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『冬の旅』

シューベルトの歌曲『冬の旅』のリサイタルがありました。

古希を超えたバリトン歌手と、伴奏はその奥さま。

『冬の旅』は父がフィッシャー=ディースカウのレコードを聴いていたので、ものごころついた頃から自然と耳に入っていました。

ディースカウの包み込むような深い声は心地よく、聴いている時は父も機嫌が良いのでした。
懐かしい日常の風景。
ステレオの前で悦にいってる父を思い出しながら、ご夫妻の演奏を聴きました。


訳詩は、いつも奥さまが書かれます。バリトンの旦那さまに合った訳詩です。
アンコールの『音楽に寄す』は、旦那さまへの愛の賛歌でした。
美しくて涙が出てしまいました。

大阪市中央公会堂
ホール(小集会室)の天井
栴檀の木橋
淀屋橋

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