見出し画像

短期退院9日目

婦人科嫌いの話し

12月かまとと小町の本番終わり、
いつも通りの血液内科と婦人科の診察に行った。
私の病院は大きい総合病院なので
同じ建物の中に色々な科がある。
いつも最初に血液内科にいき、
そのあと違う階の婦人科に診察を受けていた。

血液内科の主治医(男性)はいつも
『気になってることはない?』と聞いてくれる。
私はいつも『ありません』と答えていたけれど、
本当はずっと胸のしこりが気になっていた。
でも、先生に言ってしまうと
ここで見せなきゃいけなくなる……
男性の医者に見せることが嫌だった私は
婦人科の先生(女性)に診てもらおうと決めた。

婦人科はどうしても好きになれない。
独特なあの診察台も好きじゃないし、
診察頻度がそう多くない私は診察も3ヶ月毎ぐらいで
先生が勝手に変わっていることが多々あり、
その度に診察台に上がれと言われるのも嫌だった。
基本的には優しい先生が多いけれど身構えてしまう。
その時の先生は正直大嫌いだったけれど
どうしても女性の先生に相談したかった。
診察を終えて先生から
『何か気になることは?』と聞かれ、
私はついに
『胸にしこりがあるんです』と切り出した。
すると先生は
『そう、どうしても気になるようなら言って下さい。
乳腺外科を紹介します。他は?』

『ほか?……ありません。』
『じゃあ、今日はこれで。お大事に』

この先生からの返答に私は困惑した。
これは……その程度ってことなのか?
診る必要もないこと?
しこりがあるってみんな同じ?

今思えば、この先生はクソ医者だった。
先述した通りこの先生も勝手に変更になった先生で
出会った最初の診察で、
私が診察台に乗りたくないというと
『見せられない理由でもあるんですか?』
といわれた。そんなことを言う人は初めてだった。
見せられない理由なんてない。ただ嫌なんです。
来れば勝手に先生は変わってて
その度に診察台に乗せられて
見ず知らずの人の前で脚を広げる私の気持ちが
先生に分かりますか?今日は診察台には乗りません。
乗りたくありません。と伝えた。
患者には患者の意思がある。
やりたくないことは断る権利もある。
どうしても必要な診察なのであれば
その必要性を伝えることも医者の仕事だし、
毎回診察台に乗せられることにもうんざりだし、
病院の都合で先生が変わっているんだから、
いちいち診察台に乗らなくて済むように
カルテに書いて共有しとけよ!と思うわけです。

愚痴になってしまったけれども。笑笑
そんなこんなで大嫌いだった先生。
でもその先生がクソ医者で、
私が申告した異常をスルーしてくれたおかげで
私は2月のPlant M と3月のボラ☆ボラに
出演することが出来たわけです。
そして私は『やっぱり変だ…おかしい。』と思い、
4月の最初の診察でやっと血液内科の主治医に
異常を伝えることができ、
いつも通りのルーティーンで行った婦人科の診察は、
また知らない先生に変わっておりました。
……おい!!!コロコロ変えんな!!!笑

あの時、先生がスルーしてなければ
私はもっと早く入院していたと思うし
お芝居には出ていなかったと思います。
どうしても出たいお芝居だったから
出演できて良かったけど、
あの先生だけはまじで許さん( ̄∀ ̄)笑笑
嘘です。お芝居出れてよかった。
むしろ先生ありがとう笑笑


白血病の私はコロナや特発性大腿骨頭壊死症などで働くことが難しいのが現状です。頂いたサポートは医療費や生活費として大事に使わせて頂きます。私の経験がお役にたてば、応援して頂けると幸いです😌