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押しても押しても進めないアナタ(ワタシ)へ

旧Twitterにて知り合った格闘技ドクター二重作拓也さんの新著『パフォーマンス医学』を拝読した。

「演劇の学校」のワークショップでも、イメージを変えることでのパフォーマンスの変化を体感させてくださった二重作さん。

この本においても、「身体をつかう、すべての人」に向けて、それをいろんな例を出して共有してくださっている。特に(私含め)「身体をつかいたい、けどやり方がわからずつかいきれていない」という人にとっては、読むと新しい扉が開くのではと感じられる一冊である。

この本では、各自の「こうなりたい」へのアプローチは一つではないことを教えてくれる。発想の転換でこれほどまでに人は思いがけない力を得るのかという驚きがこの本にはふんだんに詰まっている。

少しばかり実践例を挙げると、私はつい先日主催・出演した舞台において、一人で「架空の相手に突き飛ばされる」芝居をする必要があった。

元来運動が苦手で怖がりな私。頭ではイメージできていてもつい先に身構えてしまったり腰が引けてしまったり。そんなときにこの本を思い出して発想を転換。「突き飛ばされる=押される」ではなく「後ろから思い切り引っ張られる」イメージでやってみた。それが結果どうなったかについては、11月末まで配信映像を販売しているので是非そちらで見届けていただけると嬉しい。笑

この本は「自分が見た景色をシェアして読者にもっと先の景色を楽しんでほしい」という懐深い二重作さんからのたくさんの言葉(想い)に溢れている。「どうなりたいかからの逆算」という言葉が私には一番響いたが、貴方の印象に残るのは一体どの言葉だろうか。拙い感想で恐縮だが、これをきっかけにご一読いただけたら、本当に嬉しい。

photo by harry

酔ひどれ船主宰 OL役者 西嶋咲紀

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