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[源氏物語21] 空蝉の夫が光源氏の屋敷へ挨拶にくる。空蝉との関係がバレたか!?

子供もわかる!? 源氏物語
光源氏君と12の花めぐり

源氏物語「空蝉」のお話です

あらすじ

光源氏が17歳の夏、空蝉という人妻に恋をしてしまうお話です
恋愛経験が少ない空蝉は、年の離れた裕福な伊予介と結婚しました
夫と年が離れていたので心がときめくことがありませんでした
しかし、偶然、空蝉が住む家に泊まりにきた光源氏と忘れられない一夜を過ごしたのです
光源氏から恋文をもらうのですが、人妻なので返事を返すことができませんでした
それでも、空蝉に逢いたい光源氏は何度も手紙を送ったり、逢いに行きました。そうしたら、空蝉の夫が光源氏の屋敷にやってきたのです。

ぜひ、Youtube版も見てください!

伊予介よ、何の用だ?平静を装うとする光源氏

伊予介が仕事先から京都へ戻ってきて、光源氏の二条院に挨拶にきました
光源氏「遠方からお越しいただき、ありがとうございます」
伊予介「いやー、光源氏殿。妻の弟を面倒みていただき、ありがとうございます!」
伊予介は仕事先の地方の土産話や船旅の話などしてくれました
光源氏、伊予介のことを年寄り扱いしていましたが、実際に会うと思ったより、若々しく活気があって、いい男だと思いました
空蝉が自分に見向きもしなかったのを悔しく思います。

伊予介の妻に何度もしつこく迫ってしまったので、後ろめたく、伊予介のことを直視できません

軒端の荻は別の男性と結婚するらしい

伊予介「私の娘は年頃ですから、適当に婿をみつけて、そろそろ結婚させようと思うます」
軒端の荻は結婚するようです
光源氏は伊予介の娘にも、僕の虜にしてしまったので罪悪感を感じてしまいました
調子のいい男です。

空蝉が伊予介と地方に行ってしまう

伊予介「実はですね、今度は妻も地方に一緒に連れて行こうと思います」
と、言い残し帰っていきました

空蝉が伊予介と地方に行ってしまうと、もう逢うことができません
光源氏は落ち込みました
姉君の小袿を抱きしめて、姉君とのある夜のことを思い出します

空蝉は初めて光源氏に手紙を書く

姉君に別れの手紙を書き、小君に渡しました
姉君は夫と地方に行くので、もう光源氏と逢えなくなるのが寂しくなりました
姉君は、初めて光源氏宛てに手紙を書き、小君に託しました

光源氏「小君くん、姉君に手紙を渡してくれた?」
小君「はい」
小君「これは姉君からの手紙です」
光源氏「そう...」
光源氏「えっ!????」
光源氏「姉君から返事を預かっているの?」
あんなに手紙の返事を返してこなかった姉君から手紙の返事があったので光源氏は驚きました


初めて姉君から手紙をドキドキしながら読みました
綺麗な字で、真心こめた素敵な手紙でした

光源氏と空蝉の恋が終わる

光源氏は、空蝉は強情でつれない女だったけど、素敵な人だと思いました
光源氏と空蝉の恋は、これにて終わりましたが

それからも、小君を通して、こっそり空蝉や軒端の荻と手紙のやりとりしてるようです。

光源氏君の玉手箱

光源氏君の玉手箱を見てみましょう!
今回は軒端荻から荻の宝石を貰いましたね
5つ目の花の宝石です

空蝉編 おわり

空蝉は光源氏のことが気になりますが、人妻なので光源氏に逢うことも、手紙の返事も拒み続けましたね。
ちょっとだらしないけど、可愛い軒端荻ちゃんを描くのが楽しかったです!

次回は、頭中将が右大臣の娘と結婚するお話を書いていきます!
右大臣や四の君が初登場~
6月中旬に公開予定

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