初めて買ったレコードは?
ソニーのウォークマンを愛用していた。今は、スマホから音楽を聴くことが多い。レコードとカセットテープ、CD、MD、レーザーディスクもあったな、音源として手元に残っているのは、レコードとカセットテープとCD。
初めて購入したのは、レコードでした。
小学一年生ぐらいの時、音楽教室があるビル?マンション?の一階がレコードショップで、レコードのジャケットを学校帰りにぷらっと見て帰る、というのが日課でした。
当時はベートーベンと結婚したいと本気で思っていて、共感0.02%ぐらいか、と思いきや、リスト音楽学院帰りのピアニストは、「わたしも!」というので、案外いるようです。そういう人。
ベートーベンって、まず、名前がエモい。
とにかく、ベートーベンの名前が掲載されているレコードを探しました。そして、発見したのが「小学生のためのクラシック」というタイトルだったと思う、2枚組のアルバムでした。父に頼んで購入してもらった。
クラシック音楽と森昌子さんには、寛容な父は、クラシック音楽なら、レコードを買ってよい、というので、お小遣いは、ほぼ、レコード代に消えていった。近くの市民会館では、時々、ピアノコンサートがあり、教育委員会の計らいで高校生までは、無料で見ていた。ありがたい話しです。通っていた学校にあるグランドピアノは、ヤマハでしたが、会館によって置いてるピアノは違い、色んな音に触れられた。
ヤマハもクリアでカッコ良いんですが、カワイだったり、サンズと合併する前のスタンウェイのピアノの音も、よいなぁと思っていた。カワイのピアノは、甘い木の音がして、スタンウェイは、海上を滑るような音だなぁと思っていた。調律にもよりますが、ベッシュタインの音にも触れて、森の中の響きみたいだと思った。
ピアノの工房に行ってみると、めちゃめちゃ楽しい。弦を手で巻いてるし……一台を大事にしようと思う。
父は時々、ピアノを弾いていたが、ピアノの音色はよかったのだけれど……、めちゃめちゃ、歌が下手だった。
なんだ、このギャップと笑いそうになりつつ、ソファーでうたたねしていた。今思えば、わざとかもしれない。時々なぜか、「お食べやす」とご飯どきに京都弁を話す。酔っ払ってご機嫌で帰ってくる時の歌が一番響きがよかった。そして、上機嫌で帰ってくるときの手元には大体、甘ったるいフルーツケーキがあり、箱を開けるとケーキはいつも、片方に偏っていた。
帰り道に、酔っ払い過ぎて、川に落ちそうになり、ケーキだけ、川に落ちないように頭上に上げて歩いたらしい、川歩いて濡れとるやないかい、足!!
家の周りは、鯉が泳げるほど、川の水は、透き通っていたが、観光客の方向けには、「飲まないでください」と立て看板がある。城のある街は、そんなもんだ。
話がそれた、
クラシック音楽ばかり流すラジオ番組が好きで、聴いていました。時々、生の演奏をラジオで流すということもあり、特に弦楽器の演奏は嬉しかった。なぜ、音が遅れてこなかったのか??エンジニアの偉大さを思い知る。
お仕事で、音を配信することがありますが、聴いている方とやりとりする際、本当にうまくいったな、と、思えることは、数えるほどもありません。最近、少しだけ、ブラッシュアップ。
クラシックの楽しみの一つに、曲の聴き比べ、
おんなじ曲でも指揮者や演奏者によって、まるで解釈が違います。
クラシックは、堅苦しいイメージだったけれど、ピアノを即興で弾く人もおり、あれ?ジャズ的な要素(譜面にない音を弾く)もあり、案外自由な音楽だなあと思う。
中高生の頃は、小澤征爾さんの指揮したベルリンフィルが一番好きで、切れ味があって、とんがっていて、いいなぁーと思っていた。
山本直純さんに偶然池袋の劇場前で、出会い、なんでか、リズム感を褒められ、山本さんってだれ?と調べるところから、始まり、山本さんの手にかかると、クラシックってポップだなぁと思えた。好きなことがつながって広がる水の波紋のようなことが音楽の楽しみかなぁと思う。
古くは、原稿用紙に書いた小説家の追体験をレポート提出にそれをやってみたら、どえらい時間がかかるので、おすすめしませんが、(そんなことやる人いないか)レコードを聴いて育ったミュージシャンの音源は、レコードで聴く追体験はありだな、と思う。
作曲カフェ、1時間半の構成を1回目のゲストと打ち合わせ。
しょっぱなから、濃い気がする、
告知すると、会場にさらっと1000人以上来ることが予想され、そんなに一度に入れませんし、密になってしまいそうなので、一切事前告知せず、前日にお知らせぐらいにしておきます。
「インプレッションせよ!!」
とある映画音楽の授業で、先生が発したことば、それは、今になって痛感する。
何かが瞬時に本当に伝わり、形になるには、膨大な熱量と冷静な決断があればよいようです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?