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木枯らし吹きました

冬の訪れに合わせて、木枯らしも吹きました。

まるで暦と花と風とが、せえの、と息を合わせたかのような到来。
昨日、サザンカは黙って咲くと書きましたけれど、木枯らしは歩く後ろから、からからと音を鳴らしてついてきます。まだ急かすのか、というくらい、呆れるほどにせっかちです。

その音は、風に舞う落ち葉がすがるように付いてくるからで、こうして木枯らしが吹きわたり、木々の葉を散らし尽くせば、世の中はいよいよ冬の姿になります。

その夜にふく北風は、いつも刺すほどに冷たいばかりで嫌だけど、明るい時間であれば、なんだか憑き物さえ払ってくれるような清さがあります。身が引き締まる思い、ですから悪いばかりでもなくて「なんなら負けないぞ」って思うほど。

すると見やれば、きびしい冬にも生き生きと、葉団扇ひろげる八つ手の花。「なんなら払ってやるぞ」と言われたように見えました。

こっちだって負けないぞ。今日もいちりんあなたにどうぞ。

八つ手の花 花言葉「親しみ」


天狗の葉団扇

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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。
「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
https://www.hanaimo.com/


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