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NFTならエンタメで誰でも稼ぐチャンス!

真田哲弥の未来対談『サナダマル!』第1回 #3

真田 哲弥(KLab株式会社創業者(同社会長))

  • NFT対談 最終回は「どう稼ぐか」を展望。コンテンツで稼げる時代に?

  • 「原盤権」の売買のような世界。エンタメのあり方を変える可能性も

  • 売れるNFTにはストーリーがある。将来展望は過大評価も過小評価もダメ

注目の「NFT」(Non-Fungible Token:非代替性トークン)について、最先端プレイヤーの國光宏尚さん(gumi創業者)に、真田哲弥さん(KLab創業者)が迫る対談連載。NFTのそもそも論から、普及のための法規制の課題へと議論をしてきましたが、最終回はいよいよ、具体的にどんなビジネスならNFTで稼ぐことができるのか、展望します。(第1回はこちら、第2回はこちら

閉じた空間に生まれる価値

【真田】話題を変えて、今回の記事を読んで「なんかNFTが流行ってるらしい。自分たちもビジネスにNFTを活用するにはどうしたらいいんだろう」と思う人はたくさんいると思います。僕らゲーム業界は想像つきやすいのですが、他業界の皆さんがNFTを活用してどんなビジネスチャンスがあるのか、何かご意見ありますか。

【國光】NFTは、デジタルデータの供給量を制限することでデータが価値を持ちました。これがすさまじく大きな出来事で、結局、モノの価値は需要と供給で決まるのだと改めて思いました。ネット時代はデジタルデータの複製のコストがゼロになって、供給量が無限大になり、コンテンツそのものには価値がなくなってしまいました。

しかし、NFTやブロックチェーンを使うとデータの供給量の制限ができて、そこに価値を持たせれるのはすごく大きいです。

國光 宏尚(くにみつひろなお)gumi創業者(同社会長) 1974年兵庫生まれ。高校卒業後、中国・上海の復旦大学で学ぶも中退して、アジア諸国、北米、中南米などおよそ30カ国を旅する。帰国後、映像制作会社に入社。2007年に独立し、モバイルを中心としたインターネットコンテンツ提供会社を創業。2008年に商号をgumiに変更し、ソーシャルゲーム事業などを展開。近年は、VRやブロックチェーン関連の投資や新事業開発で注目される。

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