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保育士試験で資格を取りたい理由

 

 子育てを始めて間もない頃、「保育士」の資格を取ろうかと考えた時期があります。
 私はピアノ教師を学生時代から続けているため、ピアノの指導歴は長いのですが、長らく幼児や低学年の扱いに苦労してきました。

「しまった、学生時代に幼児教育や児童心理を学んでおけばよかった」

 新卒の頃、大手楽器メーカーの音楽教室で幼児のグループレッスンを担当し始めたとき、幼児のことについての知識があまりにも低くて、知識を得たいと思ったことがあります。

 保育士の資格を取りたいと考えた理由には、単純に使える(再就職など)資格だからと言うほかに、ピアノの指導に何かヒントにならないか、という理由があります。
ただ、資格取得を考えた頃が長女がまだ乳児だった時で、私自身子育てが初めてで毎日が過ぎてしまい、落ち着いて学ぶ気持ちの余裕がなかったので、実現にはまだ至っていません。

 ところで、私のところへ保育士試験の対策にいらした方の中には、現場に出て働く希望を持つ(つまり保育士になる)方以外に、こんな理由の方がいらっしゃいました。

放課後デイサービスに勤務する方が保育士の資格を取りにいらしたことがあります。
放課後デイも保育士、児童指導員などの資格のある職員が常駐している、と言うことをその時に初めて知りました。
その方は職員と言っても児童の送迎などをするパートの方で、雇用安定のために資格を取るとおっしゃっていました。
実技の試験は音楽と言語だそうで、ピアノは少し弾けるが歌が心配と言うことで、声の出し方など1か月ほどレッスンさせていただいたことがあります。

 いろいろな理由、またいろいろな年齢、バックグラウンドで、資格を取って現場に出る方、資格だけが欲しい方、資格を取るが勤務先は保育の現場ではない方、様々なのだなと感じました。

 

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