麻雀最強戦2023所感

昨日、麻雀最強戦2023のファイナルが行われた。
決勝は所用があり見れなかったのだが、全日本プロ選手権を優勝し出場枠を勝ち取った桑田憲汰プロが優勝した。

オーラス満貫条件を一発ツモでクリア

最終局での逆転による優勝者決定で、Xを振り返ると結構盛り上がったようだ。出場選手の中では個人的に応援していたプロなので嬉しく思う。

全日本プロ選手権から勝ち上がった桑田プロが優勝したのは良かったし、最後に盛り上がりはしたが、今年の最強戦は「終わりよければ全てよし」とは言えなかったように思う。

読者投票による選考を出場名簿に記載されているプロの方に承諾なく行ったり、一人で何百もの投票を行ったことなど色々あったが、自分が一番引っかかったのは、ファイナル出場選手の選考方法だ。

今年の最強戦のファイナル出場者を決めるにあたり、様々な対局が行われた。
出場したタイトル戦の名称と出場者は以下のとおり(敬称略)


①最高勝率決戦
(多井・友添・猿川・前原・前田・石川・醍醐・近藤)
②最強&インフルエンサー決戦
(水崎・りんの・中田・松嶋・白銀・西嶋・安藤・山本)
③因縁の決着
(瑞原・岡田・奈良・渋川・黒川・内田・藤崎・佐々木)
④Mリーグスペシャルマッチ
(園田・松ヶ瀬・瑞原・伊達・勝又・本田・高宮・佐々木)
⑤骨肉の争い
(村上・鈴木(た)・丸山・大塚・亜樹・瑠美・勝又・松ヶ瀬)
⑥タイトルホルダー頂上決戦
(HIRO・竹内・浅井・忍田・石井・仲林・楢原・魚谷)
⑦女たちの殴り合い
(杉浦・内田・菅原・篠原・仲田・三浦・小宮・清水)
⑧最強ハンサム決戦
(本田・早川・尻無濱・滝沢・鈴木(優)・岡崎・古橋・白鳥)
⑨超頭脳バトル(著名人)
⑩最強レジェンド決戦
(井出・森山・加藤・片山・伊藤・沢崎・荒・鈴木(大))
⑪男と女のデスゲーム
(松本・堀・新津・土田・日向・伊達・東條・茅森)
⑫打倒最強位決戦
(萩原・石橋・小林・浅井・和久津・一瀬・川原・宮内)
⑬全日本プロ選手権
⑭全国アマチュア最強位決定戦
⑮ザ・リベンジ
(内田・安藤・村上・鈴木(優)・日向・石井・高宮・黒沢)

この15本?の対局で勝ち上がった者と、現最強位の16名でファイナルを闘う。という構図だ。


この15本のタイトル名と選出されたプロを見て、みなさんはどう感じるだろうか。

自分の感想は

「この枠の中から最強を決めるの??」
「Mリーガーから最強位を出そうとしてる??」


というものだった。最強を決める闘いとは何なのか。

①・④・⑥は相応しいと思う。⑬と⑭も実力勝ち上がりなので分かる。
⑨と⑩もまだ理解できる。

しかし他の枠は本当に意味が分からない。

どうやったら男と女のデスゲームという枠を作り、そこから最強戦出場者を選ぼうという発想になるのか。
出場者ほのとんどがMリーガで、Mリーガーを出しておけば視聴者数が伸びる。というような安易な発想のように感じてしまう。

最強を決める闘いの麻雀最強戦がそれでいいのだろうか。
麻雀オールスター戦。というタイトル名ならこれでもいいのだけど。

今回優勝した桑田プロを始め、プロの方で最強戦に憧れタイトルを獲りたい。と思っている方は多いと思う。
アマチュアの方も然り。
ファイナルに出場するために物凄い熱量で、何十もの店舗予選に参加されている方も多い。

全ては、【最強戦】というブランドがあってこそだと思う。
最強という称号が欲しいからだとも思う。

そういう方のためにも、より多くの方が納得できるような大会であって欲しいと思う。

批判ばかりになったので、一応自分なりの提案も。

何年か前の最強戦ファイナル出場者は、各団体のタイトル保持者が出場されていたと思う、それに準じる形が良いと感じる。

具体的には
・各団体(連盟・最高位戦・協会・101、ミュー)のタイトル保持者
・全日本プロ選手権優勝者
・アマチュア代表枠
・Mリーグ代表枠(Mリーガー同士で予選を行う)
・各ネット麻雀代表枠(天鳳・じゃんたま・MJ等)

麻雀は1日の大会で最強が決まるものではないけど、せめてこういう枠からの出場者であれば、最強を決める闘いに納得感とか、タイトル価値がでてくるように思う。

ただの麻雀好きなアマチュアの意見なので、あまり響かないとは思うけど、それでも最強戦のファンとして、多くの方が参加したくなるような素晴らしい大会になっていくことを願います。

最強戦の未来に幸あれ。












そのお気持ちだけで充分です。読んで頂きありがとうございました。