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失敗した。だから得た。

こんばんは。

フラワーサイクリストをしています、かまたさきです。

今週末に、下北沢のBONUS TRACKにて
POP UPイベントに出店します。

好きな街で出店できる歓びは、
”学大偏愛祭”の時にも綴らせていただきましたが、
下北沢出店もまた、あの時のような、
跳ね上がる感情がすでに湧いてきています。

だけどその前に。デザフェスの振り返りをします。

得たものがあったから、
誰かの役に立つといいなという思いも込めての、
書き残しです。



デザインフェスタ.vol56は間違いなく、
今年一番の規模のイベント出店でした。

私、実は、1ヶ月前までデザインフェスタという
イベントの存在さえ知りませんでした。

東京ビックサイトで行われるイベントということを知り、
「大きな会場=たくさんの人が来る」
ということなので、

「早めに準備を始めなくちゃ。」

ということだけは頭において。準備に取り掛かりました。

平日は仕事をしているので、お昼休みや移動中に
隙アラバ、デザフェスのYouTubeやブログを漁っていました。

Instagramはハッシュタグフォローして
毎日のように、出店者さんたちのページを眺めて。

そんな中、
デザフェスの物販販売でモノを『売る』ためには
デザフェス攻略法があり、
作戦を練る必要があることは理解しました。
(どんな出店も、売ろうとするには作戦が必要だけど)


そして私のデザフェス出店目的は
『売る』ではなく
『認知してもらう』ということ。

・・・何を認知してもらうのか。

ここの掘り下げが甘かったなというのが今回の
反省です。学びです。


私が知ってもらいたかったのは、
『ロスフラワー』という花の存在のこと。
『フラワーサイクリスト』という人たちの存在のこと。

これがシンプルな答えですが、
出店した自分のブースを後から振り返ると、
フラワー作家のブースが出来上がっていました。
(いつもの感じ)

間違ってはいないけれど。
伝えたいことが、伝わらないブースでした。

出店当日、会場内を沢山歩いてきました。
作家や表現者たちの熱量に圧倒されながらも、
楽しく見て回っていると
お花雑貨を販売している方のブースもいくつかありました。

素敵な作品が、沢山。

素敵な作品が、沢山。

素敵な作品が、沢山。


・・・!!!

この方々との明らかな違いは
私が、『フラワーサイクリスト』だということ。

あ、あああああああああ。

(ここで先輩作家たちの技術力の高さに
自尊心を砕かれたのではありません。笑 
比べるなんて恐れ多いし、
私は私でかわい子ちゃんたち作っているので、
自尊心は至って良好でした。笑)

私があの場で伝えたかったことは、
私が連れてきたお花たちに
『ストーリー』があるといいうこと。

例えば、
アフリカ産バラを生花店さんからお譲りいただき、
ドライフラワーにして販売していた、あのバラ。

右の、袋に入ったやつ


あのバラ一つとっても、
約10000キロも離れた遠いアフリカの地で
大切に育て上げられ、
日本へ来て、
生花店でひとつ目の役目を果たし…

というストーリーがある。

ストーリーって、隠れているから
私が表現しないと、伝わらないのです。

素敵な作品はもちろん作りたい。

だけど、

それは花たちの魅力を引き出す手段であり、
私の目的ではありません。

ブランディングしたいのは自分ではなく、
この花たち。

出店前に今一度、自分と対話しておくべきだったと反省しました。
余裕がなくなって、手段と目的がごちゃ混ぜになっていた。

制作に集中していると、
出店目的に沿った表現方法、見せ方を練ることに
エネルギーを割けなくなってしまう。

仕事をしながら活動していることあり、
この辺は工夫が必要だなと痛感しました。


花を愛でる人が増えて、
人に幸せが循環するのならば、
その人の手に取ったお花が
『ロスフラワー』であろうがなかろうが、
どちらだっていいんだけれど。

しかし、デザフェスに関しては
沢山の人が訪れるからこそ、
今の自分が伝えたいメッセージを表現すべきだったと
後悔しています。

紙媒体やPOP、DP、全てに工夫が足りなかった。
アップデートが足りなかった。


そうは言っても、立ち寄ってくださった皆様には
鬱陶しいほどに、
ストーリーを伝えること、
フラワーサイクリストの活動のことを
伝えることができました。

聞いてくださった方々には本当に感謝ですし

新たな縁もでき、
何よりデザフェス自体を楽しむこともできて
充実していたので、出店してみて
よかったです。

今年はあと2イベント。

本業のタスクが山積み&師走効果で
本当に目が回りそうだけれど
工夫して、しっかり準備していきたいと思います。

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