手術から1年。

(下書きに保存したままになっていたものを更新するので、少し時系列がおかしい)

昨日でちょうど母の手術から1年が経った。
1年おめでとう、でもないし、やっと1年だね、という感じでもない。

よく言われる生存率は手術の日からカウントされると聞いたんだけれど、その日、だということは、母も気付いているだろうし、父はどう思っているのか分からないし気にしていないと思うが、私は気にしていた。

でも、だからなに?とも思う。
だから、1年だね、なんてことは会話もしていない。

母が病気になって知ったのは「日常」がなんと尊いものか、ということ。何も変わらない、何の変化もない日々は退屈なのではなくて、それだけで幸せなのだ、ということ。

母の手術をきっかけにこのnoteも始めたので、私のnote歴も1年といったところか。

私にとってこのnoteは「吐き出したくても吐き出せない」「辛い苦しいと思っても言えない、口にしたくない」でも、あふれ出る気持ちをぶつけ、整理して、そして少し前を向く場になっていたように思う。

まだ1年。もう1年。去年の年末年始の母は抗がん剤1回目の真っただ中で、とにかく辛そうで。クリスマスも年越しもあったもんじゃなかった。

今年は家族で(私と息子がインフルエンザにかかるということはあったけれど)クリスマスケーキを食べて、家族で紅白を観れて、何でもない話をできて、そんな「いつも通り」の年末年始を過ごすことができて幸せだ。

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