英雄王が転生して美少女騎士になるアニメにどことなくスレイヤーズみを感じてる話
最近多い「転生モノ」のアニメ、なんとなく苦手で避けているところがありました。
なので自分から進んで見ることはないのですが、いかんせん夫が見ているアニメに多いこと多いこと…。
その中のひとつとして出会ったのが、
「英雄王、武を極めるために転生す ～そして、世界最強の見習い騎士♀～」
という、ベタにベタを重ねたようなタイトルのアニメでした。
原作は今をときめく「小説家になろう」発のラノベです。
原作にはまだ触れていないのと、基本的には夫が見ているのを家事などしながら見ていたので、もしかしたら見ていない瞬間もあるかもしれないのですが、
1クール見終わった時点で、「とてもおもしろかった」という感想です。
ストーリーやキャラ設定が、自分の中の地雷を見事に避けていってくれました。
それどころか、自分が全力でアニメオタクだった頃を思い出すような、懐かしささえ感じる雰囲気。
子供の頃に好きだったラノベ原作のアニメ「スレイヤーズ」を彷彿とさせるような…
大変！3年前に出た最新刊を読んでいなくて試し読みを夢中で読んでしまいました。
買わないと。
それはさておき、主にスレイヤーズやその頃のラノベ系アニメを好きだった人に刺さりそうなポイントをいくつかあげてみようと思います。
若干ネタバレにはなりますが、要素としては1割にも満たないとは思いますので…気にならない方はぜひ続きをどうぞ！
・主人公が自分が強いことを理解している
主人公イングリスは前世で英雄王と呼ばれるほど強くて、その功績を神様に称えられて、今生では個人の武を極める目的で生まれ変わらせてもらったので、たぶん作中の人間で誰よりも強いです。
本人がきちんと自分の能力を自覚していてその上で人外の強敵と戦ったり、さらに強くなろうとする話、好きです…。
しかも転生前がおじいちゃんなので、戦う以外の欲がなくて悟った感じなところも、無駄なこと考えずに見られて良いです。
・主人公のそばにいる女の子が守られるだけじゃない
イングリスは従妹のラフィニアを守る立場にあるのですが、ラフィニアもエリート家系に生まれてちゃんと鍛錬してめっちゃ強いです。
ラフィニアが正義感に燃えて子供っぽいケンカをしそうになるのを、本来もっとやばいはずのイングリスが抑えるところが、なんかアニメ版のアメリアとリナっぽい。
自分で戦えないヒロインが起こしたトラブルに主人公が巻き込まれる話はあんまり好きじゃないのですが、この話にはいわゆるヒロインはいない気がします。
・主人公がやたら大食い
これはもうリナとアメリアにしか見えないやつです。
単純に自分の好みですが、なんか懐かしい絵柄で大食いしてて、見ててうれしくなります。
キャラ設定としては母親同士が姉妹で大食いなので遺伝だそうですが、強い人はカロリーを使うのでよく食べるというのを昔のファンタジー科学本みたいなので読んですごく納得したのを覚えています。
・敵は嫌なやつだけどそれ以外で本当に嫌なやつは出てこない
主人公の友達・レオーネのお兄さんが、自分の正義を貫くためにいわゆるテロ組織的なところに入ってしまい、同級生がレオーネをハブってきます。
次の話が終わる頃には、事情を理解して仲良しになっています。
それでいいんです…！
ギスギスした関係が解決する瞬間を見せるために一瞬ギスギスするのは当然仕方のないことだけど、現実じゃなくファンタジーの世界でギスギスを見続けるのは嫌です…！
それ以外にも、どこか懐かしい演出、絶妙に芝居がかった演技、いろいろとツボを突かれました…。
そして今のご時世で本当にやっていいのかわからない設定ですが、主人公の胸の谷間に小動物が住みついています。
星方天使エンジェルリンクスじゃん！！！！！！！！！！
この頃BSチューナーの調子が悪くてアニメは見てなかったんですが、子供心にその設定だけは忘れてませんでした。
ともあれ、スレイヤーズが好きだった人にはちらっと見てみてほしい作品です。
刺さってくれたらうれしいです。
そしていつかは2期にも期待！
それではおやすみなさい。
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