不均衡さと「ここにあるとて」
先日、代田橋付近を散歩したところ、各々、個々の面白味を醸しているお店がたくさんあり、散策していました。そういえば、投げ銭ライブなどやっているお店があり……と、脱線しそうになり、
お目当ては、お店ではなく、渋木智宏(しぶきともひろ) というアーティストがいるので、話してみて、と、お誘いを受け、どんな作品を作っているのか、代田橋駅から徒歩12分ほどのアートコモンズ フル エンプティー(フルとエンプティーの間には、両方の矢印がある) という名のギャラリーに観に行ってみました。
民家を改装したミニギャラリー、入り口を見つけるまでに、数分考えて、ドアを開けたら、いきなり展示空間でした。
お客様も所狭しと立っておられ、ご本人も展示の一部かのように立っておられました。
「個個」
「各々」
「それぞれ」
「here」
「ここ」
「重心」
「不均衡」
「バランス」
「調和」
「俯瞰」
「日常」
「時間」
など、をキーワードにお話ししてみました。
途中、言葉を詰まらせる渋木さん、言葉に出来るようなら、創作はしないはずで、これからも作品を作り続けるのだろうと思います。
会話は、即興であり、次への予感である。
続編を楽しみに待ちたい。
今回は、言葉から発想したものだそう、言葉が立体になるとこうなのか、私は戸惑いましたが……
それぞれに、見てもよいし、触ってもいい。
現在の世の中の大事な部分を受け止めているアーティストではないかなぁと観ていて思いました。
渋木智宏「ここにあるとて」
代田橋アートコモンズの展示は本日まで。
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