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外資銀行→邦銀→日銀→SBI...政井貴子さん「学び直し」の極意

【特集】ホンネで語る「女性とキャリア」 (前編)

SAKISIRU編集部

  • 前日銀審議委員、SBI金融経済研究所の政井貴子理事長と新田編集長のキャリア対談

  • 「外資→邦銀→日銀→SBI」華麗な転身を支えた「学び直し」について

  • リカレントの“先駆け”として、今の30代、40代にアドバイスすることは?

【編集部より】SAKISIRUが創刊した昨春の同時期、SBIグループで初めて本格的なシンクタンクとして、次世代・デジタル金融を調査研究するSBI金融経済研究所が誕生、初代理事長に就任したのが政井貴子さん(前日本銀行審議委員)でした。

政井さんは1986年の男女雇用機会均等法の施行2年後、外資銀行に入行。欧米の外銀に勤務ののち、新生銀に入行。同行で初の女性執行役員に就任。さらに日銀で初めての公職を勤め、昨年から同研究所トップとして活躍中です。

一見華麗な経歴を重ねてきた裏で、10代の頃は英語が不得意だったという意外な過去を明かす政井さん。文学部卒で金融の世界に飛び込みキャリアを構築。そして40代を迎えた時、大学院で学び直したことが後の転機につながります。政井さんと新田編集長が「女性とキャリア」について本音で語ります。(収録は5月下旬に行いました)

高校時代、英語が得意でなかった

【新田】政井さんが社会人になられた頃、均等法が施行された直後とはいえ女性の総合職自体がまだ多くなかった時代。しかも大学まで日本で過ごされていたのに、外資の銀行に飛び込んで、そこからキャリアを築かれていくのは今の大学生でも度胸がいるなと思いますが、どうしてまた外資に行かれたんですか?

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