人脈」「お金」はその都度臨機応変にとはいかないと思いますが、「商売力」は置かれたシチュエーションで臨機応変に発揮できるものだと思います。

アグリゲートに来てみませんか?みたいなエントリーで、将来別々に働くのもまた楽しみですね。って話を書くのもなんですが、それでまた業界自体がより多くのポテンシャルある方々が働きたい業界になっていくのであれば良い事だなと思っています。


4.最後に

短期成長の基礎「商売力」を付けさせられる構造がアグリゲート出来つつある自信はありますので、アグリゲート/旬八青果店の店長育成軌道に乗って成長し、この数年は一緒にアグリゲートのミッション・ビジョンを追ってくれる仲間を募集しております。(一旦は"この数年"であり、その後組織自体を育てる仕組を創る事に興味を持って"末永く"となるのは本望です)

カジュアルにキャリア相談出来る取り組みもしていますので、アグリゲートに興味がないが食農業界でのキャリアについて話したいみたいな方は気軽に連絡ください。

▼採用ページ(特に入社後の教育について)
https://www.agrigate.co.jp/recruit-content2

▼食農キャリア相談会応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfBsV8xJtpJDtc3iKHTKrF6lxshDLY4u7TciVbp_uVHB3FvsA/viewform

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