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骨董屋

私は骨董屋さんが好きだ。

京都の路地をぶらぶら歩いていると、よく骨董屋さんに出くわす。

敷居が高そうで入りにくいお店もあれば、雑貨屋さんみたいに気軽に入れるところもある。

きょう入ったお店は、古民家をそのままお店にしていて、和食器、ガラス食器、漆器、洋食器、電気の傘、籠笊…
とてもわかりやすく、品数も見やすい量で並べていた。

ちょっと重なった和食器の小皿の中に気になるものがあって手に取った。
大きさの割には軽くて、何やら漢詩みたいなのが書いてある。

老眼でよく見えないが、字の並び、お皿の形、色が気に入って買った。



帰宅して、おもむろにメガネをかけて読んでみる。

読める漢字を並べて、Google検索してみた。

すると、「二十四孝」という言葉が出てきた。
中国における孝行の特に優れたとされる24人のお話。

お皿の物語はその中の11番目に出てくる「楊香」のお話だった。

ということは、このお皿、全部で24枚あったのだろうか。

また近いうちにお店に行ってこよう。


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