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【Pippin@】ファンキーファニーエイリアンズ前編【野沢秀行】 台詞文字起こし

はじめに

 2023/06/25にニコニコ動画へうpした下記の動画はキャラクターの掛け合いが多々存在しますが、ゲーム本編中では字幕が出ない為うp主がプレイ動画から文字起こしを実施しました。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42397025
 AI等は一切使用せず自力で聞き取りましたが、明らかに聞き間違えている・書き間違えている箇所等ございましたらうp主のX(Twitter)へツッコミよろしくお願い致します。


書き起こし本文

(はじめから を選択)
 
この物語に、地球人は出てこない。
だが、地球歴1990年代に地球人によって捨てられた宇宙のごみから、
物語は始まる。
 
(宇宙のごみをクリックすると、宇宙船にムービーが切り替わる)
 
船内放送:地球人が捨てた 燃えないごみが 近付いてきます!
 燃えないごみ接近!燃えないごみ接近!あああ!あああああ!!
???:やめてぇー!
 
(宇宙船と萌えないごみ衝突……の割にはかわいい音)
 
船内放送:ワタシは 優秀なロボットのサーブ!
 全てはワタシの頭の中にある!ワタシは天才!ワタシは天才!
   ワタシは天才!……(フェードアウト) 
???:サーブ、助けて!サーブ助けてぇ!閉じ込められちゃったあ!
バン・マアス王:キメラ、どうした?キメラ、キメラ!
    応答せよ!サーブ、応答せよ!
 
(どこかの星のビル街に宇宙船が墜落してタイトルコール)
 
 
 
FUNKY FUNNY ALIENS
 
 
 
二人:なんか面白い事ないかなー。
タンゴ:なーんか良い事ないかなー。
トッケイ:……なんか良い事ないかなー。
タンゴ:おぉい、どこ行くんだよー。
トッケイ:どこ行くの?
タンゴ:なんか面白い事ない?
トッケイ:なんか面白い事ない?
二人:なんか面白い事探しに行こうよ!
 
(てくてく二人が歩いていると、宇宙船の墜落を目撃する)
 
タンゴ:見たか?
トッケイ:……見た。
二人:見た!?
タンゴ:あれはUFOってやつだね。
トッケイ:宇宙船だと思った。
タンゴ:おんなじだ!とにかく行ってみようぜ。お前も行くだろ?
 
(宇宙船に近付く二人)
 
タンゴ:宇宙にもソーセージがあるのかぁ。
トッケイ:これは食べられないよ。ソーセージはきっと中にあるんだよ。
二人:入ってみろよ!
 
(マウス操作画面になるので、入口らしき箇所をクリック。ハッチに接近)
 
ハッチ:こんにちはこんにちは、宇宙の国からこんにちは~。
私達は良い人です。私達は良い人でぇーす!
タンゴ:おい、何か言ってるぞ。
  それにしても、ボタンがいっぱい付いていて、ふざけたドアだ。
トッケイ:僕は、この光る順番が怪しいと思うなあ。
タンゴ:(プレイヤーに向かって)お前、やってみろよ。
 
(五つのボタンを光る順番に気を付けて押す)
(ハッチが開き宇宙船内部に移動する)
 
ハッチ:ぴんぽんぴんぽんぴんぽんー!ウェルカムトゥソシソン号!
  ようこそソシソン号へ!ちなみにこの宇宙船は
  ソーセージではありません!ソーセージも置いていません!
タンゴ:なんにもいないみたいだな。
トッケイ:ソーセージもないんだって~……
タンゴ:どの入口から入る?
トッケイ:どこから入る?
 
(三種類の扉から選べる様になる)
(左側の扉を選んだ場合)
 
(正面に巨大なディスプレイの部屋)
(目の前に倒れているロボットをクリックする)
(ロボットは自力で起き上がれずガシャンガシャン言っている)
(胸のディスプレイをチェック)
 
(冒頭のノイズの後、ドの音をひたすら流し続ける)
 
(ディスプレイ手前の机部分に置いてあるオブジェをクリック)
置物:現在、音符星からは約一万光年離れています。
 
(ビデオデッキ部分クリックで?)
デッキ:航海日誌をスタートします。
サーブ:私はサーブ。キメラ様の音楽修行の旅に出て丁度百日目。
  休符星(きゅうふぼし)へやってきた。
  住民がいるのかどうかも分からない程、
  ひっそりと静まりかえっている。
  音楽どころか、音さえ聞こえてこない。
(?ボタンを押す)
シャープ星(ぼし)へ到着。
この星に住む者達は、妙に浮かれている。
足取りはふわふわしていて、宙に浮いているみたいだ。
音楽も、何だか調子っぱずれで落ち着かない一日であった。
前頭部のネジが緩んだので、締め直した。しめしめ。
しかし、この明るさは大切かも知れない。
(?ボタンを押す)
今日はフラット星(ぼし)へやってきた。
街角からは、悲しいメロディが聞こえてくる。
道行く者も、皆悲しい顔をしている。
シャープ星のエネルギーを少しだけ持ってこないと、
どんどんパワーを失ってしまうだろう。
(?ボタンを押す)
へ音星(へおんぼし)へ行ってみる。
ここに住む者は、調和を持って暮らしている。
美しいハーモニーと、
低音の利いた独自の音楽を作り出している星だ。
ただし、どうもメロディがはっきりしない。
今後他の星と協力していけば、
素晴らしい音楽を生み出す星になるかも知れない。
(取り出しボタンを押し、青いビデオと入れ替える)
デッキ:歴史の本をスタートします。
解説:昔、楽譜星(がくふぼし)という星があった。
   楽譜星では、コン・マアス、キュン・マアス、シャン・マアス、
   フン・マアス、ヘン・マアスという五人の音楽家が協力し
   星のエネルギー源である音楽を作り続けていた。
   ある日、この五人が不協和音を発した事が原因で
   音楽のパワー不足が生じ、楽譜星は五つの星へと分解してしまった。
これら五つの星はそれぞれの音楽家が統治する音符星・休符星・
シャープ星・フラット星・へ音星となった。
これらの星は音楽をエネルギー源とし、パワーが低下すると消滅する。
我が音符星は楽譜星最高の音楽家であったオン・マアスの指導の下、
豊かな音楽の中で平和な暮らしを営んだ。
王位はその子であるコン・マアスへと受け継がれ、
現在は更にその子であるバン・マアスが統治している。
そして音符星の王子は代々成人の証として、
宇宙へ音楽修行に出る事になっている。
四代目王位継承者である王子・キメラの出生については
何も明かされていない。
(ビデオを取り出す)

 (右側の装置には五つボタンがあり、押すと童謡アレンジを聴ける)
一番左のボタン:証誠寺のたぬき林(タンゴ)
左から二番目:シャボン玉(トッケイ)
真ん中:あんたがたどこさ(タンゴ)
右から二番目:どんぐりころころ(トッケイ)
一番右のボタン:原曲不明(タンゴとトッケイ)
 
 (宇宙船入口に戻る)
 (右の扉を選んだ場合)
 
 (正面に誰かの写真?肖像が?がある部屋)
 (左側のディスプレイにある目玉模様のビデオを再生開始)
 
デッキ:キメラ様のアルバムをスタートします。
???:キメラのアルバム
(?ボタン押下)
  私達の音符星では、生まれた時は内臓を圧迫しない様に
  包帯でぐるぐる巻きにするのよ。
  (?ボタン押下)
  バン・マアスパパにだっこされてるキメラよ。
目に入れても痛くない程、可愛がっていたわ。
  (?ボタン押下)
  秘密だけど、この頃は女の子の格好も出来て良かったわね。
  (?ボタン押下)
  初めての発表会の写真よ。キメラは本当に、
  小さい頃から歌が上手だったわ。
(?ボタン押下)
ここは王宮の育児室。
歌も上手だったけど、とってもお転婆だったのよ?
(ビデオを取り出し、水色のビデオと入れ替え)
デッキ:キメラ様の日記をスタートします。
キメラ:パパとママに見送られて出発。いよいよ、音楽修行の始まりだ。
  どんな仲間と出会えるか、少し怖いがわくわくする。
(?ボタン押下)
音波感応装置で外部の様子を窺ってみたが、
音楽らしいものは全く発見出来ない。
外の様子をモニターで見たが、ごつごつと荒れた星ばかりだ。
(?ボタン押下)
幾つか星を訪ねてみたが、未だに音楽が見つからない。
パパは「まずは一緒に楽しめる仲間を見つける事だ」と
言ったけれど、まだ誰にも出会えていない。
(?ボタン押下)
(最後のページは黒字背景に鍵盤の絵。ファの音を連打し、
その上にキメラが立っている構図)
(ビデオを取り出す)

(部屋の真ん中に飾ってある写真をクリック)
音声:メッセージが入っています。
キメラの母:キメラ、ママよ。寂しい時はメッセージポートレートの
  メッセージを聞いてね。
 
(部屋の右側にあるテレビをクリックすると、リモコンが画面下部から出現)
(ONにしただけではノイズしか入らない)
(青いボタンを押した場合)
キャスター:本日発売されたエイリアンズのアルバムは初日から
    五百枚以上の申し込みが殺到し、通信による
販売回線がパンクしました。
(赤いボタンを押した場合)
バン・マアス王:繰り返し言う!音楽とは、愛である。
  音楽があれば、愛情に満ちた心豊かな暮らしが出来るのだ。
  諸君!素晴らしい音楽がある限り、この世は滅びない!
(緑のボタンを押した場合)
実況:ミュージシャン対抗、宇宙マラソンの時間です!先頭はアボン!
   ファンキーとハミルトンがそれに続いています!

(右側のバン・マアス王肖像画をクリックし、
上のトゲトゲを更にクリックすると童謡アレンジが聴ける)
赤いトゲトゲ:あるこうあるこう(Walking Walking)
青いトゲトゲ:メリーさんの羊
黄色いトゲトゲ:ドレミの歌
 
(入口に戻り、真ん中の禁止マークが描かれた扉をクリック)
音声:船長室と、キメラ様の部屋に隠されている
   暗号音をそれぞれ鳴らしてください。

(それぞれの部屋で聴いた正しい暗号音を入力する)
 
音声:ピンポン!お入りください……でも、気を付けてね。
 
(セキュリティが解除され扉が開く)
(先に進むと、滑り台の様になっていた)
 
トッケイ:わああああああ!落ちる、落ちるうううう!!!!!
タンゴ:助けてくれーーーーーー!!!!!
 
(穴を抜けた先には誰かがいる)
 
タンゴ:っぁあ、あぁ、怖かったぁ~……何だったんだぁ、あれは?
トッケイ:ねえ、あそこに誰かがいるよ。どっかで見た様な気がするなあ?
タンゴ:ぇ……?……ぁ、何か、可愛い……女の子かな?
ちょっと、声を掛けてみてくれないかな?(全体的に小声)

(後ろを向く子に話しかけるが、他の者には理解出来ない言語が返ってくる)
(その子が鍵盤を掲げる)
タンゴ:言葉が通じないから、『鍵盤を弾け』って言ってるのかなあ?
トッケイ:Cっていうのは、きっと和音の事だよ。
   ドミソって弾いてみようよ!
 
(トッケイに従いドミソの順に鍵盤を押すと、正解の効果音が流れる)
(鍵盤を掲げた子がその場でぴょんぴょん跳ねる)
 
その子:わーい、わーい!元どおり喋れる様になった!
トッケイ:何か、すっごく喜んでるみたいだね。
タンゴ:なーんか、可愛いね。女の子かな?
トッケイ:でも、あの子はきっとさっきの部屋のモニターで見た
   キメラって子だよ?
キメラ:助けてくれて、どうもありがとう。
ぼくは、音符星の王子キメラ。
この星へ落ちた時に閉じ込められてしまったんだ。
おまけに、落ちたショックで正しい言語を失ってしまったんだ。
君達が、言語発生治療器の鍵盤を正しく使ってくれたから、
元に戻ったんだよ?
トッケイ:やっぱり君がキメラなのかぁ!音楽修行をしてるんだって?
キメラ:そう!でも……どうして知ってるの?
タンゴ:君の部屋に行ったんだよ。
キメラ:えっ?アルバムも見たの?
タンゴ:うん、ちっちゃな頃に、女の子みたいな格好もしてたんだね。
キメラ:……へへへへへ!
  ところで、ぼくは今からまた音楽修行の旅へ出ようと思うんだ。
もうそろそろ自動修理システムがこのソシソン号を直してくれた
筈だから……一緒に行ってくれると、嬉しいんだけど。
タンゴ&トッケイ:勿論!お前も行くよな?(プレイヤーに)

(場面が操縦室前に移る)
 
キメラ:ここが操縦室だよ。ドアの前にいるのが、警備ロボットなんだ。
 
(扉の前で上下に動く警備ロボットに触れると、ロボットが消滅)
(扉が開き操縦室の場面へ)
(右側のスクリーンをクリックするとバン・マアス王の姿が現れる)
 
バン・マアス王:おお、キメラ王子か!一体何が起こったんだ?
      急に交信不能になったから心配したぞ?
キメラ:地球人が捨てた燃えないごみがソシソン号にぶつかって、
  テラ星(ぼし)に落ちてきたんです。
バン・マアス王:燃えないごみだって?全く地球人はけしからん!
まあともかく、無事で良かった。
キメラ:はい、ぼくは大丈夫です。
  でも、ロボットのサーブは壊れちゃったんです。
  ……あ、そうだ!あれはぼくのパパで、
  音符星のバン・マアスなんだ。パパ、テラ星でぼくを助けてくれた
  友達だよ?一緒に、音楽修行の旅に行く事になったんだ。
タンゴ:Hi!
トッケイ:おいタンゴ、王様に対して失礼だよ!?
ヘンテコな人だけど、王様なんだろ?
バン・マアス王:ふ!ふっふっふっふっふ……ぶっほほう、そうか。
なかなか素直で良い人達じゃないか。
キメラ王子や。音楽修行の旅には、
音楽を理解してくれる友達も必要なのだ。
お前は次に、バラエ帝星(ていぼし)へ行くが良い。
友達と力を合わせて素晴らしい音楽家達を
探してくると良い!

(王との通信が終わり、操縦桿が登場)

操縦桿:私が、操縦桿です。
 
(操縦桿をクリックすると、操縦桿の位置が一段下がる)
 
操縦桿:発信します(発信します)。座席のシートベルトをお閉めください。
三人:わああああ!!!
 
(正面のモニターがホワイトアウトし、宇宙の様子が映し出される)
(バラエ帝星の上空に到着すると、プロジェクターが降りてくる)
(モニターに再度王が映り、星の説明をしていく)

バン・マアス王:ここが、バラエ帝星だ。このスクリーンから、
  バラエ帝星のそれぞれの国にワープできる。
  このバラエ帝星にはげんしの国・みずの国・むしの国・
  ようかいの国・からだの国という五つの国がある。
  それぞれの国には、音楽家が五人ずついる。
  隠れ住んだり、閉じ込められたりしている。
  案内人の言う事を聞いて、音楽家達を探し出し
  友達になるのだ。かかーし、いやしかし!
  全ての国へ行って全ての音楽家達に会わなければ
  全て水の泡だ。分かったな、さあゆくのだ!
  パパは忙しいからもうゆくよ。
ああ忙しい忙しい。I am very busy なんちて。

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