記憶の行方#近藤良平

久々に近藤さんと再会。一緒に踊るのは、初のことでした。

「踊る」ことが、生きることに喜びや活力をもたらすのは、なぜなのか?よく、わからないのですが、踊ってみると、自然と元気を取り戻す。単純にお腹が空く。眠くなる。生活のリズムが、ああ、わたし、そうでした、そんな感じでした。と、身体のあるべき姿を取り戻す。

最近、配信されるって知らなかったのだけれど、お誘いがあったので、行ってみたら、踊る企画で、初見でいきなり踊るという、かなり緊張感のあるスタート。しらんがな、その振り付け、大概、間違えてるわ、しかし、間違いとわからないよう、リズムを変えて、ステップ変えて、なんとか、乗り切った。振付師の方、ごめんなさい。最後は、合わせて、途中は、結構、アレンジしてしまいました。

そんなことがあり、そして、近藤さんと再会。

「猫は8回生まれ変わる」の公演があった頃、コンドルズの存在を知った。近藤良平さんは、それ以前に、男性のダンサーとしては、異才を放っていて、いつも、未来を想像させる踊りだな、と思っていた。


その日はBGMなしで、無音で花茶を淹れていた。お店番をしていたら、とある雑誌の撮影するからと、スタッフから聞いていたけれど、実際にわやわやとやってくると、お祭り騒ぎ、玄関口にみたこともないカラフルな靴がたくさん並んだ。

いきなり半裸になって着替える男性、きゃー!!お店です!半分家だけど。

踊る人たちがわやわややってきた。そのお子さんや奥さまも。

きんきんに冷えたビールが飲みたい!!とニカっと笑う近藤さん、なんだか、ボーダーレス感が半端ない人だ、境界線がよく見えないひと。お店には日々いろんな人が来るのですが、酵母を作っている人と近藤さんは人を緊張させない人だ、と思った。

ということが、あったのだけれど。

その踊る人たちは、近藤さんのダンスチーム、コンドルズのみなさんでした。

それから、ずっと、近藤さんといつか踊ってみたい!!!と願っていて、思わぬことで、踊ることができ、ようやくたどり着きたいところにやって来た気分でした。

やっぱり、近藤さんは、未来を感じさせる人でした。

同じ空間に居合わせた他者にどのようにアプローチするのか、他者とどのようにコンタクトしていくのか、時には静観する、背中同士のコンタクト、見えない相手との距離や存在を確認しつつ、転がる、再生、巻き戻し、遠心力、テコの原理は踊りにも必要で、無理のない人間の身体の使い方、より遠くから近くへ、男女の違い、肌は他者との境界線。触れると自分と他者を同時に知る。一人で回転するよりもペアになって、手を合わせると2倍の力が発生して、より、遠くへ、相手に力を委ねると、全く自分の思わぬ方向や力なくても、跳びたいところへ跳べることもある。


そして、踊ることは、生きる喜びにつながってるな、と、今回も肌感でそう思いました。

次回の公演が楽しみです。

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