再発?転移?…久々の病院付き添い
今日かなり久々に母の通院に同行した。
実は秋頃から度々首が痒いと話していた母。その都度薬を塗ったりクリームを塗ったりしながらごまかしごまかし。
タートルネックや巻物をすると痒くなり、薬を塗ると落ち着いていたので、皮膚の表面の話だろう。と思っていた。一方で、手術前母はリンパ節転移をしており、鎖骨に腫瘍が出来ていた。その時も首が痒いと話していて、その時と重なりずっと気になっていた。(腫瘍は抗がん剤と放射線治療で目に見えるレベルではなくなっている)
ここ数ヶ月自分の仕事も忙しく、やりがいを感じながら走っていたので、どこかで立ち止まりたくないなという感情も正直あったと思う。深刻に捉えて、また母を落ち込ませたくない気持ちもあった。
そんな中、今朝、母が実は口の中に違和感があって変な感じがするんだよね、と言い始めた。今日は診察とアバスチン投与の日だったので、口にする気になったのだろう。
これは…またリンパ節に再発?もしくは喉や口腔内に転移とか?嫌な予感が頭をよぎりまくり、不覚にも朝ごはんを全く食べれなかった。
ついに来たのか?再発してしまったの?
不安が止まらなくなる。口に違和感が…と話す母の目も潤んでる気がして、きっと言うの怖かったんだろうなと思う。
午前中急ぎの仕事は無かったので、急遽久々に病院へ同行することにした。
主治医の先生とも久しぶり。診察室に入った途端に、何かあってきたのか?と聞かれ、そうです!と答える私。
血液検査の結果と腫瘍マーカーの数値も問題ないため、治療OKとのことだが、母から首と口の件を伝え、私からちゃんと検査したいと重ねる。
先生としては腫瘍マーカーも上がっていないし、検査する根拠が無いんだよなぁと言いつつ、ゴニョゴニョ。何やらパソコンの画面と向き合い、作業が続く。
ゴニョゴニョ言いつつ、来週CTの予約を入れてくれた。更に、喉なら耳鼻科だなと耳鼻科の予約も入れてくれた。
CTは春頃撮ろうと思ってたけれど、前倒ししてくれるとのこと。
久々に出てきた娘の圧?に負けたか。笑
診察後、アバスチン投与し、はじめての耳鼻科の診察。初めてお会いする耳鼻科の先生だったが、とても朗らかな雰囲気で優しく教えてくれる。こんなに笑顔向けてくれる先生も中々いない。
内診や触診のあと、鼻からカメラを入れ喉の中を見る。私もモニターに映る母の喉中を見学した。
結論、綺麗な喉で特に異変は見つからないとのこと。
たまに更年期障害的に喉の違和感を訴え、調べてみるとなんとも無い人がいるので、子宮を取りホルモンバランスが乱れた結果なのかも?と。
その先生の明るさと、現時点では問題無さそう、という事実で、心から安堵。
正確には来週のCTを撮ってみないとだけれど、モヤモヤは少し晴れた。
とは言え、一瞬のうちに母と闘病した一年前に気持ちがタイムスリップ。
もしもまた何かあったら、ちゃんと現状把握して、治療の選択肢を理解して、どこでどうするべきか考えて決めるのみ。
もしも母がまた苦しくなるなら、私もまた母の優先度を最優先にして動くこと、などを気づくと考え、色んなケースをシミュレーションしていた。
そうなったら、今の仕事もセーブしなきゃな、ということも頭を巡った。今私が経営者の方や、学生と関わってやっている仕事は基本的に熱量がないと出来ないのだと思う。自分に熱量がないと、誰かに何かを気付いてもらったり、行動を変えるきっかけをつくったりはできないから。もし母がまた抗がん剤をはじめとする辛い治療と向き合うことになるならば、私の熱量は母の闘病と共にある日常をよりよいものにすることと、息子の健康と安全を守ること、その2点のみにそそぐことでいっぱいになってしまう。
でも、万が一そうなったら、私は母と息子を優先する。仕事はセーブないしは一時休止する、それでいいのだ、と思う。そこは迷いなくそうしよう。
そのために、ここに私はいるのだし、母が元気でいてくれるから、今仕事ができている私にとってそんな日常が「奇跡」なのだと改めて気づかされる出来事だった。
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