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楽天の送料無料の話。いろんな人のいろんな考えがあるけど、、

楽天の送料無料の賛成はと反対派

昨日から、楽天の送料無料がはじまったけど、ここにいたるまでいろいろあったなぁと。今回いろんな人の反応をみていて面白かったこと。

うちのスタッフ
今いる会社の商材のように、粗利が2割みたいな中でECをやっていると、3,980円では、400円程度の粗利でそこから10%以上の手数料を楽天さんにもっていかれると、梱包資材、人件費を考えると、まっくもって3,980円で送料込であっても、送料無料はありえないので、今回の賛成はとしてあらわれた団体「友の会」は、まったく意味がわからない。(うちのスタッフ)

楽天の中のコミュニティ
楽天の管理画面から入れる楽天出店者のコミュニティーでは反対派で2チャンネル状態。ウォッチしているスタッフからすると、反対派のよく発言がある店舗さんが有名店みたくなっていたらしい。

古い楽天の運営者(経営者)
反対派の団体の代表の方がテレビに出るたびに、代表の方がお疲れなのかくたくたで力がないで、楽天の代表店舗のようにでてくるのがどうも、気に食わないという方が多かった。(賛成派というか友の会の方のほうが私の知っている人は多かったので、同じような意見を目によくした)老舗のネットショップオーナーさんにしたら、楽天と共に成長してきたという意識が強い方が多く、情の部分が大きいなぁっとも見てて感じたり、、

そんなこんなで、3,980円で送料無料になった翌日、19日(水)

いろいろ損益を考えて、送料無料の商品をつくったり価格の調整をしたりする店舗、(コロナ対策の対応として)延命措置をして、送料無料にはならないようにしていた店舗、いろいろあったと思いますが、

うちの店舗、設定を失敗していて、「特定送料」(3,980円以上買っても送料無料にならない設定)が優先されていなくて、送料無料になってしまってしまってました、(汗)

たぶん、設定がうまくいっていない店舗多かったと思います。(たぶんですが、、)見ていると、粗利低そうな商材で数個買うと4千円を超えるほど買うと送料無料になったみたいな店舗いっぱい見つけてしまったので、、

今回の件で、私が思ったこと

そもそも送料込でなく、送料無料という言い方だった時。商材によって、(メーカーなのか小売なのか)販売業態によって利益率はほんと大きく違うけど、そういったことが考慮され設定・用意された楽天さんの機能は少かったなと(今回実際には、設定の状況を月曜日の夕方には確認できたのですが、当初は、設定はスタートしてから確認できるといった告知だったり)

原価率が商材によって大きく違う。
酒類など飲料の小売は、(型番商品は)価格競争も激しく、原価率2割りほど。コスメのメーカーだと原価率は3割りほど。小売だと5〜7割り。アパレルの小売で5割りほど。メーカーで、3〜4割りほど。中国とかから商品を仕入れているアパレルさんだと2〜4割り。(知っている店舗は2割りぐらい)まぁ、利益率は、さまざま。ついでに客単価も商品単価もさまざま。

単純な利益率での価格設定というのが難しい店舗は多かったと思うし、単価の低い商品を扱うネットショップであればあるほど、コロナ対策としての措置(送料無料にならない)を申請して延命した店舗もぽろぽろ見ましたが多かったです。

三木谷さんが、このままだとAmazonの段ボールで日本が溢れてしまう、、というのもとても共感できるというのも正直なとこでもありますが、小売(メーカーでない)の単価が低いネットショップの利益率では、やめるしかないとなった店舗さんがいたのお納得ではあります、、

あるネットショップさんは、この3月18日にいたるまでに、送料を考慮した価格設定を色々試された方のレポートのようなものがあったのですが、送料込みにしてよかったという結果をだされていたショップさんもいました(原価率50%ぐらいのショップさん)

とはいえ、原価率が70%を超えるショップは正直、ECはやりずらいです。広告費の原資になるものもでてこないわけですし、未来は厳しいぃ、そんなネットショップを追い出したかったのか、あらゆる商材に合わせた機能ができぬままだったのか、わかりませんが、みんながハッピーとはいかないもんだなぁ。と、今回私が気になったところでした。。

大阪在住。旅好き。シャンソン歌手。そして企業のマーケティング担当(いちおう)。ここで書くことがどれがメインになるかわからない。←今ココ