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絵の王様

普段の私を知る人は驚くかもしれないが、
実は私は、かなり自由に執着している。


時間でも場所でも、
もう、
ちょっとでも縛られたら「嫌だーーーッ!」とジタバタしたくなる。


この世にある大抵のルールは意味がないと思っているし、
恥じらいや世間体なども全て何のため?と思っている。

とりあえず、周りの人が"ちゃんとする"という感覚を持っているから、

私も逸脱することはやらない人だよ、みたいなテイで生きている。



でも、いろんなことが、結構実はどうでも良い。 


どうでも良くて、自分ルールで好き放題にやっていたい。



わんぱくの代表とも言える、漫画ONEPIECEの主人公・ルフィが、

「海賊王」とは、海で一番自由な人、と言っている。


私はその表現がとても好きだ。


私も、この世界で一番自由に生きていたい。
(正確にランキングづけして1位になりたいとかではなく、それくらい誰からも何からも縛られずに自由でいたい、ということ)



私は絵を描くことが好きだ。
好きな理由はいくつかあるのだが、
そのうちの一つに、先の「自由」が関わっている。



私は絵を描く時、絵の王様になる。


クライアントワークではない、
自分のオリジナルの絵を描いている時、
最高に自由を感じる。

絵って、何でもありなのだ。

ルールも法律も決まり事もない。

そこでは、私が世界のすべて。



自分の見たい世界、作りたい世界を無限に作り出せる。
どう表現するか、描き込む人たちは何をしている姿にするか、色使いはどうするか。
その舵取りは全部自分にある。

作品を、最初から最後まで自分ひとりで完成させられる。



その何でも許される、縦横無尽な時間が、とってもとっても大好きなのだ。


幼い頃から親に止められてもずっと描き続けて、
暇さえあれば描いて、
自分の自由を絵で発散させていたような気がする。


だから私は絵を奪われたくないし、
一生描き続けるつもりだ。


私の大好きな絵の世界で、
誰よりもわがままで自由な王様でいよう。

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