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自分の命を使い切る

「胸を張って生きろ!

己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと

心を燃やせ
歯を食いしばって前を向け!」

大好き過ぎる鬼滅の刃。w


映画もう一回見に行きたいくらいです。


なんでこんなにもこのアニメに共感して、
心が揺さぶられるのだろうと思っていて、

ふと思い出したのが、『龍馬伝』。


しばらく前だけど、NHKの大河ドラマで福山雅治さんが主演をしていた『龍馬伝』が当時私は大大大ファンで、(はい、高知出身、熱いストーリー好きw)

その中のあるワンシーンで、龍馬のお父さんが龍馬に言ったセリフが当時からずっと心に残っていて時折自分の中で思い起こされて、反芻されていることばがある。


龍馬、この世に生まれた以上、己の命は使い切らんといかん。」


一字一句同じかは定かじゃないけど、
ドラマの中で亡くなる前の病床でお父さんが龍馬に伝えた一言。

このときも、心が震えて、ああそうかと。

そんな風にいたい、「私は私を生き切ったぁー!」とか「私の命使い切ったわー!」って言って死んでいきたいんだと思ったし、そういう風に生きたいんだ、死にたいんだなという気持ちが自分の中に確実にあることを、忘れがちになっていた自分に、その頃からいつも思い出させてくれて自分に自覚させている私の中の大事なことばになっている。


じゃあ、私にとっての「自分の命を使い切る生き方」って具体的にどんなのか。

誰かのために、社会のために必要だとか大事だとか思うことの実現に命をかけている人だったり、

弱い自分も不甲斐ない自分も全部持ってそのために体当たりしていく人だったり、

そこでぶつかるあらゆることにちゃんと心を動かして、感じて、喜んで、悲しんで、恐怖して、悔しがって、怒って、泣いて、よく笑う人。

そういう、心をたくさん動かしてたくさんの気持ちを感じながら、いつも誰かのためにまっすぐに何かに向かう人でいたいとずっと思っているし、そういう生き方をしている人を見ると感動するし尊敬する。


だから、何か有能で器用に立ち回れて、いつも充実感と幸福感ばかりのかっこいい人生を送りたいとは思っていない。
安心感と安定のためにだけ何かをしていたいとも思わない。

いつも変化していたいし、不器用でうまくないこともダサいこともあるし、だからこそ迷うこともあるし、全然映えない地味な努力の毎日の時もあるし、それでも何度も顔を上げて前を向いて、純粋に希望を見られる人。

そんな人でいたい。

そうやって「心を燃やして生きた」先に死ねたらいいなと。

このアニメのいろんなキャラの立った登場人物のこんな生き方に共感して、自分の命を使い切っていく様に私は感動しているのだと思う。

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