わたしはわたしを好きでいることにした
誰にも見られたくないのに、誰かに見てほしい。さびしいのにひとりが好き。
否定なんかされたくない。肯定してくれたらその時は嬉しい。でも今度は肯定してもらえるように取り繕って、わたしが消えていく。
そうだ。小説にしよう。物語の主人公にしよう。あくまで、お話なのだ。そうすれば、どんなわたしを晒しても守られる。わたしの大事なところは守られる。
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わたしはわたしが好きだ。そういうことにする。
嫌いなところを挙げていったらきりがない。今までと何も変わらない。わたしは変わりたいんだ