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雨との日々

雨は、面白い。


朝からコーヒーミルを挽いていると、音が怖いらしく、ウゥ〜と小声でうなる。

ついさっきまで甘えていたのに、私がミーティングを始めると、おとなしくしてくれる。

小さな子には、優しい。

暑そうだったから、サッパリしちゃってください!と頼んだら、想像以上にサッパリして、本人も困惑。ごめんね。

一緒に暮らすようになってから、毎日のように友人と会わせたり、一緒に実家に帰ったりしたからか、移動も好きになったし、自分を可愛がってくれる人には誰にでも懐いていると思う。
そのまま着いていってしまうくらい、しっぽをブリンブリン振っている。

雨を飼うことを決めた時、一番に電話した友人、その子には、名前を決めた時も一番に連絡したのだけど、江國香織さんが飼っていたわんちゃんも同じ名前(!)と教えてくれた。だからすぐに読み始めた。

そして、雨はいまここにいる。
雨にとって、それが私じゃなくてもよかったことを、私は知っている。
ーーー雨はコーラが飲めない


雨と出会った時、この子だ!と私はちゃんと思った。
だけど、雨にとっては、別に運命じゃない。わかっていたけど、この文章を読んだ時、ドキッとした。

雨は、彼女は、運命だなんて思うこともなくただ日々を受け入れている。

私は時間をかけて、運命の答え合わせをしたいのだ。というより、運命にしていきたい。

運命じゃなかったことを運命にするのも、運命を手放す運命も、全部意志なのだと思う。

先述の友人が、イラストを描いてくれた。その子は最近、保護猫を引き取り暮らし始めた。彼女のそういうところが、とても好きで、ずっと尊敬している。

昔、実家で一緒に暮らしたラブラドールのレオ。
亡くなった日、不思議なことにたまたま家族はみんな不在。私が1人で、看取った。
息が細くなるレオに「ありがとう」と言った後、ゆっくりと息を引き取った(のだと思う)。
ありがとう。ありがとう。

雨ともいつか別れがくるのかな、寂しいけどね。
寂しいからって何もしないより、たくさん思い出作りたいね🐕‍🦺思い出は、ずっと生き続けるんだよん。


みなさま、どうぞよろしくお願いします😊

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