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私のなかで話題の本

『ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法 』エド・キャットムル http://www.amazon.co.jp/dp/4478016380/ref=cm_sw_r_tw_dp_tGHsub0W0DVG1

『幸せがずっと続く12の行動習慣』ソニア・リュボミアスキーhttp://www.amazon.co.jp/dp/4534049250/ref=cm_sw_r_tw_dp_fJHsub1DCG6FH

最近人に、この2つの本についての話ばっかりしてる気がする。どっちも邦題が「うーん」という感じ(特にリュボミアスキーの本は…)だけど、中身はすごく有益。

ピクサーの方は、超簡潔にまとめると、目的を共有し、率直に意見を交換しあう組織をどうつくるか、という話。そのためにおさえるべきポイントのひとつが、「作品に対する意見は、作者の人格への批判ではない」ということ。事実と感情を切り分けなければ、建設的な話し合いは進まない。これ、実はめちゃくちゃ難しいんだよなーといろんな会社を見てて思う。もちろんピクサーの成功は、突出した才能を持った人が集まってることを前提にしてこそだけど、才能ある人がいても前述のような組織になってないと、つぶれる。

リュボミアスキーの方は、「幸福とはなにか」ということを科学的に調査した結果を書いたPART1の1と2だけでも読むとよいと思う。考え方が変わる。特に、幸福を決定する要因の50%は遺伝による設定値、40%が意図的な行動、10%が環境であるという発見はすごい。遺伝による設定値というのは、体重みたいなもので、もともと痩せてる体型の人は何もしなくても痩せてるし、太った体型の人は普通に生活してても太っているように、もともと幸せの設定値が高い人は何してても幸せだし、その逆もしかり、ということなのだ。裕福かどうか、健康かどうか、既婚者どうかといった生活環境や状況による違いは、10%しか幸福度に影響しない。にわかには信じられないけど、よくよく考えるとそんな気もする。なんかけっきょく、幸福かどうかというのは、その人が自分を幸福だと思ってるかどうかだ、という禅問答みたいなところにたどり着くものなのかもしれない。



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