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ある盆の奈良五條訪問

こんにちは!
世田谷三宿にある珈琲&スパイスのお店
SCHOLE店主のタツローです。

お盆が終わると、
一緒に夏も終わってしまうような気がして
哀愁を感じます。

今年のお盆、
皆さんは何をされてましたか?

私はと言いますと
8/15(木)-18(日)の期間
奈良の五條という街の山の奥地にて
お店を営む友人(伊達さん/杉川さん)
のお手伝いをしてきました!

とてもユニークな仕組みで運営されている このお店。実は昨年も広島店にお邪魔しています。

今夏は昨年秋にオープンした新店である「picnicbanasi(ピクニックバナシ)」というお店に行ってきました。

茅葺き屋根のピクニックバナシ

そのお店はとにかく山の中。
五條の市街地からも30分ほど離れています。
#まず五條自体が山の中

趣ある古民家を改装したお店でドライブ途中のお食事、休憩スポットになっています。

素敵な縁側

また敷地ではピクニックが楽しめるので目的を持って訪れる方も多数。

今回はそのお店で駐車場整理、お客様案内、かき氷販売を担当しました。

お店の営業が終わると
五條市街にある友人の別店舗の視察、
偶然行われていた花火大会の観覧、
五条観光を。

たまたまやってた花火大会

今日は五條での滞在を経て
考えたことを2つに絞って
共有できればと思います!
(ホントは伝えたいこと10ぐらいある)

文化と文明が融合するお店

お店までは市街地にある宿泊場所から片道約30分。
毎回友人の車で送迎してもらいました。

車内では会社のこと、お店のこと、商品のこと、五条での生活のこと、様々なお話を聞きます。

ある日、高校生インターンの女の子と車内で一緒になりまして、ひょんなことから文理選択の話になりました。

そこでアドバイスを求められた私は
文化をつくりたかったら文系、文明をつくりたかったら理系
というずいぶん大それた話を。笑

高校一年生の女の子がこんな抽象的な話をどこまで理解できたかはわかりませんが、続いてこんな質問をしてくれました。

文化も文明もどっちも作りたい場合はどうしたらいいですか?

そこでとっさに答えたのが
それはイトバナシ(友人会社)への就職だね

いま振り返ると
自分でも言い得て妙だなと思ってます。

今回訪れた「イトバナシ」は
インドに長く滞在しインド文化を学んだ伊達さん
物理学の元教授で数字や化学に強い杉川さんによる会社です。

伊達さんによる文化づくり
杉川さんによる文明づくり

文化と文明がとても柔らかく融合している。

とてもバランスのある事業が行われていると思うんです。

だからこそそこでの事業は面白い。

高校生にはとても刺激になると思います。
もちろん高校生だけでなく
進路に悩む大学生
就職後にキャリアブレイクを迎えている人々にも何かしらのヒントがあるのではないかと思います。

ぜひ皆さんインターンしましょう。笑

インターンは無理でも
お客さんとしてお店に訪れて
その仕組みや雰囲気を味わいだけでも
なにか気づきがあると思います。

イトバナシのファンのみなさんは
潜在的にこの面白さに気付いているんだと思います。

「なぜ私たちのお店に関心を寄せてくれるんですか?」

そんなわけでしっかり私もイトバナシのファンなのですが、作年春、今夏と二回も泊りがけで広島へ、奈良へと訪問する姿は珍しいようで、伊達さんにある質問をされました。

なぜ私たちのお店にこんなにも関心を寄せてくれるんですか?」

聞かれるまであまり深く考えていなかったのですが、よく考えてみると二つの理由があるように思います。

一つは単純に「楽しい」から。
会社を運営する杉川さん、伊達さんはもちろん、他のスタッフもものすごく個性にあふれて面白いんです。

また内部の人間だけではありません。
訪れるお客さん、ファンの皆さんもとても温かい。

今回で言えば一緒に働いた高校生の女の子。
高校一年生とは思えないしっかりした子でその素直な姿勢に心を打たれてばかりでした。
#孫を見守るおじいちゃんみたいな目線

英語わからんけどどんどん話す高校生

また一緒に花火を見て、お酒を飲んだイトバナシの大ファンの男性。

ものすごく博識であり、
色んな話を聞かせてくれるのですが、
その随所にイトバナシへの愛、
伊達さんや杉川さんに対する愛を感じることができました。
#イトバナシのお客さんみんな素敵すぎ

そんな中に身を置くのがとても楽しい。
それが訪れる理由の一つです。

二つ目は、「事業として同じ未来を見ていると考えるから」です。

イトバナシの会社理念は「つくる人とつかう人の暮らしを豊かに」です。

大量生産、大量消費が続けられる社会の裏で、モノへの愛着はどんどんと薄まっていっています。

それは社会にとっては大量廃棄、
個人にとっては豊かさから離れた生活という側面を強くしている。

そんな中で、つくる人の存在を感じられればつかう人はよりものに愛着を持って接するようになる。
それが環境保護、個人の豊かさに寄与する。

そんな理念のもとに事業が行われています。

この理念がとても好きなんです。
今回伺ってより一層好きになったのもあります。


私も「SCHOLE」という小さなお店をやっています。
お店を運営する中で大事にしているのは「愛とは時間の無駄使い」という言葉。
#星の王子さまに学んだ

自分が時間や手間ひまをかけたからこそ対象への愛は深くなる。そんな姿勢が生活を豊かにしてくれると信じています。

誠に勝手ながら、イトバナシとSCHOLEは同じ方向性の価値を信じていると思っています。

だから少し先を歩むイトバナシを身近で見ておきたい。
いろいろと学びたい。
足を使って時間を使ってより愛着を増やしたい。

そう思って訪れています。

事業目線でなくとも
イトバナシのお客さんにはそういう想いで足を運ぶ人がたくさんいるんだと思います。

まとめ

他にも学んだこと、考えたこと、皆さんに共有したいことはたくさんあるのですが、とても長くなってしまいそうなので今日はこの辺で。

会社としても人としても尊敬する
イトバナシ、杉川さん、伊達さん
今回は大変お世話になりました。

今夏の訪問を通して学んだことを活かして、
人間としてより深みを増し、
事業(SCHOLE)も面白くしていきたいと思います!

ここまで読んで頂いた方もありがとうございます。

2024年8月21日
お盆終わりの哀愁漂う中で
SCHOLE タツロー


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