母、カミングアウトをし始める。

最近、復職が近づき、母が少しずつ日常を取り戻し始めている。

先日、病気がわかる前までは定期的に通っていた地元のエステ店に、半年以上振りに化粧品を買いに行った。
突然来なくなったことを心配していたお店の方に、病気のことを話したみたいだ。
これまで、話が広がりやすいこの地元の町では、母自身が病気であることをひた隠しにしてきた。
しかし今、復職時期を前にして、元々関わりのあった人たちとの繋がりを少しずつ取り戻し始めているようだ。

そして今日も、久しぶりに自分の服を買うために、常連だったお店に行き、服をがっつり買ってきた笑。
そこの店員さんにも、病気のことやウィッグなことを話したらしい。

母自身が、笑って病気のことを話せるようになったことは大きな1歩。
それに加え、自分のためにエステに行くこと、自分のための服を買うこと。
そんな、病気であるに問わず、自分自身のために綺麗でいる努力をまたし始めたことが、私はとても嬉しく思う。

長く付き合う必要がある病気だからこそ、それも自分自身の一部と認めること。普通のこととして誰かに話せるようになることって、この先を考えたら本当に大事なことのように思う。

相変わらず、咳、鼻水が止まらない息子。母にこれ以上移さないようにしたい。

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