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[源氏物語6] 恋の座談会(3)頭中将の恋人と子供が行方不明になっていた

帚木のお話です 恋に悩む光源氏(ひかるげんじ)が、頭中将(とうのちゅうしょう)、左馬頭(さまのかみ)、藤式部丞(とうしきぶのじょう)の4人でお付き合いするのにおすすめな女の子、恋愛の失敗談など話し合います。 これをきっかけに光源氏は中流貴族の女の子に興味を持ちはじめます。 どんな恋バナがでてくるのでしょう。
ぜひ、Youtubeの動画版も見てください♪

頭中将のエピソード

頭中将も昔の恋人について語りだしました
頭中将:私もね、昔お付き合いしていた女性がいたのだけど(悲しい顔)
頭中将:妻が彼女に嫉妬して、その子を脅したみたいで
頭中将:その子は気が弱い子だったから、どこかに姿を消してしまったよ

頭中将:一度だけ撫子の花を添えて手紙をくれたんだ
光源氏:手紙にはなんて?
頭中将:山里にひっそりと住む私のことを忘れても、幼く可愛い娘のことは忘れないでください
頭中将:その子と間にまだ幼い女の子もいたけど可愛かったな
頭中将:手紙を頼りに、一度だけ会うことができたけど、また姿を消してしまったんだ

頭中将:今は何をしているかも分からない、心配だよ
頭中将:行方を探しているんだが見つからない、もう一度あの子に会いたいな

光源氏:えっ?
思っていたより、重い内容だったので何も言えなくなりました

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