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フィリピンでベビーシッターを雇う方法【体験談】

こんにちは!

2024年が始まりましたね。

今日はフィリピンの育児事情について。フィリピンの育児といったら、切り離せないのがベビーシッターです。

この1ヶ月ほど、周りがクリスマスと正月気分の中、わたしはベビーシッター探しに奮闘していました。

なぜかというと、ちょうど一ヶ月前、1年半勤めてくれた住み込みのベビーシッターが、辞めたいと言い出したから。(クリスマスボーナスを渡してから数時間後のこと・・・)

子供たちもなついていたし、わたしも気に入っていたので残念ですが、家庭の事情だそうで、仕方なく承諾しました。

うちは共働き夫婦。昼間に子供を預ける保育園はないので、ベビーシッターは必須です。

「通い」のベビーシッターではなく「住み込み」であることも大切。基本的に夜は働いてもらいませんが、フィリピンは深刻な渋滞があるので、通いだと出勤時間に遅れることが多くなるからです。

フィリピンでベビーシッターを見つける方法3つ


さて、どうやって候補者を見つけていくか? 私は大きく3つの方法があると思っています。

一つ目は、知人からの紹介(リフェラル)です。個人的にはこれが一番信頼できる方法だと思います。会社の同僚、近所のベビーシッターの友達など、いろんな人に声をかけてみると、意外にも簡単に紹介してもらえます。

二つ目は、SNSで探す方法。フィリピンではFacebookが1番活用できます。ヘルパーやベビーシッターのお仕事を掲載できるFacebookグループがいくつかあるので募集内容を投稿します。ただし、応募してきた候補者がどこの誰か、信頼できるのかは全く保証されないので、自分で見極める必要があります。

三つ目は、エージェントを利用する方法。良いエージェントなら、事前に候補者のバックグラウンド(犯罪履歴や健康状態など)をスクリーニングしているので信頼できます。もちろん、エージェントへ支払う手数料があるので、初期費用は高くなります。手数料の目安は、給料の一ヶ月分です。

私は今回、主にFacebookグループを活用しました。利用したのはNANNY PHILIPPINESというグループです。

求人を投稿してから数時間で、messengerを通じて30人以上の人から連絡がありました。

全ての人と面接はできないので、きちんとレジュメを送ってくれる候補者と、レスポンスが早い候補者を優先しました。自己紹介なくいきなり”How much is the salary?” と聞いてくる候補者は、なんだか感じが良くないので見送りました。

ベビーシッターを採用するときのポイント


合計で17人とビデオ通話で面接をし、気に入った候補者2名に対面の面接に来てもらうことになりました。加えて、知り合いが紹介してくれた候補者も、対面で面接をすることにしました。

個人的に、面接で確認するポイントは4つあります。

①給与・待遇をお互いに合意できるか?

ここが候補者にとって最も大切なポイントです。給与も大切ですが、一緒に住むことになるので、食事、寝る場所、働く時間など、住み心地がいいように考えてあげないとダメ。中には、休みなく24時間、働かせる雇い主もいますからね。

②健康か?

子供の世話をするには体力が大切!健康かどうかはめちゃくちゃ大切です。わたしは過去に、ベビーシッターが体調不良で頻繁に休んでいたので、仕事が回らず困ったことがあります。面接である程度ヒアリングをするのも大切ですし、契約前に健康診断を受診してもらうのがベター。

③子供たちが気に入ってくれるか?

子供達がなついてくれるかも重要! 共働きの我が家では、子供達はベビーシッターが第二のお母さんになるからです。中には子供嫌いのベビーシッターもいます。そういう場合はうちの子はあまりなつきません。わたしたち家族は、今回は最終決断を長女にしてもらいました。

④ハッピーでいてくれるか?

一緒に暮らすことになるので、不機嫌な人は嫌ですよね。おおらかで、ゴキゲンでいてくれるかは、自分たちがゴキゲンでいるためにも大切!

ん? ベビーシッターとしての経験は重要じゃないの? と思うかもしれませんが、わたしたちにとってはこの4つが経験よりも大切。

候補者とのいざこざも発生。旦那さんの神フォローで解決


今回の採用では、反省点が1つありました。

最終的に良い候補者にめぐり逢えて採用することになったのですが、他の候補者にお見送りの連絡をしたところ、「もう決まったと思って、勤め先を辞めてしまっていた!」と言われたのです。

面接の中では、「最終的な決断は○○日に連絡するからね」と伝えていたのですが、面接で確信を得たので、仕事を辞めてしまっていたそう。

その時は自分のコミュニケーションに何か問題があったのか真剣に悩み、その候補者を代わりに採用しようか・・・とも考えました。その時は旦那さんが「誰でも仕事が欲しいんだから気にするな」とフォローしてくれたので、結局、その候補者は見送りました。

今回の体験で得た気づき


今回、たくさんの人と話してみたのですが、候補者の要求はめちゃくちゃ高くなっていることにびっくり! 特にアフターコロナになり、物価も上がり、かなり高い給与が求められるようになっている・・・物価の高いMakatiやBGCエリははさらに要求は高まります。

加えて、私たち家族は「外国人」なので、フィリピン人家族よりも高い給与を払ってくれるだろうという期待を持たれます。交渉次第ですが、一般的な給与の倍は払う覚悟が必要です。

ベビーシッターを雇うのは楽でもあり、色々と気を使うことがたくさんあります。これから初めて経験する方は、今回の私の体験が役に立てば嬉しいです♡

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