家族みんなで、総力戦だ。
今日病室から見えた風景。しんしんと降り積もる雪とはまさにこのこと。一日中着実に降りつもり続けていた。
今日は入院して2クール目の抗がん剤投与。アバスチンという、がん細胞が自分で血管を作り成長することを阻害する効果のある薬を新たに追加するための入院だ。
こんな雪の中なので、車で30分ほどの病院までの道のりも一苦労。運転スキルに自信がない私は雪道の運転ができないため、病院までの送りはおばが、迎えは父が。息子は一時預かりで久しぶりの保育園。そして母は入院して抗がん剤投与。と、母の闘病は家族・親戚みんなで総力戦だ。
母は抗がん剤治療に対して弱音を吐くこともなく治療と向き合った。息子は慣れない環境で1日頑張ってコテンと寝た。父は帰り道、ホワイトアウトする中運転を頑張った。みんな、それぞれに頑張って1日が終わる。
終わりの見えないこの治療という戦い。母ががんだと分かった時、旦那が言ったのは「マイナスをゼロに戻す戦いだ」ということ。大変さを乗り越えても、そこにあるのはみんなが普通に当たり前に手にしている日常。
それを取り戻すまで、みんなで、力を合わせて、頑張ろう。
家に帰るなりソリにのって遊びたいアピールする息子。
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