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家探しについて全部書く!情報収集&注文住宅検討編

こんにちは、早です。これは家探しについて全部書くマガジンです。


まずはこの半年ちょっとの検討の流れを振り返ってみます。

家探しを始めるときにまず最初に考えるのが「どんな軸・条件で探すか」ですね。戸建てなのかマンションなのかその他なのかに始まり、場所はどのあたりか、広さは、築年数は、駅徒歩や周辺環境は、保育園や子育て環境はどうか、間取りや内装の好みは、とひたすらに膨大な変数があります。

こういうフレームワークで決められるよ!なんていうシンプルなやり方があればいいのですが、残念ながらお手軽にど真ん中の条件を設定できるなんてことはまずありません。結局は自分の人生と同居人(いれば)の人生とそれぞれが思い描く未来に真剣に向き合って、じわりじわりと「これか?いやこっちかも?」という正解ににじり寄っていくしかないようです。

我が家もまだ正解にたどり着けてはいないのですが、ここまでにかなり迷走して軸ブレブレになりながら、いろいろな可能性を検討してきたので、その思考過程をトレースするともしかしたらこれから探す人にも役に立つかもしれません。

探している人の属性

前の記事でもまとめましたが、我々夫婦の属性はこんなかんじ。

・妻(私)31歳 夫 37歳 2人ぐらし
・渋谷区某駅徒歩4分 2LDKの賃貸マンション居住
・夫婦ともIT企業勤務、ほぼ毎日リモートワーク
・車なし(夫ペーパードライバー、私免許すら持っていない)
・将来的に子供は検討(年齢的にあまり猶予がないので想定では来年くらい)
・妻の実家:神奈川県川崎市 夫の実家:神奈川県横浜市
・妻の趣味:ドレス作り、DIY、インテリアコーディネート、ピアノ、歌、創作物全般
・夫の趣味:漫画、Vtuber、DJ、音楽鑑賞、インターネットコンテンツ全般
・実家からの支援や所有の土地はなし

見ての通りの文化系オタク気質インドア夫婦です。

その中でも、私はずっとモノを触っていじって遊んでいる実践重視のアナログな物質世界に住んでいて、夫は液晶画面の中と脳内でだいたい完結するバーチャルな精神世界に生きています。

私は目に入るものすべてが私が選びぬいた気に入ったもので埋め尽くされていてかつ視覚表現として洗練されていないと発狂してしまうタイプ、かつ片付けや掃除は苦手でモノを置きっぱなし出しっぱなしにするという相反する性質があり、その上に広さを必要とする趣味・副業活動があるというとっちらかった人間。一方で夫は、利便性重視で空間やモノへの美的こだわりはそこまで強くなく、モノをあまり増やさず散らかすこともない、そもそもガジェットさえあれば1日中ベッドの上で過ごしていてもOKなタイプで、結婚するまでの一人暮らしで10年以上、8畳の1Kに満足して生活できていた人です。同じインドアでもいきなり正反対すぎて先行き不安になってきました。

探している中でより強く実感したのですが、どんな仕事をしていて、趣味は何で、毎日どのように過ごしているか。将来どういう生活を夢見ていて、子供や家族構成の変化はどうなっていく可能性があるか……といった、人の現在と未来の生活情報のすべてが家探しには総動員されて反映されていきます。ああ家探しは、人生探し。

家探しの最初に読んで役立った本3冊

「家を買いたい気がする」となった当初、条件を決めるにしてもまずは何から考えていいかもわからない状態でした。予算にしても今の世帯年収と貯金でどのくらいが適切なローン金額なのかもわからないし、どこにどのくらいの家を買うといくらかかるのかの相場もまったくわからない。そこで、まずは全体的な相場観を掴むことから家探しを開始しました。

もともと住宅の間取りやインテリアやリノベには興味があったので、そういった「内装デザイン」に関する本はこれまでもいくつも読んでいたのですが、いざ買うとなると内部の意匠について考えるのは最終段階で、まずは「箱」をどのように手に入れるかが問題です。

そのあたりの、そもそも何に、どのくらいお金かかって、どう検討を進めればいいか?はやっぱりいくつか関連テーマの本を読むのが手っ取り早いです。私が読んだ中でよかったのはこの3冊。

他にもいろいろ読みましたが、この3冊を読めばだいたいの全体像が見えると思います。

新築 or 中古、戸建て or マンションなど購入する種類によっては細かい内容は変わってくるのですが、その他の選択肢が100%考えられないくらい心に決めている場合以外は、特に種類を特定せずに調べたほうがよいと思います。自分の理想の住まいを突き詰めていくにつれて最初に思っていた方向性から離れていくこともありますし、その時に特定の情報しか得られていないと検討範囲が狭まってしまうので、最初は全ジャンル広く浅く情報を集めるのがおすすめです。

友人が家を建てたハウスメーカーに話を聞く

本で情報収集をしつつ、平行していろいろな専門家に話を聞きにいきました。

自由に家を作るなら注文住宅だよね、となんとなく思っていたこともあり、ちょうど同時期に注文住宅を建てた友人がいたので、ハウスメーカーの担当者を紹介してもらいました。注文住宅をするかどうかも、そのメーカーで建てるかどうかもまったく決まっていない段階でしたが、実際に見て知っている家を作ったメーカーの担当者に詳しい話を聞くことで、かなり家づくりの解像度を上げることができました。

友人の家は都内東側の23区内某所、駅からも近くどこに行くにも便利なのに、古くから住んでいる人が多い下町感のあるいい雰囲気のエリア。その友人も代々引き継いできた実家の土地があり、そこにあった古屋を建て替えて注文住宅をしていました。

私たちには残念ながら実家の土地も資産もなかったので、自分たちの手足で稼いだ中で購入するしかありません。もし土地を購入するところから始めて同じような家を建てたらいくらくらいかかるのか?土地にかかる値段と建物にかかる値段はどのくらいか?エリアを移るとどの程度変わるのか?といった具体的な予算感や仕上がりの雰囲気を聞いて、自分たちが理想とする生活や無理のないローンの金額との差を検証していきました。

この時に土地に家を建てる場合に重要な「建ぺい率(土地に対してどのくらいの面積に建物を建てられるか)」や「容積率(土地に対しどのくらいの大きさの建物が建てられるか)」の基本的な考え方も詳しく教えてもらい、このくらいの数字だとこんな感じの家が建つんだな、というイメージを持てるようになってきました。

とても丁寧に説明していただき非常に参考にはなったのですが、結果としてこの時点で、まず「ハウスメーカーで注文住宅を建てる」は選択肢としては外れることになりました。

 ハウスメーカーは内装をある程度テンプレ化して価格を抑えているため自由度が低く、理想像が明確にあり自分の好きなように家を作りたい私のようなタイプはやりたいことができない可能性が高いためです。薄々そうなることは話を聞く前から予想していたのですが、ハウスメーカーの営業担当の方にまで、「そこまでやりたいのであればうちではなく、もっと一緒に自由に作ってくれる建築事務所や工務店を見つけるほうが絶対にいいと思います!」と言われて確信を持ちました(笑)。(明らかに契約を取れなそうな冷やかし客である私達に対して、本当に親身になって教えてくださって、感謝……。)

不動産屋に行って土地をいくつか見てみるも、ピンとこず

「ハウスメーカーではなく感性の合う建築事務所や工務店を見つけて注文住宅を建てる」が一応のこの段階での方向性になったので、今度は実際に検討しようと思っている地域の土地事情を見に行こう。ということで次は対象地域の不動産屋に行ってみました。なんとなく注文住宅を考えていること、いったんこのあたりの土地がどんな条件か見てみたいこと、などを伝えていくつか提案してもらいました。

結論としては、このタイミングで不動産屋に行くのはあまり良い手ではなかったな、と思っています。というのも、土地をみてもそこにはただ殺風景な空間が広がっているだけで、そこに理想の家が建って生活しているイメージがまったく湧かないので、「うーんなんかよくわかんないね……。」で終わる可能性が高いからです。

もちろん訪ねた不動産会社が建築事務所や工務店を紹介してくれる場合もありますが、こだわりが強く仕上がりに対する好き嫌いが激しい私のようなタイプは、土地より先に気に入った建築会社や工務店を見つけるほうがよいみたいです。

ということで、次からはピンとくる家を作ってくれる会社を探すべく検討を進めていきました。

長くなってきたので続きはまた次回。

今後の展開。(迷走中)
・ピン!と来たリノベ会社のオープンハウスへ
・中古リノベ前提の戸建てを探す
・場所を重視した戸建て or マンションを探す
・リノベ前提のマンションを探す
・新築物件をDIYするのはどうか?
・やっぱり戸建てでリノベしたいから郊外に行く……?


検討地域・予算・家に求める条件(妄想)・検討メーカーリストと感想

住宅購入の検討を始めてから、Notionにひたすら情報や欲望を集めて、妄想をパンパンに膨らませていきました。こちらは現在進行系で情報追加中。

具体的な検討地域、予算感、家に求める細かな条件のリスト、これまでに検討に上がったり実際にやりとりをした建築会社や不動産会社のリアルな感想など。ここの会社は正直イマイチだったな、というネガティブな話もここだけに書いています。

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