つめくさの花
幼少の頃に、クローバーの四つ葉を見つけに探した、思い出がある人は多いと思います。花はツメクサと呼ばれますが、この名の由来が「詰める草」だと知ったのは、大人になってからのことです。
それは江戸時代に、オランダからガラスの器具などが運ばれてくるとき、ガラスが壊れないようにと、今でいうパッキン代わりにこの枯れ草を詰めたのだそうで、まさに「詰める草」であったことから「ツメクサ」と名が付いたのだそう。
そんな使われ方をしていたくらいだから、当時は辺り一面に、ツメクサが自生していたのでしょうね。
ちなみに「ツメクサ」という植物はもう一種あります。そちらは「爪草」と書き、細長い葉が鳥の爪に似てるからだそうです。
いずれも雑草と呼ばれる類ですが、しかし近くに寄れば、こんなに可愛い花だったのかと、見つけるたびに新鮮な気持ちに満たされます。最近は、もっぱら道端の花と野菜の花が、可愛くてかわいくて。そんな自分の関心に、歳を重ねたものだなと、思うこの頃です。
今日もいちりんあなたにどうぞ。
シロツメクサ 花言葉「約束」
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