記憶の行方#青春はどどめ色

星野源さんのオールナイトニッポンを時々、リアタイで聴いている。大体、寝落ちしているので、アーカイブを聴き直す。

藤井風さんの「青春はどどめ色」がオンエアされていた。どどめ色を歌詞に持ってくるあたり、正直ない人だと察する。きっといいやつだ。どどめ色といいつつ、ジャケ写は、水色。郷ひろみさんが歌っていてもおかしくない、昭和歌謡の風情があるメロディラインは、なんだか、懐かしくて、ほっとする。友だちになれそう。会ったことないけれど。

息子の通院に付き添い、バスを待つ時間にベンチで話をしていた。学校の話し、辞めていった同級生のこと、中学生の後輩が受けたけれど、不合格だったから、とある学校に通学している話し。数学話し。主治医の髭の伸びっぷりに、夜勤明けと予想したり。他愛ない話しは続く。

病院では、治らないと言うのだけれど、原因不明の頭痛があるのだろうか。

今日は、あれがある日、安倍先生(吉俊)の配信イベントがあると、朝からそわそわ、いいねぇ。

物理の教科書とシャルル・バルグと安倍吉俊、くたびれたバスケットシューズと2Bの鉛筆。

青春は、どどめ色、その通りだ、にごり絵みたいだ。

座っているより、立っている方が楽と、立って揺れる。ダンス得意だろ、ほんとは。絵が得意でしょ、ほんとは。書道うまいでしょ、ほんとは。数学好きでしょ、物理好きでしょ、前から。卒業したいでしょ、ほんとは。

と、トイレに立った間にバスが来て、一人で乗って帰っていた。

アンビバ16歳。

案外、自活できるのかも。


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