シェイプオブウォーター

タイトルは有名な映画から。

雨が降ったり気圧が変わるとゲロゲロだ。
目眩はするし息苦しくなるし。

高山病て経験したことないけど、似てるのかなあ?気分的に酸欠になるの。

水というレイヤーが自分にだけかかってきて、空中なのに水の中で息をさせられているような生き苦しさ。

それと重力。
2倍以上には感じてると思う。

お味噌汁すすろうとしてさ、唇の重さを意識したことある??

ふつーないよね。

食べたいのに、唇を開ける動作が大変。
オペレーションがまずそこからスタートなの。

ふつーは意識しなくても味噌汁くらいすすれるし、スマホ見ながら食べるくらい無意識で「食」って進むよね。

唇開ける。
噛む。
飲み込む。

具合悪い時はこれがなかなかの作業なんだよ。

こういうとき思うんだ。

シェイプオブウォーターに主演した女優さんは、口がきけない夢みがちな清掃員の役だったんだけど、監督に

「実は自分が人魚なんだって気づいてない女の子の物語」

って言われたらしい。
(うろ覚えです)

ちなみに私はカナヅチだから確実に人魚じゃない。
いくら何でもそれはわかってる。

けど、感覚が事故前とは大きく変わっていて、人間と、少し両生類の皮膚感覚を持ったんじゃないかって想像したりする。

雨や気圧を皮膚から感じ、感覚のすべてを大気にもっていかれる。

カエルなら雨を喜ぶんだろうけど、
私の体はまだ歌おうとしない。



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