ⅱ.フライブルグ 繊細で強くてミクロでマクロ
友達のいるFreiburg University の大学院Global Study Programの授業を見学に行く。
GSPはドイツ、アルゼンチン・南アフリカ、そしてインドと学習場所を学期ごとに移動し、最終的に世界のどこかでインターンシップをし論文を書いて終了するという非常にユニークなコース。
国連機関からも多く参加者がおり、20カ国以上の国籍の学生が集まっている。
「なんで世界はこんなに悲しいねんなあ」
昔そういっていた、京都育ちの彼女は
今、ドイツでたとえば、ミャンマーの軍事政権に国連やASEAN、NGOなどのGlobal communityは介入することはできるのか、 なんていう問題を政治・経済・人類学・社会学的な視点を使い徹底的に考えている。
100円で売られているパンジーを見てどうしようもなく悲しくなった気持ちを今でも抱えながら
彼女はどんどんマクロになっていく。
私が選んだ方法はどんどんミクロになっていくこと。
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」
ユネスコ憲章の前文のとおり
すべての始まりと答えは内側にあって
私は自分の目と足を耳と手を使って
人間の中にもぐりこんでいくだけだ。
いつだっていろんなことが
悲しいしかしながらわたしたちはいつも試されていて
答えはないけれど回答を出し続けなければいけない。
とにかく、今は遠くに見えている小さななにかに
向かって私たちは夢をかなえつつある。
繊細になればなるほど、強くなっているので
大丈夫だと思う。
2008-07 -24
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