チコリの花は涙色
チコリの花は涙色。チコリと言えば、サラダや料理の付け合わせとして知られますが、ヨーロッパでは、食用野菜だけでなく、ハーブやフラワーエッセンスとして、またその美しい花も、古くから民間人に親しまれてきた植物であることを知りました。調べてみると、さまざまな伝説があることも。
チコリは一日花なのですが、日が昇る頃に咲きだし、昼にはしぼんでしまう花の習性をみて、帰らぬ恋人を待ちわびた少女の涙が枯れた証、と称したものがありました。
朝から昼までのわずかしか咲いていないのは、それ以上咲いていると、涙が枯れてしまうからだとか。その涙がこの青色になったとも。
ドイツでは、この清らかな花を「路の光」と呼んだそうです。
日本人にはあまり馴染みのないチコリの花ですが、淡く優しい水色の花は、ロマン主義の象徴とされる「青い花」のインスピレーションに見立てられたなど、どこから触れてもロマンティックな物語があるチコリの花。
なにより、このやさしい青色が、涙色だったなんてね。可愛いお花ですね。
今日もいちりんあなたにどうぞ。
チコリ 花言葉「私のために生きて」
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