マガジンのカバー画像

文学の同人誌を作って頒布するまで

10
2023年5月19日開催の文学フリマ東京38に向けて、雑誌制作に励む6名のメイキングです。
運営しているクリエイター

#文学フリマ東京

文学の同人誌を作って頒布するまで #文フリ東京38のお礼&PR全ふりかえり

結果報告 合同誌「Quantum」完売しました!石田「文学フリマ東京38、無事終わりました!ちょっと時間が経ってしまいましたが……」 鈴木「まだまだ熱が冷めないですね。当日は本当にたくさんの方にブースにお越しいただいて、合同誌「Quantum」なんと完売でした! お越しいただいたみなさんには感謝でいっぱいですね」 石田「そうですね。最後の一冊が売れたときは感無量でした」 石田「売り上げの内訳はこちらです」 鈴木「今年1月に公開した最初のnote記事で、PRチームの目標と

徹底まとめ! 文学フリマ東京38で欲しくなる合同誌「Quantum」雑誌情報

いよいよ間近に迫ってきた文学フリマ東京38! こちらの記事では、合同誌「Quantum」の情報をまとめていきます。 雑誌情報タイトル:合同誌「Quantum」 発行日:2024年5月19日(日)文学フリマ東京38 ブースA-63,64にて 判型:A5版 頁数:272頁 頒布価格:1,600円 収録作品について 小説10篇+インタビュー5篇!純文学、BL、分析美学の書き手六名が集まり、「小説を書くときいったい何が起きているのか」をテーマに実験を行いました。 それぞれの書き手

文学の同人誌を作って頒布するまで #5 (企画編) - 文フリ東京17日前

2024年5月19日の文学フリマ東京38が迫るなか、デザイン、校正を経て「Quantum」合同編集部もついに印刷所へのデータ入稿を完了! あとは刷り上がりを待つばかり。 ここからは「PR強化期間」として、合同誌の魅力をひとりでも多くの方に知ってもらいたい……ということで、金曜夜にオンライン会議をすることになりました。 石田「すみません、突然お呼びたてして」 岡田「いえいえ、入稿おつかれさまでした」 石田「入稿当日はXのスペースでリアルタイムに配信しながら作業していましたが

文学の同人誌を作って頒布するまで #4 (校正編) - 文フリ東京30日前

前回(デザイン編) 鈴木「文学フリマ東京38まであと30日……30日!?」 石田「ついに開催まで1ヶ月を切りましたね。SNSなどでは、ちらほらと文フリ参加者のみなさんの脱稿報告が聞こえます」 鈴木「喜ばしい!当合同誌『Quantum』も小説部分はほとんど脱稿済みですね」 石田「しかし、終わりは新たな始まりでもあります」 鈴木「ものものしい。でも確かに、本作りという意味ではまだまだ途中です。今回のテーマは本のクオリティを底支えする『校正』。当合同誌の校正担当で、本職の校正者で

文学の同人誌を作って頒布するまで #3 デザイン編 - 文フリ東京41日前

石田「文学フリマ東京まであと41日。ついに合同誌『Quantum』の表紙デザインが決まりました」 鈴木「決まりましたね!」 石田「ということで今回は『デザイン編』。書影を公開しつつ、じっさいに雑誌の装丁(そうてい)を担当した原石かんなさんに話を聞いてみようと思います!」 原石「よろしくお願いします~」 手に持って出かけたくなるデザインを鈴木「ところで、デザイン担当って何をデザインするんですか?」 原石「今回の合同誌だと、本文のレイアウトはDTP担当がやってくれているので、

文学の同人誌を作って頒布するまで #番外編(執筆環境) - 文フリ東京49日前

はじめにこんにちは!今回の番外編はPRチームより鈴木が担当します。 気づけば文フリまで2か月を切りました。びっくりですね。 当合同編集部では、延びたり延びなかったりする〆切と共に原稿執筆や様々な作業が進行し、着実に本が作られてきています。 その模様をお伝えしたいところなのですが、いかんせんそれぞれのチームの担当者は作業真っただ中でインタビューなり記事作成なりを依頼する余裕がない……! ということで、今回も番外編。テーマは『執筆環境』です。 同人作家って、どんなふうに小説を

文学の同人誌を作って頒布するまで #番外編(編集部員紹介) - 文フリ東京71日前

ごあいさつお世話になっております〜〜。 「Quantum」合同編集部、編集部員の久湊(ひさみなと)と申します。以前 #0 の記事で微かに登場しておりますが、おぼえていらっしゃいますでしょうか。記憶にない人は今すぐ前記事読んで、すぐスキ!してください。絶対だよ。 今回は番外編ということで、執筆に忙しいPRチームに代わって僕が記事を書くことになりました。こんなふうに書くと、僕がすでに自分の執筆を完了しているように見えますが、もちろんそんなことはありません。そんなわけないじゃな

文学の同人誌を作って頒布するまで #2(タイトル決め・後半) - 文フリ東京92日前

石田「あらためて、今回こそ同人誌のタイトル決定編なわけですが」 鈴木「前回決まらなかったですもんね……」 石田「深夜まで粘って、雑誌全体を貫くコンセプトとして『観察』というキーワードまではなんとか見出したものの……」 鈴木「みんな眠くなっちゃいました」 石田「そこで満を持して今回です! とはいえ、そもそも雑誌のタイトルってどうやって決めるものなんですかね? 『いいタイトル』ってなんなんだろう」 鈴木「『いいタイトル』!? なんというビッグ・クエスチョン……」 いい同人誌タイ