美しの水~white

この土日で、美しの水が上映せれる。
2006年は、入団した年。
入団して3本目の舞台です。

今日は少し昔話をしましょう。

人生初ボウズ

入団して一発目の舞台は、自分の中では不発で、実力の差を実感したし、劇団の体制や仕組みについていくのがやっとだった。
完全に自分のペースを掴めずに、ただただ本番を終えた感じです。
2作品目。
役を獲得したし、相手が講師だったから、下手したら終わるというプレッシャーがえげつなかった。まだ馴染めてないなぁーって思ってた。
3作目。美しの水。
入団前から一番好きな作品だった。
この作品にでれるだけで、良かったなぁー。
嬉しかったなぁー。
役が決まった時は衝撃だった(笑)
whiteのラスボスじゃーん。
ボウズじゃーん。
あれ?ボウズにするの?
やったことないけど。
え?西田さんどうたいですか?

「どっちでも良いんじゃなね?」

はい、でたー。と思いました。
(今思えば、髪型とか関係ないって分かる。見た目じゃないし。)

次の日、ぼくは人生ではじめてボウズにしました。
それが、覚悟だった。

先輩役者が多すぎる

入団一年目は、自他共に新人です。まわりの人は全て先輩です。
ぶっちゃけやりずらい(笑)
でも逆に「技術を盗み放題」でもあった。
稽古場が刺激的だったなぁー
色んな種類の役者さんがいたので、色んなことを学べて、全て自分の役に反映した。
それをしないと、先輩立ちと戦えなかった。

最高の役との出会い

このボウズ役は、後にも先にもマイベストキャラです。こんなにもナチュラルにお芝居が出来たのはないね。お芝居が好きになる役がこやつです。
他のお芝居やってて、うまくいかないときは、このボウズ役のことを考えて、空気感だったり気持ちの流れなんかを考えて反映させてました。

いやな気持ちいいじゃなくて、冷静な気持ちの良いがあった役です。

いまだに、この役を越える役はないです。

ということで、ぼくの最高の状態が上映されます。たくさんの思い出が詰まってる。
また、機会があったら見てみたいですね(台本は手元にあるけど)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?