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【新卒日本語教師の海外就活】


こんにちは。大学在学中に日本語教師養成講座420 時間を修了し、先日タイ・バンコクにある日本語学校から内定をいただいた大学4年生です。

このnoteでは、大学で国際協力を専攻している私がタイの日本語学校から内定をいただくまでに、どんなことをしてきたのか、何を感じてきたのか、についてお話しようと思います。


実際、新卒日本語教師就職に関する情報は一般的な新卒就職活動に比べ少ないですよね。私自身も不安な中、手探りで就職活動を進めていました。

これから新卒で日本語教師を目指されているの方、進路に迷っている方、なんとなく興味のある方、全ての人にとって日本語教師という働き方が身近になれば!と思い

今回は【新卒日本語教師の海外日本語学校就活】についてお話していきます。


そもそも国際協力を専攻する大学生が新卒で日本語教師になることを選んだわけ


私は関西の大学で国際協力を専攻しながら、大学4年生の6月から約半年かけて日本語教師養成420時間コースを修了し、資格を取得しました。

大学在学中には、約1年間ノルウェーにあるオスロ大学に交換留学をし、現地の補修校でアシスタントをしていました。

もともと大学院進学(日本語教育関連ではない分野で)を考えていた私は、同級生が就活を進めていた時期(3年生の3月ごろ〜)には、旅行をしたり大学での活動に取り組んだり、と就職活動を一切せずに過ごしていました。

ただ、大学院進学を目指していたものの、自分の将来像も定まっていない今の状態で専門分野を深めていくことに不安を感じていました。このままでは、社会を知らない、頭でっかちな人間になってしまうのではないか、そんなふうに目には見えない大きな不安を感じ、就職を考え始めました。

この時すでに、大学4年生の4月。正直焦っていました。

卒業後は社会に出たい。経験を積みたい。でもただの会社勤めではなく、直接人の役に立つ仕事がしたい。今自分が持っているスキルで何か人の役に立つことをしたい。大学在学中にあまり関わることが出来なかった東南アジアに関わりたい。他にも色々な想いがありました。


「あゝ!!日本語教師!」


なるほど!日本語教師になれば全ての想いを叶えられる。そう考えた私は「日本語教師」として、人生最初のキャリアを始めたいと思い、インターネットですぐ養成講座に申し込みました。思い立ったが吉日精神です!

私の場合は、大学卒業後すぐに働きたかったので、半年で修了できるコースを受講しました(6月から12月まで)。ちなみに当時、私の通っていた養成講座では大学生は私だけで、主婦の方や転職を目指す方、日本語教育関連で既に働かれている方などが多かったです。

その後怒涛の教育実習を経て、大学4年生の12月に養成講座を修了。

そこから就職活動を開始しました。

(その他養成講座内でのいろいろ、大学の授業・卒業論文・アルバイトとの両立などお話したいことはたくさんありますが今回は省略します。)


就職活動時期


私は、12月末から2月初旬の約3ヶ月間就職活動をしていました。

12月末 就職活動開始 

   1)日本語学校(マレーシア)

   2)大学(中国)

 1)2)は、養成講座からの紹介を受けるも条件が合わず断念、、、 

   3) 日本語学校(タイ) 

     書類選考落ち(未経験が要因?)

1月 就職活動 不採用の連続

   4)インターナショナルスクール(東京)

          5)高校(上海) 

 4)5)共に書類選考落ち(未経験が要因?)

   6)技能実習生送り出し機関(タイ)

    最終面接までいくも不採用、、

2月初旬 就職活動、そして【タイの日本語学校から内定】

   7)日本語学校(タイ) 内定


私の場合は、海外を中心に約3ヶ月で7校応募しました。

日本語教師就活を完全に甘く見ていた私は、卒業が近づく1月下旬になって焦りまくっていました。

毎日毎日求人サイトを確認しても、条件の合う学校が見つからず、日本語教師にだけに絞らず他の業種を見た方が良いかな、とも考え始めていました。(軽く迷走)

その中で、6)技能実習生送り出し機関 での面接を経て、タイで就職したいという思いが強くなりました。

なんだか面接官の方がすごくタイっぽい方だった(語彙力無)というか、ゆったりしているけど軸がある、自分もこういう大人になりたいな、あったかいな、しかもなんだか人間的にも成長できそうな国だな、と感じ、タイで日本語教師になるんだ!!!と自分の中で決意。

その後、求人サイトから見つけた別の日本語学校(タイ・バンコク)に履歴書と自己紹介文を送りました。メール送信から約1時間ほどで面接をしたいとの返信があり、その返信の速さに嬉しさと驚きのあまり叫びました。(内心、絶対このチャンスを掴んでやる!とメラメラしていました)

そのままトントンと面接の運びとなり、その学校から内定をいただきました。

自分らしさを出しつつ、その学校で行いたいイベントなども面接中に提案しました。しっかり準備をして面接に臨んだことが功を奏したようです。基本ですが、準備は本当入念に!と改めて感じました。

求人の探し方


私が使った方法は【求人サイト】と【合同説明会】の2つです。

・求人サイト

就職活動で私が毎日チェックしていたサイトは以下の3つです。他にもいくつかサイトはありますが、この3つが海外での就職を目指す私にとっては特に心強かったです。


1)「日本語教師の集い」

https://www.e-tsudoi.com/db_job/job/job_bbs_list.php

2)「NIHON MURA(日本村)」

3)日本語教育学会

http://www.nkg.or.jp/boshu


・合同説明会への参加

私は「日本村」が企画した合同説明会に参加し、興味のある学校の代表者に直接気になることを尋ねることが出来ました。

(コロナの状況もあり、オンライン開催でした)


オンライン面接内容(新卒者向け)


今回は新卒者の私が最終面接までいった

1)タイ:技能実習生送り出し機関

2)タイ:日本語学校

でのオンライン面接での内容についてお話します。

どちらも模擬授業は無く、1、2回程度の現地日本人との30分程度のオンライン面接のみでした。

【面接内容】

「自己紹介」

「自分の長所・短所」

「なぜ日本語教師になろうと思ったか」

「なぜタイで働きたいのか、タイに来たことはあるか」

(2校ともタイの学校だったので)

「留学中に一番苦労したこと」

「どんなアルバイトをしてきたか」

「今後、日本に帰国する予定はあるか」

「今後のライフプラン・将来像」

「いつ頃までタイで働きたいか」

「お酒を飲むか、タバコを吸うか」


ちなみに「日本語教師 面接内容」と検索すると、もっとたくさんの質問内容が出て来ると思いますので、是非そちらも参考になさってください!


面接前・面接時に確認したこと


私が海外での就職をする際に確認したことは以下の5つです。

・給料 

(私の場合、ある程度貯金をしたいと考えていたので、貯金をする余裕がありそうかどうかを重要視していました。また勤務してらっしゃる先生方がどのようなところで暮らしているのか、などを参考にしていました。)

・各手当の有無

(住居手当や保険加入の有無も学校によって違いますので、しっかりと確認する必要があります。)

・ビザ取得サポートの有無

(国によって異なりますが、就労ビザやその他の手続きが必要になってくると思います。それらに付随して、学校側のサポートの有無は確認が必要です。)

・往復航空券代の支給の有無

(こちらも学校によって異なります。大体の学校は2年目以降は支給する、というところが多い印象です。)

・どのような教師を求めているのか

(こちらは自分の教師スタイルと合っているか、自分が無理をしなくて良い環境か、などを確認するためにも聞いてみると良いと思います。)







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